人事からみた採用とキャリアアップの実情

長年の採用・教育経験から新卒就活、転職、シニア転職、キャリアアップを企業側からの目線で情報発信していきます 

退職理由 本音と建前

気を遣う退職理由 新卒で入社し24年間いた会社は退職者が出ると〈労働組合〉と〈社員相談室〉からそれぞれ退職者の自宅にアンケートが届きます 問題ありの管理職を調査するためだと言われています 場合によっては〈事故調査委員会〉という組織も動いたりし…

ビジネスで活躍する内向的な人

ビジネス有能=外交的という思い込み 社会人大学で3泊3日の『リーダーに必要な人間力』という授業を受けた時のこと、講師が『社内コミュニケーションを活発にするロールプレイング』を行いました 必ず、講義→ロープレ→レポートを繰り返しで進めていきます …

長生きへの準備

人生が長くなる問題 私が子供の頃は近所のお年寄りたちが「また寿命が延びた!まだまだ生きていられる」と喜んでいたのが記憶に残ってます 戦争が終わってから現在まで25年=四半世紀人生が長くなっています 特に今のミドルの女性は90歳を越えそうです …

世界が歪んで見える人達

何故か人が定着しない 私のキャリアで一番長かったのは営業部門ですが、次は採用教育部門です 採用にいると『若手社員の退職理由』に非常に興味をもちます 営業だと長期的な成績低迷が原因であることが多く、支店長時代も「売上が悪いと辞めてしまうかも?」…

裕福な国から貧しい国へ

近代日本の栄枯衰退 「日本は失われた30年から失われた40年に向かっている」 「安い日本」などいろいろ言われている日本ですが、日本は大きな壁を乗り越えて世界第2位の経済大国になったのです 大きな壁とは『資源が無い』ことです 太平洋戦争は「アジ…

2つの自己肯定感

脳科学が教育にも生かされ始めた時代 即戦力を求めるキャリア採用(中途採用)と違い新卒採用は原材料仕入れで、これから調理加工していくものです いきなり現場に出して仕事をおぼえさせる企業もありますが、大概は新入社員入社研修をじっくりやって、初年度…

就活生はSNSに用心した方がいい

新卒採用は3億円の先行投資 新卒で入社した会社で採用をやっていた頃「新卒採用は3億円の買い物」と役員に言われたことがあります 当時は終身雇用&年功序列が当たり前だったので、生涯賃金・退職金・年金企業負担分・企業年金・教育研修費・交通費・赴任…

脳の二院制と独裁制

脳は二階建て構造 人間の脳は大脳と小脳の2階建て構造です 大脳は「人の脳」小脳は馬の脳に似ており「馬の脳」と呼ばれるらしいです 小脳は生きることに直結した脳で動物は皆同じですが、人間のみ大脳が非常に大きく発達しています もちろん犬などにも大脳…

社会の中にいるモンスター

共存不可能な生き物 前回は完璧主義者を取り上げましたが、完璧主義者の場合は見方によっては長所、見方によっては短所でした モンスターペアレントという言葉ができてからもう何年たったでしょうか? 先日も子供のお遊戯を見に行った社員が「びっくりしまし…

完璧主義は素晴らしいことなのか?

完璧主義=パーフェクト? 完璧主義という言葉にどのようなイメージを持ちますか? 「仕事はミスなくパーフェクトにこなす人」 「細かくて重箱の隅をつつく人」 「ミスを極端に嫌い仕事が遠回りな人」 「大雑把な俺の天敵」 捉え方は人それぞれです 履歴書の…

口癖は運命を変える

東大行けるかも現象 2005年に放映されたドラマ『ドラゴン桜』のあとに『にわか東大受験ブーム』がおこり、東大にチャレンジする人が増えたそうです 3流高校の生徒が東京大学にうかるというドラマは「俺だって頑張れば東大に受かるかも」と高校生に希望…

いったいいつまで働けばいいのか

いつまで働く世の中になるの? どこの企業でも「70歳まで雇用する」の問題を水面下議論していると思います 寿命の延びと連動して75歳、または80歳になるやもしれません 巷で騒がれている「年金は無くなる」はまずないです そんなことをしたら日本は浮…

論破について考察する

論破と言えばソクラテス ギリシャの3大哲学者と言えば、ソクラテス、プラトン、アリストテレス でしょうか 特に西洋哲学の父と称されるソクラテス は現代で言えば『論破王』として有名です ソクラテスは「迷妄をなくし、誤りを見極めるためには議論を交わす…

思考は運命となっていく

マーガレット・サッチャー イギリスの新しい首相のトラス氏は2代目の女性首相と呼ばれています 初代の女性首相はマーガレット・サッチャーですがご存じでしょうか? 「女性のリーダーもどんどん活躍させよう!」という今と違い、まだまだ世界は男尊女卑で「…

侍の子供の教育はどんなものだったのか

江戸時代の教育とは 日本は長らく鎖国をしており300年遅れていたことになりますが、開国と同時にすごい勢いで先進諸国の文化・文明を吸収していきます これは日本の寺子屋で『読み・書き・そろばん』を教え込んでいたためだと言われています 知識を吸収・…

改めて感じる大義名分の大切さ

企画が却下され続ける日々 本社の営業企画部にいた頃、様々なイベントを企画する責任者でした 当然企画したイベントには経費が掛かります 「かけたコストは利益として回収しなければならない」はよくわかっています 営業部や商品本部の人たちは好意的でした…

脳をだまそう!

意外に簡単に騙される私たちの脳 前回、松下幸之助さんの言葉で「いい会社に入ったと言い続けよう」という話をしました 「会社が好き」という人は思いのほか出世します 一種の暗示のようです 女の子に「〇〇ちゃんは可愛いね」 男の子に「〇〇くんはカッコい…

アンチ労働

息子が無職を目指してる!と狼狽する親 前回は「企業への就職だけが労働ではない」という内容でしたが、労働を否定しているのではありません 団塊の世代から見たらFIREなど受け入れがたい生き方らしく、定年した前の会社の先輩に「息子が将来は株式投資…

将来独立するなら最初の就職はどんな会社がいいか

就職せずに起業はありだと思う 大学のキャリアセンターの方々と「最近の学生の就職への志向」を話していると「年々起業相談が増えている」そうです キャリアセンターの方々は生真面目な人が多いので「まず企業に就職しなさい!サラリーマンは安定している」…

キャリアは組織の時代から個人の時代へ

戦後しばらくは勤め先もなかった 先日、大叔父が会長を退き完全にリタイアしました 「なんで会社を作ったのかだって?勤め先が無かったんだよ」と語ります 兄が沈められた軍艦の鉄を引き上げる商売を始めます 軍艦の鉄は分厚く、鉄不足の当時は非常に高く売…

信仰心の深い人は幸運なのか

無宗教という自覚の強い日本人 日本人の場合「熱心に信仰している宗教がある」という人の方が少なく、逆に熱心に信仰していたりすると怪しまれたりします 日本古来の神道に大陸から来た仏教が共存しているというのが一般的な見方です 神道でみれば 「お正月…

定年再雇用を選択すべきか

「そんな死んだような目で生きなくていい」 とある元部長は60歳で役職を降り70歳までパートで再雇用する道を選びました 「住宅ローンもあるし、下の子はまだ大学生だから延長は助かる」と当初は言ってました いつも新入社員研修を講師として手伝ってもら…

運がいい人になりたい

運がいいってなんだろう? 人は割と瞬間を切り抜いて「今日はついてない」「運が悪い」と考えたりします ちなみに「自分は運がいい」「自分は運が悪い」と思っている人の宝くじの当たりはずれには全く差が無いそうです 運の良し悪しは感じ方・・・が真理かも…

鉄の凡人

問題児ではないけれど・・・ どこの組織にも問題社員はいますが、そのレベルは多くの段階に分かれます 最悪なのは懲戒免職などで解雇される人 そこまでいかずとも、遅刻が多い、よく欠勤する、ミスがやたら多いという周りに迷惑をかける人 隠れパワハラ等の…

レヴィン関数と人材の質

同じ人間でも環境で大きく変わる リンゴの木を青森県で育てるのか沖縄県で育てるかで育ち方が違います 同じくサトウキビを沖縄県でなく青森県で育てるとなると、暖房設備などが大変そうです 動植物には適正環境があります 本を読むのが好きな子供がいたとし…

テクノロジーの正体を知っておく

テクノロジーは少しづつ仕事を奪っている 「人の仕事はテクノロジーにどんどん代替えされていく」 「AIに仕事は奪われる」 頻繁に言われています 「でも国や企業はそうはいってないよね!コンサルタントや評論家の戯言じゃない?!」 ところが水面下で企業…

変化対応型の育成法

森英恵さんの大切にしたもの 日本のファッションデザイナーのパイオニア森英恵さんが96歳で死去いたしました アジア出身のデザイナーの名は西洋のファッションの中心地でほとんど知られていなかったにもかかわらず、世界で活躍したファッションデザイナー…

アメとムシ

人財育成に優れたパターン 前回に引き続き「日本人気質に合った人材育成」を考えてみたいと思います 親や管理職や人を教育する立場の人は「どう育成するのがいいのか?」と悩んでいると思います 東洋には性善説・性悪説などもあり「人は自主的にいい仕事をす…

日本人とセロトニン

日本人を知るには・・・ 「日本人ってどんな人種?」「日本人の特徴は?」と聞かれたら何と答えますか 「島国だから保守的」 「侵略された歴史が無いのでお人好し」 ○○だから■■・・・という言い方を私たちはよくします 脳科学者の中野信子さんは『セロトニン…

竹には節がある

竹は節があるから強い 本田技研の創業者・本田宗一郎氏の言葉です 竹には節がある その節があるからこそ雪にも負けない強さをもつ 企業にも節がある 困難な時が一つの節だ この節の時期が大切だ 竹の強度は一定の間隔で存在する節目によって支えられています…