人事からみた採用とキャリアアップの実情

長年の採用・教育経験から新卒就活、転職、シニア転職、キャリアアップを企業側からの目線で情報発信していきます 

人財育成に活かすサンドイッチトーク

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 人の批判はしないほうがいい科学的根拠

 コーチングスキルの浸透などで、人間関係の構築の仕方も進歩してきてるように思えます

管理職も「ハラスメントがうるさいから」などの消極的改善型

「もっと部下を伸ばしたい」「いいチーム環境を作りたい」という積極的改善型と様々ですが「上司だからえばって当然」という昭和型管理職はだいぶ減ってきました

上司でも部下でも同僚でも、人の批判は抑えた方がよさそうです

聞いている方がこの人、私のいないところでは私のこともこんな風に言ってるのではと思われるからです

「貴方のことが好きだ!」とストレートに言うのはなかなか難しいですが、何らかのカタチで貴方には大変好意を持っていますと伝えることが最も人間関係を良好にする手法です

「人のいいところを一生懸命見ようとするよね、だから貴方とは親交を深めたいと思ってた」

「仕事が丁寧だよね、出来ればずっと一緒に働きたい」

など 具体的長所だから好意もってる を伝えることです

生存に必要な「生理的欲求」と「安全への欲求」が満たされている日本ではどう認められるか」の「承認欲求」が非常に大切になってきます

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 フィードバックはサンドイッチ方式で

 「この企画まだまだだよ!誤字も多いし、プレゼンではうまくいって評価は高かったけど、改善していかないと苦しい」

批判→評価→批判 は「改善しよう」「もっと良くしよう」という気をそぎます

「良い企画だったよ!俺は好きだな 誤字直すのと 次は皆が絶賛するようなものにしようよ!いいセンスしてる 君ならできるよ」

評価→批判→評価 の評価のサンドイッチ方式にした方が 取り組む方の熱意が違います

最初と終わりの言葉は非常に重要です 好意的言葉から入り、批評・指示・注意したらまた好意的な言葉で締めると効果的です

「成果を上げたい」「目標をクリアしたい」の数字ももちろん大切ですが、現在の日本で最も重視すべきは承認欲求です

発信する方は受信する側が「どう感じ取るか」を常に意識せねばなりません 発信の仕方が全てです

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 仕事には執念が必要 そこから工夫が生まれる

 「執念を持て」「志を持て」「向上心を持て」と言われ簡単に芽生えるほど人間の精神は単純ではありません

やはり精神の熱量を上げるには熱量を上げる育成環境が必要です

志とは寝ても覚めても念頭から離れることのない目的意識です 執念も同じです 一晩寝たら「コロッと忘れた」は志とも執念とも言いません

人間の心とは不思議なもので「こうしたい」「こうなりたい」と思い込むと、あらゆるエネルギーがその方向に結束され レーザー光線のように全てのものを貫き通すすごい力になります

1人1人の人間の能力には大差はないと思います 人財育成・活用とはエネルギーの核となる志・執念を生み出せる環境創りだと思います

 

本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました