人事からみた採用とキャリアアップの実情

長年の採用・教育経験から新卒就活、転職、シニア転職、キャリアアップを企業側からの目線で情報発信していきます 

2021-02-01から1ヶ月間の記事一覧

人間の悩みの根源

心はカタチがない 人間にとって最も大切なことは「心身ともに健全なこと」です 心と身体はもっとも重要な財産です 身体は目に見えますが 心は見えません 心はカタチがないので無限の夢を持つことができます 貧しくとも豊かな自分を夢見たり 美しくなった自分…

日本の教育は労働者量産教育なのか

学校でお金の教育がない 少し前までの情報源と言えば、テレビ・新聞・学校・周りの人間関係でした テレビ・新聞は免許事業であり、コンプライアンスもあり、モラルもあり、スポンサー企業への配慮もあり、情報はかなり加工されます インターネットの広がりに…

キャリアアンカー シャインの理論

シャインの理論 社会人になりたての頃は「生活の中心に仕事をおけ」とよく言われました 「休みの日に自己実現、労働はひたすら我慢の時という時間の切り売りのような発想はもつな」とも言われました 仕事が中心に据えられるのは現在でも大きくは変わらない考…

心理カウンセラーはナゼ好かれる?「自己重要感」

自己重要感を満たす人とまた会いたい 新任支店長時代 会社がコーチングの研修に行かせてくれました 休日利用になりますが、授業料、新幹線などの交通費など会社負担で10回以上 さらに部下への効果も抜群でした その後、心理カウンセラーも研修を設けてくれま…

人財育成に活かすサンドイッチトーク

人の批判はしないほうがいい科学的根拠 コーチングスキルの浸透などで、人間関係の構築の仕方も進歩してきてるように思えます 管理職も「ハラスメントがうるさいから」などの消極的改善型 「もっと部下を伸ばしたい」「いいチーム環境を作りたい」という積極…

新しい世代が創る 新しい働き方

寄らば大樹の陰の終焉 思えば大学を出て新卒で就職してからは昭和入社世代との闘いの一面もありました 皆、いい大学を卒業し、長時間労働をこなし、すべてを犠牲にして実績を上げていました 「パワーがあるな!こうならなければならない」と最初は感じていま…

職業選択は学習の結果として行われる

クルンボルツの社会的学習理論 さすがにどこの学校の就活生も今年は動きが速いようです また業種もあまり絞らず様々な幅広い職種を研究しているとのこと いいことだと思います これは就活生だけでなく これから高校生になる 大学生になる 節目の学生も「将来…

ピグマリオン効果は人を育てる

人は扱い方で成長が違う 台湾のIQ180で知られるオードリー・タンがドイツの小学校にいた頃、同級生が皆、自分よりだいぶ年上に見えたそうです 自分のことは自分で判断し決めることができる これは大人たちが子供を大人として扱うから 子供はその期待に応…

受けるべきストレス 受けてはいけないストレス

ストレスて悪? キラーストレスというものがあります 人を死に追い込むようなストレスのことです 「肉親の死」「配偶者の死」「失職」など 普段の生活が大きく変化してしまうようなショックを受けた時、ストレス反応の暴走により脳細胞や血管を破壊して、人…

ホライドの理論

個人と環境が同じが理想 ホライドの理論は フロイトの精神分析に基づくアプローチによる理論として代表的な理論の一つです 職業選択 キャリア発達と個人の行動スタイル 人格類型を関連づけて考える人格類型論の流れをくみ、個人的特性と人的・文化的・物理的…

私達凡人が運気を上げる方法

人間は平等ではない 我々人間が平等なのは「1日24時間」という時間と法治国家に暮らすのであれば「法の下に平等」という2つだけです 低い位置にいればいるほど平等を訴えます 「働いても働いても貧乏だ!金持ちはずるい!不平等だ!」 でも財を成して金持ち…

人生4択 キャリアデザイン

従業員だけが生き方ではない 欧米の大学のキャリアセンターでは 就職相談だけではなく1/4~1/3 は起業の相談があるそうです 日本人の場合、民族性もあり「会社に就職し従業員として生きる」がスタンダードであり「いい会社に入りなさい、その為に勉強を良く…

五本能の高次元・低次元

守備本能の高次元・低次元 以前、人間の持つ五本能を述べました 東洋思想から来ています 東洋の心理学とも言えます 各五本能は必要で備わっているので いい悪いはありません 高次元で発揮されるのか、低次元のものなのかの問題です 低次元で発揮されると稚拙…

意思決定理論・期待理論

キャリアデザインは自分で考える時代 私たちは 進学、就職、結婚、など人生の局面で様々な選択をしていますが、意思決定の仕方や意思決定スタイルは人それぞれです 意思決定理論とは「職業選択は 職業に関する意思決定の連鎖的なプロセスである」とする理論…

パーソンズ 特性因子論

社会の進歩と共に変化する職種 社会はどんどん変化していきます 昔、ロスアンゼルスでのアメリカセミナーで研修講師も務めていた当時の社長が「アメリカは『二次産業で日本にやられた分は三次産業でやり返す』と言ってるが、日本にはららぽーとやイオンモー…

自己発火力

欲求の強さが熱量を生んだ昭和 まだ入社したばかりなのに元気でハツラツとした人もいれば もう何年も組織にいるのに影の薄い人もいます 夏の虫が光に集まるように 人もキラキラ輝いている人に注目が集まります 「あの人が部屋に入るとぱっと明るくなるよね!…

陰が極まれば陽となる

悪い時期は続かない 東洋思想には 陰が極まれば陽となる 陽が極まれば陰となる という考えがあります 道教思想から来ているとされています 悪い状態も極限まで達すれば陽転する 逆にいい状態も頂点に達すれば陰転する というものです 朝の来ない夜はない の…

ライフキャリアレインボー

仕事・社会・家族 計画通りにいかないのが人生ですね 計画通りに進捗するのは学校ぐらいで 仕事の昇進 結婚 子供・・・・計画が必要だとはわかっていても なかなかその通りにはなりません 連合艦隊司令長官 山本五十六は父親が56歳の時の子供だから「五十…

人財育成に役立ったニワトリ飼育の話

なぜニワトリの卵に違いが出たのか 新潟県に農業研究家のNさんという方がいます 非常に優れた研究家であるためNさんの元へは多くの方がその高度な農業技術を学ぶために訪れます Nさんはニワトリの飼育でA舎・B舎の2つで飼育をはじめ、ひとつはNさん、ひとつ…

ライフステージとしての発達課題

人間は生涯にわたり発達し続ける 中国の論語に「十五にして学に志す 三十にして立つ 四十にして惑わず 五十にして天命を知る」という教えがある通り、人間は生涯にわたり成長・発達をしていく存在です 寿命の延びている現在、キャリアに関するあらゆる業務に…

6万回の想うと思考

睡眠時意外は頭は常時稼働している 人の頭脳は睡眠時以外常に稼働しています 1日に 考える か 想う を6万回行うそうです 7割から8割で 想う が多いようですが、この6万回の稼働をもっと活かせないものでしょうか・・・ 以前、社外研修でお世話になった会…

内定もらえば安心か?

内定取り消し!信じられない 昨年の3月は内定取り消しが多発しました 企業から見ればコロナで突然の休業要請、初めてのパンデミック、売り上げ下降というよりストップ・・・「従業員を守るのも危ういのに新卒受け入れどころではない」 学生からすれば入社直…

学校におけるキャリアカウンセリング

社会とのパイプ役 現在の会社は学校のキャリアセンター・就職課に顔を出す方針なので、私もよく学校には足を運びます 大学は就職のサポートに関する専門の部署が設置されていますが、専門学校や高校は担当の先生を決め対応しています 教育現場におけるキャリ…

我慢する意味のない社会

我慢の見返りのない社会 団塊の世代はニートやフリーターを認めない 昭和入社の社員は「今の若い奴らは我慢が足りない」と不平不満を言う 別に若い世代がDNA操作されて生まれてきたわけでもなく、日本の場合他民族との混血が活発なわけでもありません 同じ日…

企業内キャリアデザインの重要さ

日本の労働環境の変化 日本の労働環境は変化しています ・人の寿命は100歳時代へ ・企業の寿命は50年でなく20年へ ・終身雇用の終焉 ・AIを核に第4次産業革命 ・少子高齢化 ・経済の低成長 キーワードはまだまだありますが上記6つで考えると ①学習…

キャリア関連の仕事の多様性

フリーランスの少ない日本 日本は従業員として企業などに就労する人が多く、フリーランスは米国の五分の一以下です 協調性が高く、勤勉ですが「言われたことだけやる」リスクを嫌う気質も影響しています 組織で従順に生きる就労を望む人が多い中、終身雇用は…

キャリアカウンセリングとは

カウンセリングってどんなスキル? 心理カウンセリングと聞くと「心理学の知識を駆使してアドバイスをし、悩みを解決してくれるもの」と思いがちです 私も最初はそう考えてました 実はカウンセラーはほとんどアドバイスなどしません 聴くことに徹します カー…

キャリア支援の歴史

キャリア支援をリードしてきたのは米国 キャリアに関する研究・支援をリードしてきたのは米国です 初期の頃は職業(Vocation)と呼ばれ キャリア支援のことをVocationGuidance=職業指導と呼ばれていました スーパーの「キャリアの定義」の影響で1950年頃よ…