人事からみた採用とキャリアアップの実情

長年の採用・教育経験から新卒就活、転職、シニア転職、キャリアアップを企業側からの目線で情報発信していきます 

2021-03-01から1ヶ月間の記事一覧

最初にコンセプトありき

何を「核」にして動いているのか 大塚製薬の会長宅にベットのセールスマンが来た時のこと 会長はいきなり質問した 「君は何を売っているのか?」 「はあ、ベットです」 「だから、何を売っているのかと聞いているんだ」 セールスマンはしばらく考えて答えた …

就職で身につけるべき「氣」

理屈にないものが大事 新卒で入った会社の同期が早期退職制度で先日退職しました 全国転勤とはいえ異動幅が北海道→中国地方→東北地方→九州→四国と異様に広く、誰がやっても苦しい支店など いわゆる同期の中でも最も多くの「冷や飯」を食わされた人間です 久…

人が行動を起こす発火点2つ

行動を起こすまでに壁がある いい話を聞いたり いい本を読んだり 「これはやるべきだ!」と心に響いても行動に移すのはまた別次元です 私の場合でも 読みかけの本は多いし、年間計画の改善案は手つかずのものがいくつかあります 「忙しい」「仕事で疲れた」…

資格と稼げるは別物

腕があれば資格は不要 とある大学のキャリアセンターの室長と話していた時 「最近の学生は『どんな資格を取ると就職に有利ですか?』と聞いてくる また職員も『こんなのいいんじゃない!頑張って!』などと言うから『無駄だからやめろ!就職は自分の素材の勝…

頼れるのはコーチング型・好かれるのはカウンセラー型

管理監督職にコーチングスキルを導入する企業は多い 富士通がピープルアナリティクスを活用してコーチング型マネジメントの浸透を図る取り組みをしているそうです 私の新卒入社で以前いた会社もそうでしたが、コーチングスキルを活かしマネジメントの質を上…

人口減少だか何をやってもダメではない

「人口が減るんだから」と水をさす人達 不動産投資に踏み込もうとしたとき「これから人口が減り続けるのだから大きな借金してやる必要はない」という人が多かったです 店を出そうとしたり、事業を起こそうとしたり これからチャレンジする人に 「これからは…

人口減少の未来をどう見るか

まだ日本は人口が多い とある伊豆半島の知人の話 「わたしの町では昨年の死者が150人で生まれた赤ちゃんが9人!死者が3桁になったな…と思っていたら出生は1桁になっちゃった」 これは日本全国いたるところで出ている問題でしょう 会社も東北出身者が多…

就職経験は絶対必要!

これから会社は消滅していく 私が社会に出て、採用企画部に配属されて 最初に買った本が「会社の寿命」でした 「社会の産業構造はどんどん変わっていく→会社の寿命は50年」という本でした 自分の会社は創業100周年間近でしたので「うちの会社ってすごい…

筋トレはビジネス必須科目

未来に向けて必要な「貯金」と「貯筋」 筋トレを始めたきっかけは2つ ①隣の支店の支店長が還暦が近くなった時「昨日腕立て伏せをしてみたら何回出来たと思う?」→「10回くらいですか?」 →「なんとゼロ!」→「えええ、そんなに筋肉って弱るもんですか・・…

日本型 村社会は終わったのか

新世代から見ると謎の習慣 近隣の支店の新入社員の歓迎会は暗黙の了解で参加するならわしになってました 隣の市の支店の新入社員の歓迎会に出向いた時のこと 「ところで新入社員は誰?」 「すみません 今日は予定があるみたいで来ていません」 送別会も含め…

適性検査をなめてはいけない!

一昔前は参考程度だった適性検査 「面接ではよかったんですが、適性検査で不合格となりました」と言われたらどう思いますか? 「えっ、適性検査でそんなに人物がわからないでしょ?!」 「面接がほとんどのウエイトを占めるんじゃないの?」 「適性検査など…

左遷 冷や飯 日陰部署

若いうちは左遷ではない 秦を打倒したのは項羽と劉邦です 先に秦を降伏させたのは劉邦ですが、武力が圧倒的だった項羽が覇王を名乗り 劉邦を西の僻地である「蜀」の王に追いやってしまいます ここから「左に遷都させられる」=左遷 という言葉が生まれます …

一極二元論 東洋哲学は素晴らしい

哲学は西洋だけのものではない 世界的に有名な投資家ジムロジャースが「必要な教養は歴史・哲学・数学」と発言以来「たしかにそうだ!」と哲学を学ぶものの やはり難しいです・・・ 特に最初のギリシャがおそろしくつまらないです 「歴史は繰り返す」「感覚…

退職を考える段階説

マズローの欲求五段階説で考える 「えっ退職!最初はあんなに就職できたこと喜んでいたのに・・・・」 人間というものは時間の経過と共に変化していきます 欲求が変化していくのです 退職理由も変化していきます 良く知れ渡っているマズローの欲求五段階説で…

副業が当たり前の世の中になる

日本はすでに貧しい 副業が活発化しています コロナで在宅ワークや自粛生活が増え 「残業代が大幅に減り、その穴埋めしなきゃ!」という人も多いのではないでしょうか 中には月100万稼ぐツワモノもいるそうです ヤフーなどでも副業支援始めます 確かにじ…

子供たちに伝えたい働くということ

100記事書き綴り想うこと いつもブログを支えていただきありがとうございます 昨年12月から始めお陰様で100記事は超えることが出来ました 最初は「コロナウイルスによる100年に一度のパンデミックの時代にどう就職活動すればよいかアドバイスして…

群れから外れるのは思うより怖くない

見放され出した日本の組織 新卒入社を中心に キャリアカウンセリングを任されています 私が採用から行ってきたメンバーばかりなので最近はかなり腹を割ったカウンセリングになり「今の会社に残ってステップアップしていきたい」という若手は半分以下です 起…

やりたいこと できること 求められてること

キャリアアンカー3つの構成要素 以前、シャインの理論であるキャリアアンカーをご説明させていただきました tomohiro358.hatenablog.com そのキャリアアンカーには3つの構成要素があります ①才能・能力⇒自分にできること ②動機・欲求⇒自分がやりたいこと ③…

ペットの価値変化と採用基準の変化

ペットの好みも変化する 昔、私の祖父は猫の首根っこをつかみ持ち上げ「足がだらーんとする猫はネズミを捕るのが下手だ!」「おっ!この猫はいい!ピシッと足を折りたたむ」などと選別していました 猫はネズミを捕る能力が重視されていました 猫の採用基準で…

シニアの労働を考える

働く理由は人それぞれ それぞれ 会社には定年制度が設けられています 昭和の時代は55歳でしたが、60歳、65歳、最近では定年を70歳にしようという流れもあります 社会が成熟した先進国は少子高齢になっていきます 「産めよ増やせよ」はまだまだこれか…

日本人は「腹」を重視する

頭だけではダメ!腹に落ちないと 海外の大学生を採用しています その教育担当は私です 「説明しにくい日本語」に「腹に落ちる」があります いつの間にか彼ら彼女らに「腹シリーズ」と呼ばれるようになりました ・腹に落ちる ・腹が立つ ・腹を決める ・腹を…

仕事は本来楽しいものでないと

生存に必要なものは快楽からはじまる 人類にとって最重要なことは ①生命の維持 ②繁殖 です 生命維持のためには食事が必要不可欠ですが「美味しい」は快楽です 次の繁殖も快楽から誘発されます 労働も必要な行為であるならば、快楽を得る行為でなければならな…