人事からみた採用とキャリアアップの実情

長年の採用・教育経験から新卒就活、転職、シニア転職、キャリアアップを企業側からの目線で情報発信していきます 

2023-01-01から1年間の記事一覧

炎上を好むホット派

群れで生きる人間 人は社会的に不道徳なものが許せず、常にはみ出した人を攻撃する人達がいます 私達の脳は石器時代からほとんど進化しておらず、群れで行動しなければ生きていけないという本能は強く残っています よって『群れを混乱させる・危険にさらす人…

60歳からの労働期間延長

70歳まで働くはスタンダードになる 60歳定年後も働く人が年々増え続けています 60歳でリタイアすることを『プチFIRE』と呼ぶらしいです 「60歳で働かなくていいなんて羨ましい」とプチ贅沢な人生のようです 総務省の調査によると60歳以上の就…

妄想に不安を抱く

未来のことに多くの脳のエネルギーを使う 人はまだ起こってもいない未来のことに脳を43%も使うそうです 「人生100年時代になる」と言われれば 「少子化もあいまって年金が危うくなる」という声が上がり 「労働期間を延ばせばいいだけのこと」と経済学…

変化をもたらす3人の人物

意外に人は改革を求めていない 私達は生活をしていると 「日本はこのままじゃいけない」 「国には何とかしてほしいことがたくさんある」 「今の内閣じゃだめだ!」 などなど変革・改革・革命を求める声を多く耳にします 人は大きな改革を望んでいる・・・と…

日本の未来は明るいのか?

情報民主主義の社会にはなったが 『日本の未来』 気になりますよね・・・ 人間はいつまで生きるのかわからないし、さらにその先まで生きる子供たちの未来はどうなるのだろう?と考えてしまいます 大手メディアは日本の企業・政治の良い点は取り上げません 元…

日本人の給料って低いの?

稼げる職業も変わってくる X世代の私の世代は大学で、稼げる資格は『文系は弁護士』『理系は医者』とハッキリ言われてました 当時弁護士になる司法試験の受験者は4万人で、合格者は1500人前後ですから「司法試験の合格率は3%」です 司法試験を受けよ…

運動は重要とは言うけれど

運動は継続が大変 「これとこれ、すごくいい本で、この通りにすれば脳は活性化し、健康で若々しくいられると思うよ」と2冊の本をくれた同僚がいます 「そんなにいいなら貴方がこの本を実践すれば・・・」というと「2冊とも運動はマストと書かれているんだ…

脳が老いない秘訣ってなんだ?

老いるってなんだ? 女性に対して男性はあまり老いに対する対策をしません それでも同じ還暦でも見た目がけっこう違います 以前スーパーエイジャーという80歳でも素晴らしい頭脳の冴えと若々しい身体能力をもつ高齢者は何をしているか?というブログを書き…

墓じまい

石屋さんのボヤキ 墓じまいを考えている親戚に頼まれて近所の石屋さんに行ったとき「最近は墓石が全く売れずに、墓石の撤去の依頼ばかりだ!」とぼやいていました 2040年には寺院の4割が消滅すると言われています お寺の檀家離れも進み、経営難に陥る寺…

新入社員がすぐ辞めちゃう

すぐに人が辞める 前回Z世代の扱いずらさを述べましたが、とにかく本社から送られてくるのは「Z世代を定着化・育成・戦力化」などの内容が多いです 「Z世代に対してX世代以上が注意すべき点」のような内容もしばしば発信されてきます 私の席の周りはX世…

Z世代は扱いずらい?

管理職の1/3は扱いずらいと感じている 「Z世代に合わせた教育・研修」 「Z世代に合わせた採用」 社内ではZ世代に標準を絞った考え方が多いです この世代が10年後・20年後に社内の中心になることを考えれば『未来を担う社の宝』というのはよくわかり…

人口増加はいいことなのか

仕事があるは超重要 私はここ数年はリゾート部門の採用をしていますが、室内清掃やレストランの洗い場などのパート、アルバイトの人員が本当に足りません 採用情報誌の担当も「コロナ後は人手不足が深刻」と言います 新卒や正社員採用よりも現場の人手不足採…

Z世代からα㌁世代へ

人間にもニュータイプはある ウクライナで戦争が始まってから「第〇世代戦闘機」とか「第〇世代戦車」などをよく耳にします 造られた時代背景と技術進歩でコンセプトも性能も違うということから世代で区別しているようです 人手不足でとにかく即戦力が欲しい…

長くなる老後の労働を考える

シルバーが多い会社は増える 私が以前いた会社で地方の企業をM&Aした会社があります 最盛期は4支店ほどあったようですが、現在は本店のみで70歳以上がほとんどの会社です その時に一緒に地域マネージャーをしていた元同僚Hから久々に連絡がありました…

年金の課題と労働信仰

年金問題は燃える フランスでは年金引き上げ問題が暴動に発展していました 年金支給年齢を62歳から64歳に2年引き上げようとするマクロン政権に対して激しい反発が起きています 日本も過去1994年に基礎年金・2000年に厚生年金の比例報酬分を段階…

ポジティブ思考とメタ認知

ポジティブがいい?? 私達は「ネガティブよりポジティブの方がいい」となんとなくわかっています 「何かあった時、うじうじ考えてるより明るく前に進む方がいい」 「会社が悪い!政府が悪い!社会が悪い!など周りのせいにせず、自分で考えて動いた方がいい…

変化の加速した時代に適したZ世代

気が付けば消滅している 「ググるって言葉、もうすぐ使わなくなりますね」 チャットGPT4.0の登場をみた新入社員に言われました 3.5から4.0・・・レベルの違いも驚きですが、なによりその進化スピードの早さに脅威をおぼえます 「金曜ロードショーって…

家柄重視から学歴重視・・次に来るのは・・

社会変化と人の価値 動物の群れでは1番強い動物がリーダーになります 人間社会も大昔は『腕力』が一番強いものがトップになっていたと思いますが、中世当たりの成熟した社会では『家柄』が重視されるようになります 家柄により進学できる学校や結婚相手が違…

スーパーエイジャーを目指せ

同じ年齢でもだいぶ違う 私の母親はよく老後に備えて「貯金と貯筋をしておけ」と言っていました お金以上に筋肉が衰えた老後は辛い・・・と自覚したんでしょう これを主張する人は多く、特に足の3種類の筋肉と腹筋はマストのようです 会社でも60代の人に…

口は1つ耳は2つ 私達は喋りすぎ

カウンセリングのスキルをもっと身近に 社会人としてキャリアを積み重ねていくと『発信力』は磨かれていきます 朝礼をやる立場になったり、チームのリーダーでミーティングをする立場になったり、プレゼンをしたり、苦境でも何かしらの方針を出さなければな…

老いても子に従わない

気が付けばシニアばかりの会社に 日本経済の冷え込みが本格化しだした2000年、一緒に支店長になった同期のKがいます その年に新任で支店長になったのは私とKの二人だけで、新たに支店が増えたわけではなく、2名の支店長が降職になったからという寒い…

人間関係のストレスを軽くする

10人いたら1人は嫌ってくる ストレスの多くは人間関係から生じるものが多いようです まったくストレスを感じない他者もいますが、大いにストレスを感じる他者もいます ユダヤの教えで『2:7:1の法則』というものがあります 10人いたら 1人は自分の…

確かに変化は苦痛だ

臨界期を過ぎると変化を嫌う 脳生理学では『臨界期』と言う言葉をよく使うそうです 『正しい時期に刺激を受けなければ正常な機能が発達しない』 その時期を指して臨界期と言うようです たとえば、猫の子供に生まれてすぐ目隠しをする そのまま45日間、光の…

『自己責任』という呪縛

最近頻繁に聞くようになっいた「自己責任」 株をやっている同僚が「もう年金がいくらに減額されても大丈夫!ETF(株)だけで生きていける」と言っていました いわゆる4%ルールで十分な額に達したのだと思います 「人口の多い団塊ジュニアが高齢者になる頃…

上のふり見て我がふり直せ

新入社員は人間観察を良くしよう 4月で社会人になった方は、必死に研修に食らいついている状態だと思います 新卒採用は企業にとっては「高い買い物」であり「企業の将来を決めるもの」でもあり、研修は長くなりがちです 「この仕事は一人前になるまでにかな…

組織を腐敗させるマニュアルがあった

今川義元と徳川家康 徳川家康が今川義元の人質だった頃、家康の才覚を見抜いた義元は家臣たちに家康を「いましめろ!」と命令を出します 幼少期につぶしておけという魂胆です 「いましめろ!」と言われた部下たちは家康に厳しくあたります 数年後それを知っ…

生活の中にある光と闇

生活には光と闇がある 『母という呪縛・娘という牢獄 』という齊藤 彩さん著の本があります 受験をめぐる娘による母親殺害の事件の記録です 娘のあかりさんは幼少期から学業優秀で中高一貫の進学校に通っていたが、母・妙子さんに超難関の国立大医学部への進…

人事や親が知るべき若者の就職観

昭和の就職観は風化していく ここ10年ほど新入社員と話していると「就職観が年々変化しているな」ということに気づかされます 特に親との就職観の違いです これから日本を支えるZ世代の親は、その多くがバブル経済崩壊後の日本を支えたX世代です Z世代…

狩猟民族型優位の時代

狩猟民族と農耕民族 人類史を600万年と考えた時、そのほとんどが狩猟採集生活です 定住生活でなく、農耕も牧畜もなく、獲物をとって、食べられる植物を採って、その日食べられるだけ食べる生活です 現在、キャンプが人気ですが、その時代の遺伝子がまだ残…

陽方向にばかり着目し陰方向は見たがらない

東洋哲学は素晴らしい 私がよく使う言葉に道教思想からくる『一極二元論』があります 『一極二元論』とは「ひとつの極は陰陽二方向に進む」という考えです 人類は「飢えのない社会」の仕組みを創り続け「病気の治療法」に取り組み続けました 健康・長寿とい…