人事からみた採用とキャリアアップの実情

長年の採用・教育経験から新卒就活、転職、シニア転職、キャリアアップを企業側からの目線で情報発信していきます 

2023-04-01から1ヶ月間の記事一覧

老いても子に従わない

気が付けばシニアばかりの会社に 日本経済の冷え込みが本格化しだした2000年、一緒に支店長になった同期のKがいます その年に新任で支店長になったのは私とKの二人だけで、新たに支店が増えたわけではなく、2名の支店長が降職になったからという寒い…

人間関係のストレスを軽くする

10人いたら1人は嫌ってくる ストレスの多くは人間関係から生じるものが多いようです まったくストレスを感じない他者もいますが、大いにストレスを感じる他者もいます ユダヤの教えで『2:7:1の法則』というものがあります 10人いたら 1人は自分の…

確かに変化は苦痛だ

臨界期を過ぎると変化を嫌う 脳生理学では『臨界期』と言う言葉をよく使うそうです 『正しい時期に刺激を受けなければ正常な機能が発達しない』 その時期を指して臨界期と言うようです たとえば、猫の子供に生まれてすぐ目隠しをする そのまま45日間、光の…

『自己責任』という呪縛

最近頻繁に聞くようになっいた「自己責任」 株をやっている同僚が「もう年金がいくらに減額されても大丈夫!ETF(株)だけで生きていける」と言っていました いわゆる4%ルールで十分な額に達したのだと思います 「人口の多い団塊ジュニアが高齢者になる頃…

上のふり見て我がふり直せ

新入社員は人間観察を良くしよう 4月で社会人になった方は、必死に研修に食らいついている状態だと思います 新卒採用は企業にとっては「高い買い物」であり「企業の将来を決めるもの」でもあり、研修は長くなりがちです 「この仕事は一人前になるまでにかな…

組織を腐敗させるマニュアルがあった

今川義元と徳川家康 徳川家康が今川義元の人質だった頃、家康の才覚を見抜いた義元は家臣たちに家康を「いましめろ!」と命令を出します 幼少期につぶしておけという魂胆です 「いましめろ!」と言われた部下たちは家康に厳しくあたります 数年後それを知っ…

生活の中にある光と闇

生活には光と闇がある 『母という呪縛・娘という牢獄 』という齊藤 彩さん著の本があります 受験をめぐる娘による母親殺害の事件の記録です 娘のあかりさんは幼少期から学業優秀で中高一貫の進学校に通っていたが、母・妙子さんに超難関の国立大医学部への進…

人事や親が知るべき若者の就職観

昭和の就職観は風化していく ここ10年ほど新入社員と話していると「就職観が年々変化しているな」ということに気づかされます 特に親との就職観の違いです これから日本を支えるZ世代の親は、その多くがバブル経済崩壊後の日本を支えたX世代です Z世代…

狩猟民族型優位の時代

狩猟民族と農耕民族 人類史を600万年と考えた時、そのほとんどが狩猟採集生活です 定住生活でなく、農耕も牧畜もなく、獲物をとって、食べられる植物を採って、その日食べられるだけ食べる生活です 現在、キャンプが人気ですが、その時代の遺伝子がまだ残…

陽方向にばかり着目し陰方向は見たがらない

東洋哲学は素晴らしい 私がよく使う言葉に道教思想からくる『一極二元論』があります 『一極二元論』とは「ひとつの極は陰陽二方向に進む」という考えです 人類は「飢えのない社会」の仕組みを創り続け「病気の治療法」に取り組み続けました 健康・長寿とい…