人事からみた採用とキャリアアップの実情

長年の採用・教育経験から新卒就活、転職、シニア転職、キャリアアップを企業側からの目線で情報発信していきます 

企業内キャリアデザインの重要さ

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日本の労働環境の変化

 日本の労働環境は変化しています

人の寿命は100歳時代へ

企業の寿命は50年でなく20年へ

終身雇用の終焉

AIを核に第4次産業革命

少子高齢化

経済の低成長

キーワードはまだまだありますが上記6つで考えると

学習期が終わってから50~60年は収入を得る行動が不可欠

転職は3回は行うキャリアデザイン

身体だけでなくメンタルの健康への自助努力

AIなどでなくなる仕事の推測

などが昭和型モデルと大きく違うところです

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 企業も育成力は問われる

 終身雇用システムが終わり、次のステップがあることを考えれば企業を選ぶ目も変わってきます

正直、先の予測は非常に難しいですが 先も読んで最初の職場を考えねばなりません

大学や専門学校を選ぶときは「卒業までに何が学べるか」を観ますが、同じように企業も「ここではどんなスキルが身につくか」が問われるようになると思います

古今東西腕を磨く=自分の売りは何か は変わらず重要だということです

私は昨年より5ヵ年キャリアプランを作成し入社案内に掲載しました もちろん会社説明会でも自ら説明しています

5年後はどのレベルになっているか」各現場の長とスキルレベルを考え、教育・研修と連動させ作りました 学校ではありませんが「ここに〇年いるとこのレベル」など企業としても育成カリキュラムを打ち出さなければなりません

学生の反応はすこぶるよく 志望者も増えました

私が最初に入社した会社は 大型終身企業年金 業界1の退職金額 を謳い、それに惹かれて入社した学生が多かったことを考えると時代の大きな変化です

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 企業内キャリアコンサルティングの質が問われる

 個人は「仕事のスキル」だけでなく「キャラクター=ヒューマンスキル」も磨く必要があり 人間的な魅力も問われるようになります 「他社に行ったらあの性格じゃやっていけない」などは生きづらくなってきます 「あいつのキャラならどこ行ってもやっていけるね」と評価されることも大切なポイントになってきます

学校とは違う企業内のキャリアコンサルティングと個々の自己研鑽が連動しキャリアアップしていく社会になっていくと思います

また、1度去った社員を再度受け入れることも普通になるかもしれません 昭和型企業の発想だと「裏切者」的にとられていたことが「他社で修業しレベルアップして戻ってきた」という風潮になると思います

日本は民族としての歴史は非常に長いです これからも何度もスクラップ&ビルドを繰り返していくと思います

 

本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました