人事からみた採用とキャリアアップの実情

長年の採用・教育経験から新卒就活、転職、シニア転職、キャリアアップを企業側からの目線で情報発信していきます 

人財育成

炎上経験談

ハラスメントの誕生 YouTubeでの炎上がTwitterでも騒がれていました 「優勢思想だ!」 「非人間的だ!」 「危険思想だ!」 ホントに悲しんで怒る人 攻撃目標が出来て正義の代弁者も活気づきます そして野次馬 SNSは真の言論の自由地区なので様々な人間が…

環境で大きく変わる人生

世の成功例は美化されている場合が多い 「人生は努力ですべて変わる」 「志の高さが最も重要」 努力・志・目標・忍耐・・・・ すごく大切だと思います なにより「美しい」です 努力している姿は美しいし 志を持って挑んでいる姿も美しいです 営業企画部とい…

型にはめるか・個性を発揮か

日本人は「型」をもつと強い 新卒で最初に入社した会社の≪新入社員教育担当≫になった時 「二軍は徹底した『型』教育 個性は一軍で発揮」 と社長に言われました 「型ってなんだろう?」 今回のオリンピックから「空手」が種目に加わりました 見て楽しいのは「…

教育に力を入れるという発想

追い込まれた時どちらに進むのか 「現在の世界の経済は未曾有の危機」と良く叫ばれます 私が社会に出た時も ≪バブル経済の崩壊≫ という危機でした 「高度成長期は終わり長い低迷の時代に突入した」と誰もが認識をし始めた頃でした それでも企業は成長・拡大…

過去の功労者より未来の人財育成

日本最大の組織改革 緊急時には大きな組織改革が行われがちです コロナウイルスによる急激な経済変化で組織改革をした企業も多いと思います 日本は「和を重んじ穏便な組織改革」が多いですが「多くの血を流す組織改革」もまれにあります 教育企画部という部…

時代は無為自然へ

言葉の重要性 前回は「考え方」の大切さを書きましたが そこから「思想」まで考えていきたいと思います 考え方を支配するのは「言葉」です 言葉には「言霊」が宿るという人がいます 「今の時代は稼げない」という言葉を頭にインプットすると 「投資に失敗し…

マインドセット

「考え方」って非常に大事 新入社員研修の主たる項目は「考え方」「やり方」「知識」です あくまで学生から社会人になる為の研修です 社会人から社会人の転職は関係ありません 大企業はやはりしっかり時間をかけてやります 私の新卒で入社した会社も ≪新入社…

研修では伝えない重要なこと

入社研修は基本的に新卒入社の時だけ 新卒が入社してくると たいがい「入社式」と「新入社員入社研修」があります 3日ほどで終わる企業から 1ヵ月以上やる企業まで様々です 私が新卒入社した会社は とある年「半年の入社研修」をしたことがあります 新入社…

新入社員のトリセツー3

短所を愛される 学生の前では何度も話をしたことはありましたが 新入社員の前で研修講師を務めたのは入社4年目の4月でした 社会人経験が3年ということです 少し虚勢を張ります 「同期入社で3位の業績を上げた」 「同期入社でTOPのグループでチーフに…

新入社員のトリセツー2

「逃げる」も奨励する 真実は伝えるか否か 「努力より遺伝や才能でほぼ決まる」 「親が精神の病であれば 遺伝する確率は高い」 「〇〇大学でないと△△部へはいけない」 ここは 教育的観点 に立ちましょう やはり努力は奨励すべきものだし 粘り強さ や 忍耐力 …

ミドルへのキャリア支援ー2

意外に苦境に立たされてると感じてる 社内のキャリアカウンセリングをよくやってます 若手社員は計画を組み定期的に 後は希望者のみです シニアはよくきます 60歳過ぎても子供の学費が掛かる人 住宅ローンがまだある人 なかには40代の子供が引きこもっち…

行動と幸福

「静」と「動」 「待つ」の重要性の後は「動く」の重要性を考えたいと思います 「待つ」というと静止状態のようにとらえがちですが 行動しているときより「五感」は動いています 五感と思考の直結=待つ 五体と思考の直結=行動 です 英国の政治家 ディズレ…

聴けば人は生きる

人を活かす4つのポイント 管理職や監督職の立場になってくると「人間音痴じゃいけない」と企業は様々なそれに対処する研修や教育を行います 「名選手 名監督にあらず」 仕事のスキルが高い 業績が素晴らしい からイコール人財育成が素晴らしいではないから…

脳の栄養ってなんだ?

最も大切なのが愛情 脳は体重の2%ほどしかありませんが 消費エネルギーはかなりのものです 起きている間は6万回「想う」か「考える」を繰り返しています 脳にとって栄養分は グルコース・酸素・水 ですが この自然が作りたもうた最高の物質の成長はそれだけ…

両立の重要さ

矛盾は不幸の始まり マネジメント職になってから頭が痛かったのが両立です ・メンバー間の競争と和合性の両立 ・新規売上と顧客売上の両立 ・営業時間延長と時短の両立 ・仕事量増とシンプルなマニュアルの両立 商品開発にいた同期がよく言っていたのが ・高…

子と部下の共通した使命とは

子は親を剋すのが自然界の法則 親孝行とはなんでしょう? 「感謝の言葉や行為を示す」 「体の不調なところを気遣う」 人それぞれいろいろと言うでしょうが まとめると似たような内容になるのではないでしょうか 中国道教の老子の自然哲学で学んだことです(…

短所を直すか 長所を伸ばすか

人が成果を上げるのは強みを活かすこと ピータードラッカーの言葉に 「人が成果を上げるのは強みによってのみである」とあります 「強みのみが成果を生む 弱みはたかだか頭痛を生むくらいのものである」 ようは短所はいいから長所を伸ばせ ということです 新…

忠言は耳に逆らう 臨界期を知る

適性な時期に適正な刺激 元住友生命保険相互会社常務取締役 金平敬之助さんが私の最初にいた会社で講義をしてくれた時の印象に残った言葉です //////////////////////////////////////////////////////////////////////// 脳生理学では、臨界期と言う言葉を…

自己成長は仕事の重要項目

職場とは何か 私が新入社員の時受けた入社研修の中で「職場とはどういう場であるか」という講義がありました 社長自らの講義でした 職場とは 1.経済安定の場 2.人間関係の場 3.自己成長の場 「これらが不安定だと安定した社会参加にならない」つまり退…

「つもり」が多い現実

つもり20ヶ条 高いつもりで低いのが 教養 低いつもりで高いのが 気位 深いつもりで浅いのが 知恵 浅いつもりで深いのが 欲望 厚いつもりで薄いのが 人情 薄いつもりで厚いのが 面皮 強いつもりで弱いのが 根性 弱いつもりで強いのが 自我 多いつもりで少な…

人財育成と組織改革とはなにか

マネジメント研修を担当した時 得たこと 新卒で入社した会社での5年目 教育企画部教育企画課に配属されました 新入社員教育のプランニング・研修担当が主な仕事でしたが、支店長・課長以上を中心に年4回のマネジメント研修も補助で担当となりました 5年目…

「いい仕事がしたい」と思い入社してくる

若い世代を異質に見ないこと 人間の気質は弥生時代からほとんど変わってないそうです 「最近の若い奴らは・・・」という発言は明治時代から繰り返されているようです どうも人間は他者の分類が好きなようで、自分と違う気質を警戒する習性があります 確かに…

頼れるのはコーチング型・好かれるのはカウンセラー型

管理監督職にコーチングスキルを導入する企業は多い 富士通がピープルアナリティクスを活用してコーチング型マネジメントの浸透を図る取り組みをしているそうです 私の新卒入社で以前いた会社もそうでしたが、コーチングスキルを活かしマネジメントの質を上…

心理カウンセラーはナゼ好かれる?「自己重要感」

自己重要感を満たす人とまた会いたい 新任支店長時代 会社がコーチングの研修に行かせてくれました 休日利用になりますが、授業料、新幹線などの交通費など会社負担で10回以上 さらに部下への効果も抜群でした その後、心理カウンセラーも研修を設けてくれま…

ピグマリオン効果は人を育てる

人は扱い方で成長が違う 台湾のIQ180で知られるオードリー・タンがドイツの小学校にいた頃、同級生が皆、自分よりだいぶ年上に見えたそうです 自分のことは自分で判断し決めることができる これは大人たちが子供を大人として扱うから 子供はその期待に応…

人財育成に役立ったニワトリ飼育の話

なぜニワトリの卵に違いが出たのか 新潟県に農業研究家のNさんという方がいます 非常に優れた研究家であるためNさんの元へは多くの方がその高度な農業技術を学ぶために訪れます Nさんはニワトリの飼育でA舎・B舎の2つで飼育をはじめ、ひとつはNさん、ひとつ…

企業内の教育とは

最初入社した会社では企業の教育は 考え方 やり方 知識 に分けていました この3つのカテゴリーで最も難しいのが 考え方 だと思います 社会的に正しい考え かつ その企業活動に不都合でないもの この二つの輪の重なり合う点が教えるべき考え方になります 売…

若者を活用する前に育った環境を分析する

世代間ギャップというものには相互に理解をしなければなりません 携帯電話もほぼ10年ごとに1G(ジェネレーション)2G・3G・4G・5Gと全くカタチ、機能を変えてきました それと同じです これは3泊3日の中小企業大学での講座で「若者の戦力化」がテーマだ…

若者は進化した人類

「最近の若い奴は・・・だ」 「若者の考えていることがわからない」 いやというほど耳にする言葉ですが、実はいつの時代も繰り返されている言葉です 明治時代の日本海軍でも頻繁に使用されています 「まったく今の若いやつらは・・・」幕末の混乱期を知らず…