横ばいの賃金
日本の賃金を上げることが政治の課題になっています
引かれる税金や社会保障費は少しづつわからないレベルで上がっています
総理は「まず成長して、次に賃金UP」と言います
見方を変えると「成長しなかったから賃金UPできなかった」と言われそうです
「少子高齢化で経済が低迷したから・・・」と言いますが、ほとんどの先進国は少子高齢化です
人口増はアメリカ位で、イギリスもドイツも少子高齢化は日本より深刻です
ここ5年ほど「求人出しても人が集まらないよね」と採用業務に携わる人は問題視していました
とある専門学校では、コロナ前ですが「一人の学生に求人が44社なんですよ」と気持ち上から目線です
アベノミクスは求職者からすると「仕事がすぐに決まる」というメリットがありました
富裕層は例外なく株式投資をしているので株価が上がれば財産も増えます
株式のパワーは労働するのがバカらしくなるほどパワーがあります
問題は上昇した分をすべて内部留保にまわす企業にあるように思えます
個人でも日本人は貯蓄に回す癖があります
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問題は政治よりも企業
最近の企業は学生の〈成績証明書〉をあまり見ません
「バイトは何してた?」や「部活は何してた?」などは良く評価します
・明るくて素直
・末端の仕事の経験を積んでる
・集団行動に慣れている
などが評価ポイントに見えます
成績を評価しないのだから学生も勉強しなくなります
賃金の上がらない最も重要な問題は『日本の労働生産性の低さ』です
1時間当たり
・アメリカ77ドル
・日本48ドル です
OECD加盟国37ヶ国中21位
主要先進国7ヶ国中50年連続最下位です
日本も大企業だけを見れば、他の先進国と同水準ですが、大多数を占める中小企業が著しく低いようです
理由は『企業の合理化・効率化が遅れている』からです
他の先進国では賃金上昇に伴い、人手が少なくても済むようにデジタル化・自動化が進んでいます
賃金を引き上げる分『頭を使って効率化』しています
対して日本は『安い人手で非効率な仕事のやり方』だと言えます
最低賃金を引き上げれば、企業は効率化せざるを得ず労働生産が高まります
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加えて働きすぎ
労働生産が低いというと「もっと長時間労働をすればいいのでは?」と言う人がいますが、日本は働きすぎです
労働生産性の低さを労働時間増に置き換えるのは間違いです
逆にもっと休憩・余暇が必要だと思います
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筋トレを毎日すると逆効果です
栄養を補給し、48時間から72時間回復時間が必要です
仕事も同じです
仕事に費やす時間には通勤時間も入ります
満員電車に長時間揺られ体力消耗する人は多いです
仕事のパフォーマンスを上げるには、もっと休むべきだと思います
「成長あっての賃金上昇」ではなく「賃金上昇で効率化・合理化を企業に迫る」ことのように個人的には思います
本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました