人事からみた採用とキャリアアップの実情

長年の採用・教育経験から新卒就活、転職、シニア転職、キャリアアップを企業側からの目線で情報発信していきます 

サイコパスは不必要ではない

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取扱注意のサイコパス

以前「サイコパスを採用してしまい苦労したこと」を述べたことがあります

A支店は女性のサイコパスで女性社員がかなり離職し、支店長が3代にわたり苦悩していました

B支店は支店長がサイコパスだったので、採用しても採用しても次々に人が辞めていきます

四半期に一度の自己申告書がありましたが、そこには何も書かれず退職直前に「あの人おかしいです、耐えられません」と告げられました

本人が恐ろしくて口に出せないようです

サイコパスは100人に1人らしいですが、日本はもう少し少ないという報告もあります

それでも犯罪者の4人に1人はサイコパスですから犯罪者率は非常に高いです

当時はサイコパスの存在を初めて知り「サイコパスは排除せねばならない」と思っていましたが、歴史的な偉業を成し遂げるのもサイコパスです

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サイコパスだからできること 

脳科学者の中野信子さんはサイコパスの危険性を説くと同時にサイコパスの活用法も考えていました

「IQが高い人が多く、歴史的に偉業を成し遂げている人も多い!なんとか社会に活用できないか?」と考えているそうです

私の身近にいたサイコパスも支店以外の人からは「有能な人」「実績は素晴らしい」というイメージです

中野信子さん曰く「富士山と同じで『遠目に見ると壮大で偉大』『近寄るとごつごつした岩ばかりで、酸素も薄く極寒で最悪の環境』」と言います

関係性の薄い人からの評判は良く、関係性の濃い人からの評判は悪いと言えそうです

中野さんの見解では大企業の社長に多くいるとのことで、歴史上の人物だと織田信長などがそうであると述べています

戦争で「多くの犠牲者が出るがやり遂げなければならない戦い」などの指揮官はサイコパスでなければできず、大航海時代なども船員の70%以上が亡くなってもやり遂げているので人類は大きく発展することができました

人の命はもとより、自分の命も掛けて偉業を成し遂げてくれ挑戦してくれるのがサイコパスの偉大なところです

ある意味ヒーロー気質です

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節目節目で必要となるダークヒーロー 

日本の税収入は50兆円、国家予算は100兆円

「年収500万の家庭が毎年1000万円使っている状況」なのが今の日本です

社会保障費0・地方交付金0にしないとやっていけませんが

「弱者切り捨てになってしまう」

「日本の発展のために尽くしてくれた人の年金は払うべき」

「最低限の生活は保障しなければならない」

という考えに縛られて日本の政治家は「痛みは先送り」「次の世代に任せよう」と対応する気配がありません

このような問題にはサイコパスは適任です

通常の人ができない困難をやり遂げることができます

短期的に見れば「血も涙もない愚策」でも長期的に見れば「あの時よく英断してくれた」と救世主になります

私達国民は「短期的にしか物事を観ない」人の方が多いので当然受け入れられないと思います

「悪魔だ!」「冷酷極まりない」と評価されると思いますが、後の歴史では非常に評価されると思います

日本が財政破綻する直前にこのような総理もあらわれるかもしれません

目の前にいるときは冷酷な指導者、歴史で見れば大業を成し遂げた指導者になるのかもしれません

 

本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました