気が付けば消滅している
「ググるって言葉、もうすぐ使わなくなりますね」
チャットGPT4.0の登場をみた新入社員に言われました
3.5から4.0・・・レベルの違いも驚きですが、なによりその進化スピードの早さに脅威をおぼえます
「金曜ロードショーって映画の番組ですか?昔は映画の番組が週3であったんですね?」
言われてみればありました・・・でもツタヤなどの登場で「いつでも好きな時に見たい映画を見れる」レンタルCDが全国にできて消滅してしまいました
そのツタヤも、ネットフリックスやAmazonプライムというゲームチェンジャーが出て来て縮小傾向です
ついでにアマゾンなどのインターネット販売は全国の書店も大きく減らしました
インターネットの普及は新聞も大きく減らします
出版業界も打撃を受けてます
昔は、新聞・テレビ・出版業界は就活生から超人気の花形産業でした
気が付けば花だった業界も傾斜産業になっています
ゲームチェンジャーの登場は自分の仕事に関係なければ、便利さと快適さを与えてくれるありがたい存在です
ただ、自分の今の仕事が奪われるとなると「おもしろくないもの」「恐怖を与えるもの」になります
「この仕事はいずれなくなる」と言われると怒る人もいますが、言われた方は面白くないし、絶望感をおぼえます
インターネットの普及し始めの頃「新聞はもうとらなくていいよ!インターネットの方が便利でわかりやすい」とアドバイスしてくれたのは80歳の大叔父でした
流石は戦艦大和の電気配線と上野駅の電気配線の設計に携わっただけあり、80歳を過ぎても20代の私より先端技術をよく理解しています
好奇心が旺盛な人は、いくつになっても変化を楽しんでいます
消える仕事・生まれる仕事も頻繁になる
「調理師はAIには出来ない仕事だ!」
フレンチの40代の副料理長が新入社員に力強く語っていました
人事部では水面下で「調理マシンは700万!もろもろの人件費考えても700万になったのなら導入すべきじゃないか・・・」などと検討をしています
調理マシンのレベルはベテラン調理師と遜色がないレベルにまでなってきて、価格もかなり安くなりました
高級フレンチでさえもです
業務用調理マシンが普及しだせば、少し遅れて家庭用調理マシンも出てくると思います
囲碁もチェスも、人間が勝てないほどAIは進化しているので、人間の技術などいとも簡単にできるようになります
「いろいろな経理ソフトができて来て、事務作業がどんどん楽になってきた!」
と喜んでいる人がいますが、それは経理系の仕事が消滅する前兆です
「この仕事はなくなる」は最近では恨みを買うので口に出さない方がいいという風潮ですが、大概の仕事はAIに代替え出来るようになり、あとは導入コストの問題となっています
「Aさんが販売するとすごく売れるが、Bさんだとあまり売れない」
「Cさんがデザインするとすごく売れるが、Dさんだとあまり売れない」
というように『人によって結果の違いが出る仕事』はなくならないと思います
ようはコミニュケーション能力や感性を必要とする仕事になります
ただ、無くなる仕事以上に新しい仕事も増えていきます
昭和にタイムスリップして「ユーチューバーという職業」を説明するのは難しいように、想像もしていない新しい仕事が生まれてくるはずです
私の同世代のX世代となると、終身雇用・一所懸命などが摺り込まれており「リスキリングで新しい仕事に対応?ごめんこうむる」と多くの人がチェンジを嫌がり、自分の仕事が衰退することを嘆きます
変化をネガティブに捉える人が多い世代です
新しい時代環境に変化対応できておらず『適者生存』の適者でなくなってる人も多いです
そのような意味で『組織内の新陳代謝を早める』ことは重要です
ChatGPT 意外にもどんどん登場してくる
大規模言語モデルGPT-4がリリースされると、ChatGPTの性能は著しく向上しました
ChatGPTは間違いなくSEOコンテンツ制作の常識を塗り替えると思います
人間が書いたものと遜色のないクオリティーのコンテンツを作ることも可能となり、コンテンツの流通量は間違いなく増えていきそうです
AIが書いたものかどうか判別も難しく、すでに実用レベルにあります
もうコンテンツ制作に活用している企業やSEO会社は多いと思います
この早さだとGPT-4の後継もいずれ登場するだろうし、SEOコンテンツは無限で自動的に生産できるようになります
今のAIの指数関数的な進化スピードを見ると、数カ月後にどんなフェーズに変わっているか驚きと恐怖も感じます
AIがあらゆる悩みに一瞬で答えてくれ、回答の精度が高くなれば、ブラウザで検索する必要はなくなってきますので「ググる」は過去の流行語になります
AIはこれからも指数関数的な進化を続け、世の中は膨大な数のコンテンツであふれてきます
文明の進化は人々の生活をより便利に快適にするために生まれてくるので、その仕事がなくなる云々は議論する必要はないのかもしれません
ヤジさんキタさんの籠よりタクシーの方が便利だから籠屋はなくなっただけです
Z世代に限らず『変化を楽しむ』というマインドは重要です
「GPT‐4の次が楽しみだ!」「6Gの時代が待ち遠しい」など、Z世代は変化を楽しんでいる気質があり、変化の加速した時代には適者だと思います
長らく終身雇用が続いていたので『雇われて生きる』状態に慣れてしまっている人が多いですが「自分が経営者だったらどう判断する?」という経営者目線も大事になってきます
「自分が経営者なら人を雇う?マシンにする?」という視点がないと未来を見誤ると思います
本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました