採用を考える
学歴フィルターは都市伝説ではない 「当社は人物本位で採用をしておりますので、学校名にはこだわっておりません」 と大概の企業は述べると思います 企業は人という細胞で出来ているので、利のある人を採用するのが企業にとってもメリットがあります 「人物…
学校名不記載で面接したら大反響 最初の会社の社長は、私にはみじんも見せませんでしたが、部長・本部長には見せる顔で「非常に出身大学名を重視する」人だったようです 次の会社の社長は小さい会社ということもあり、全くその辺は気にしませんでした 非常に…
どの世代も希望の光であり毒でもある 人は皆、世の中を良くしようと取り組んでいき、世の中は少しづつ良くなっていきます 陽を目指して邁進していますが、陽に進んだ分、陰にも進んでいます 便利になった分、何かの能力が退化したり 医療や食糧不足の解消で…
すべてのスタートはどんな人材を獲得できたかということ 商品が売れない誰が悪いんだ! 「商品が悪いから売れないんだ」 「売り方が悪いから売れないんだ」 多くの企業で議論されてることかもしれません 営業企画部にいた頃は会議の時は、商品開発側と営業側…
人材の質は企業の生命線 「今年の新人は豊作」とプロ野球のドラフト会議が盛り上がってますね 『優秀な新人をどれだけ確保したかで組織の未来が決まる』はどこの世界も同じようです 「まったく!うちにはろくな新人が入ってこない!」と嘆く企業もありますが…
人手不足は深刻化し始めている タクシードライバーの定年年齢が80歳となりました たしかに旅行や出張に行った方々から「○○温泉はタクシー不足で困ったよ」などと聞くことが増えた気がします コロナ下でダメージを受けたタクシー業界ですが、コロナが開けて…
すぐに人が辞める 前回Z世代の扱いずらさを述べましたが、とにかく本社から送られてくるのは「Z世代を定着化・育成・戦力化」などの内容が多いです 「Z世代に対してX世代以上が注意すべき点」のような内容もしばしば発信されてきます 私の席の周りはX世…
昭和の就職観は風化していく ここ10年ほど新入社員と話していると「就職観が年々変化しているな」ということに気づかされます 特に親との就職観の違いです これから日本を支えるZ世代の親は、その多くがバブル経済崩壊後の日本を支えたX世代です Z世代…
ある支店のスタッフの問題 私が初めて支店長になったのは新潟県の中越地方にある絶不調の支店でした 私の前もその前も支店長は業績が悪く降職でした 当時は長引く景気低迷で支店が増えるわけではなく、誰かが降職をしないと私たちのような若手は支店長にはな…
なぜ生活困窮なのに生活保護を利用しないのか 「新しい資本主義の実現」などと言いながら、どんどん社会主義化しているように見えます 給料は伸びない分、失業率が低いのが日本の社会民主主義の良いところかもしれません 給料が伸びない分、失業率は低く格差…
餅は餅屋 Z世代ビジネスはZ世代に 昭和の日本人労働者を評してイギリス人は「ウサギ小屋の働き中毒」と言いました 粗末な家に住み、長時間労働をしている民族と見ていたようです バブル期の日本は「24時間戦えますか?!」というCMが流れており、学生…
ファンケルスマイルの素晴らしさ 前回、日本理科学工業の障害者雇用の話をしましたが障害者雇用に素晴らしい姿勢の会社は多く存在します 法政大学大学院教授の坂本光司さんは横浜にある株式会社ファンケルスマイルも紹介しています 化粧品や健康食品の通販会…
何故か人が定着しない 私のキャリアで一番長かったのは営業部門ですが、次は採用教育部門です 採用にいると『若手社員の退職理由』に非常に興味をもちます 営業だと長期的な成績低迷が原因であることが多く、支店長時代も「売上が悪いと辞めてしまうかも?」…
新卒採用は3億円の先行投資 新卒で入社した会社で採用をやっていた頃「新卒採用は3億円の買い物」と役員に言われたことがあります 当時は終身雇用&年功序列が当たり前だったので、生涯賃金・退職金・年金企業負担分・企業年金・教育研修費・交通費・赴任…
昭和の就職・令和の就職 前回は「就職するなら大企業は正解でなくなった」 前々回は「定年制&終身雇用はなくなっていく」という話でした さらにその前は「FIREを目指す人も増えている」という内容でした 男女差別はなくなり、年功序列もなくなり、外国…
自社のカラーを語れますか 毎年新卒用の入社案内を作成しています その時に一番苦労するのが入社案内の見開きに来る言葉『コンセプト』『理念』『キャッチフレーズ』などの 「どんな会社?」 「何を目指しているの?」 「この会社は何のために存在しているの…
感動した父親が子供に「おまえここへ行け」 よく社長の書いた本が出版されています 大概は理念だったり経営戦略だったりします 私の同級生もいたく感動した某社長の本を読み、娘に「この会社に行け!」と言い続け、娘さんも晴れて入社 私は内心「この子の大…
オンライン面接の実際 「オンラインでの面接は見逃す点が多い」 という面接官は多いです 人間はアイコンタクトで判断できる部分が多いのと、リアル面接なら入室から退出までのしぐさが観れます オンラインはシステム上アイコンタクトはできません ただ、オン…
未来は若者が作る 私が最初に選んだ企業は〈週休三日制を目指している〉〈30歳モデル賃金が高かった〉ことがポイントでした グループの関連会社は既に完全週休三日制でしたが、自分の会社は隔週週休三日にしかなりませんでした とはいえ、給料はまずまず高…
一昔前は参考程度だった適性検査 「面接ではよかったんですが、適性検査で不合格となりました」と言われたらどう思いますか? 「えっ、適性検査でそんなに人物がわからないでしょ?!」 「面接がほとんどのウエイトを占めるんじゃないの?」 「適性検査など…
ペットの好みも変化する 昔、私の祖父は猫の首根っこをつかみ持ち上げ「足がだらーんとする猫はネズミを捕るのが下手だ!」「おっ!この猫はいい!ピシッと足を折りたたむ」などと選別していました 猫はネズミを捕る能力が重視されていました 猫の採用基準で…
社会とのパイプ役 現在の会社は学校のキャリアセンター・就職課に顔を出す方針なので、私もよく学校には足を運びます 大学は就職のサポートに関する専門の部署が設置されていますが、専門学校や高校は担当の先生を決め対応しています 教育現場におけるキャリ…
サラリーマンという言葉はいつ生まれた? 明治時代は給与生活者と呼ばれていましたが、大正時代中期にサラリーマンという言葉が生まれます 企業はこのサラリーマンを採用→雇用するわけですが、その採用形式も学校を出たての社員=新卒採用 社会経験のある人…