人事からみた採用とキャリアアップの実情

長年の採用・教育経験から新卒就活、転職、シニア転職、キャリアアップを企業側からの目線で情報発信していきます 

2021-04-01から1ヶ月間の記事一覧

ハンセンのライフキャリア理論

キャリアの基盤に「生き方」という概念を置く 「生き方=ライフ」という概念をキャリアの基盤に持ち込んだのがハンセンの理論です Integrative Life Planning=「総合的人生設計」を1997年に著しました キャリア開発・プランにおいて 個人の満足だけでなく …

「学ぶ」は若さの薬

勉強法がいちばんの若返りのクスリ 60代でMBA(経営学修士)を取得し 3つの分野で博士号も取得 70代になってからは講演で全国を回っている佐藤富雄さんは「脳はどんどん成長し続ける」と主張しています 「50歳の時より75歳の今の方が格段に脳のスペッ…

老化は気から

加齢はあっても老化はない 60歳を迎える前の社員に対して「今後の働き方をどうするのか」というキャリアカウンセリングをしています 還暦を迎えると「もう人生しんどそうだな~」と見える人と「新入社員よりハツラツとしてて若いな~」と見える人でかなり…

シュロスバーグの理論

人生の転機とキャリアの転機 新入社員研修で「乾物屋」って知ってる?と聞くと この3年間知ってる人は0人です 20年前でも200人中10人以下でした 逆に30年前の人にコンビニを説明するのも一苦労です 社会に求められる仕事は変化していきます 環境…

抑うつ症状への対処法

うつ病は心の風邪 うつ病は「心の風邪」と言われるくらい、誰でもかかる可能性が高い病気です 抑うつ症状は 初期あるいは回復期 に自殺願望が強くなりがちなので注意が必要です 厚生労働省は平成12年8月「事業場における労働者の心の健康づくりのための指針…

メンタルヘルスは社会全体の問題

ストレスからくる『職場不適応』 ビジネス現場の変化はスピードを増しています スピード化 合理化 組織の変革 ワークスタイルの多様化 などにより働く環境が日々変わりつつあります 自覚できるストレス 自覚されず蓄積されていくストレス 共にに増えてきてい…

短所を直すか 長所を伸ばすか

人が成果を上げるのは強みを活かすこと ピータードラッカーの言葉に 「人が成果を上げるのは強みによってのみである」とあります 「強みのみが成果を生む 弱みはたかだか頭痛を生むくらいのものである」 ようは短所はいいから長所を伸ばせ ということです 新…

シックス・ヒューマンニーズ

人が潜在的・本能的に欲しているニーズ マズローの欲求段階説は「段階を経て欲求は変化していく」を説き 前回のライフフォース8は「人が欲している欲求」を説いています 今回のシックスヒューマンニーズは同じく「人が欲している欲求」です この3つは同じ…

ライフフォース・エイト

生命のもつ8つの力 ライフフォース8(LF8) 心理学のコンサルタント ドルー・エリック・ホイットマンの著書『クロージングの心理技術21』に記したものです 私達人間のDNAに組み込まれた生物学的な8つの欲求です この8つの欲求に沿って人間は行動し…

忠言は耳に逆らう 臨界期を知る

適性な時期に適正な刺激 元住友生命保険相互会社常務取締役 金平敬之助さんが私の最初にいた会社で講義をしてくれた時の印象に残った言葉です //////////////////////////////////////////////////////////////////////// 脳生理学では、臨界期と言う言葉を…

競争社会で生きていく

資本主義は競争社会 「自己成長」の次は「競争」について考えてみたいと思います 日本は資本主義です 資本主義の核は競争社会です 「競争のないところに発展なし」という考えから社会が動いています 対する共産主義は「平等社会」です 「人間は公平でなけれ…

自己成長は仕事の重要項目

職場とは何か 私が新入社員の時受けた入社研修の中で「職場とはどういう場であるか」という講義がありました 社長自らの講義でした 職場とは 1.経済安定の場 2.人間関係の場 3.自己成長の場 「これらが不安定だと安定した社会参加にならない」つまり退…

メンタルヘルスと仕事の関連性

メンタルヘルス=心の病気の治療ではない 仕事でのメンタル問題が議論されるようになったのはいつごろからでしょうか・・・・ バブル経済崩壊後の経済低迷期に徐々に増えていったような気がします メンタルヘルスとは「心の健康」という意味です うつ病をは…

ドリームキラーは遠ざける

貴方を発火させない人 なにかやろうとした時 「それは無理だ」 「やめといた方がいい」 「その仕事はAIに奪われる」 「日本は人口減るし」 と前進を阻む人がいます これをドリームキラーと呼びます 発火したあなたのやる気を消してしまいます そもそもあなた…

「つもり」が多い現実

つもり20ヶ条 高いつもりで低いのが 教養 低いつもりで高いのが 気位 深いつもりで浅いのが 知恵 浅いつもりで深いのが 欲望 厚いつもりで薄いのが 人情 薄いつもりで厚いのが 面皮 強いつもりで弱いのが 根性 弱いつもりで強いのが 自我 多いつもりで少な…

100歳の自分を考える

寿命が延びるのは幸運なこと 皆さんは「100歳の自分」を考えたことがありますか? 「オヤジも60代で亡くなったし、俺は70歳かな・・・」などと推測している人もいますが そうならないと思います 同じグループの保険会社の人と話していた時のこと 「今…

人財育成と組織改革とはなにか

マネジメント研修を担当した時 得たこと 新卒で入社した会社での5年目 教育企画部教育企画課に配属されました 新入社員教育のプランニング・研修担当が主な仕事でしたが、支店長・課長以上を中心に年4回のマネジメント研修も補助で担当となりました 5年目…

シニアの企業文化への必要性

企業も3世代同居の実現を 私は企業内でキャリアカウンセリングを行っていますが、若い世代や中堅のみならず60代、70代にも行ってます シニア世代は「最近の若い奴らは・・・」などと言う人は一人もいません 逆に社会経験の脆弱な彼らを気にかけ、見守っ…

自分が働く・お金が働く・土地が働く

いい話は向こうからは来ない 日本経済は少しづつ下り坂です 少しづつです それに伴い、若手から年配者まで「投資」に関心が高まっています 「副収入を得たい」から「給料を上回る金額を得たい」まで人それですが、やはり「投資は怖い」「投資話は怪しい」な…

学歴フィルターは問題か

人は人工的差別を嫌う 「人間学は分類学」と言います 男女 国別にはじまり 細かく人間は分類して個性を浮き彫りにしていきます ただし「人工的な差別」を嫌います ・男女の差別 ・人種の差別 ・学歴差別 ・偏差値の差別 ・家庭状況の差別 ・外見差別 等々 受…

高齢者の就労の現状

高齢者の社会参加へのニーズ 高齢者と一口に言っても、健康状態 職業経験 家庭状況 経済状況 など人それぞれです 経済的に余裕があれば 生きがい やりがい が重要であり 健康状態によっては 労働時間 勤務体系 が重要になってきます 私達が面接で気にかけて…

人生100年時代に備える知識

戦後一気に伸びた寿命 織田信長は「人生50年」と謳っていました 本能寺の変で亡くなったのは49歳の時です 日本人の平均寿命が50歳を超えたのは1947年です それまでは人の人生は半世紀だったと言えます 一次産業就労者が多かったので「労働は死ぬま…

人生100年時代の働き方

世の中は良くなっていくのが基本 進歩と変化はスピードを増してます 1年で30%以上の知識やノウハウが古くなる と言われています 上書きが必要だということです これを 「どんどん俺の身につけたものは古くなっていく」と嘆くか 「世の中はどんどん進歩し…

3ライフステージを考え直す時代

「陽」が極まれば「陰」となる 企業に対し、終身雇用を望む人は87.3%だそうです 9割の人が「最後まで雇用してくれることを望む」ということであり、残りは いずれ家業を継ぐ 独立起業する 経済的自立を果たし早期リタイアする ということです こう考える…

「いい仕事がしたい」と思い入社してくる

若い世代を異質に見ないこと 人間の気質は弥生時代からほとんど変わってないそうです 「最近の若い奴らは・・・」という発言は明治時代から繰り返されているようです どうも人間は他者の分類が好きなようで、自分と違う気質を警戒する習性があります 確かに…

今年の新入社員のタイプは ソロキャンプ型

昨年は異例の就職戦線だった 昨年の就職活動はコロナウイルスの影響で、活動する学生も 採用する企業側もオンラインの企業説明会、面接、内定式など すべてが異例の就職戦線でした これは学校も同じで 大学には入学したものの、1度も同級生に会ったことがな…

新入社員のお金の知識

悪しきクセは病気と同じ 桜の花が咲き誇るように 様々な会社には新入社員が入ってきました まだまだ初任給が出るまでは日数がありますね 最初が肝心「お金の知識・考え方」を身につけましょう!(もちろん私も新入社員研修ではお金うんぬんはやりません)人…

社会人としての思考は環境で創られる

社会に出たらさまざまな考え方がある いよいよ新入社員の入社研修が始まりました 街には着慣れないスーツを着た新入社員をたくさん見かけます 新入社員入社研修の総責任者なので一日中しゃべりっぱなしです 新社会人に伝えたいことは山ほどありますが まずは…