人事からみた採用とキャリアアップの実情

長年の採用・教育経験から新卒就活、転職、シニア転職、キャリアアップを企業側からの目線で情報発信していきます 

なぜ性格で「運」が変わるのか

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性格改善は難しいことではない

毎年の新入社員入社研修で幸田露伴の言葉

人は自分の性格と異なる運命には出会わない

つまり性格が運命を創ると講義しています

説明不十分のせいか 半年たった先日のフォローアップ研修で

「自分の性格では運のいい人生は望めないと思ってる」と言われました

具体的にどういうことなのかが不十分でした

「社会に出たてのヒヨコの若者を憂鬱にしてしまった」と反省しています

A君「僕はすごくおっちょこちょいでミスが多いんです」

親にも教師にも「よく考えてから行動しろ」と言われてました

と「失敗が多く 周りに迷惑ばかりかける人生」と思い込んでいます

①よく考えて行動する

②考えないで行動する

③よく考えるが行動しない

④考えないし行動もしない

なら成功するのは①と②なんです

難しい性格改善ではありません

言葉足らずの講義は若者のやる気をそぐと猛省しました

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試行の多さが運をつかむ 

いのはにほへとの最初「い」の文字は

犬も歩けば棒に当たるです

動けば痛い目に合うのは必須ということです

なでしこジャパンの佐々木監督も

成功の反対は失敗ではなく何もしないこと』」と言います

マザーテレサでさえも

神は成功など望んでいません

 挑戦することを望んでいるのですと言います

世の優れた指導者・教育者は

まずやってみろ

とにかく動け

挑戦しろ!」

と言っているのです

新入社員の失敗なんて ただの「誤差」ということを組織は知っています

やってみて

成功する⇔失敗する

両方ともひとつの学習です

「こうすればこうなるのか」

を学んでいくのです

体験学習をしながらスキルが身についていくのが社会での教育です

ベテランになるとミスは「誤差」ではすみません

「当然できるだろう」と周りが思っているからです

その前にたくさんやってみて

たくさん学習することです

従って

若いうちは 軽はずみに行動するべき です

そもそも 経験のないことは失敗する確率が高いです

運はいろいろなところに転がっているのです

試行回数が多ければ「運をつかむ」確率も高くなります

試行回数が多ければ「学習量」も多くなります

「ミスは皆に迷惑をかける」

「失敗は惨め」

などの考え方は改めた方がいいです

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「行動」×「運」をもっと科学する 

「行動が『運気を上げる』」

と信じて事に当たれば様々な脳内物質が出てきます

主には4つで

セロトニン

これは幸せホルモンとも呼ばれ

①メンタルの安定

②やる気と活力がでる

③ストレス解消

などのメリットがあります

オキシトシン

これは愛情ホルモンとも呼ばれ

①脳の機能をアップ

②ストレスの軽減

③食欲抑制

の効果があります

ドーパミン

これはやる気ホルモンとも呼ばれ

①やる気

②活力

③行動力

が出てきます

エンドルフィン

これは脳内麻薬とも呼ばれ

①多幸感

②ストレス解消

③身体の修復

④脳機能向上

が得られます

「学んだことは即座に実行」

「とにかくやってみろ!」と言われるのは

やってみることにより脳が活性化するからです

「おっちょこちょいでミスが多い」⇒だから悪い運命

なのではなく その逆ということです

 

本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました