人事からみた採用とキャリアアップの実情

長年の採用・教育経験から新卒就活、転職、シニア転職、キャリアアップを企業側からの目線で情報発信していきます 

「努力」に勝る「夢中」

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努力する姿は美しい

大概の教師や親は子供の努力を評価します

子供も「努力すると褒められる」と摺り込まれていきます

他者を見ても努力する姿は美しいと感じます

全く努力せずに結果が良くても『すごいな』と思っても『美しい姿だ』とは感じません

チャレンジすること

努力すること

いい結果を出すこと

の順に重要で

結果のみを評価しているとチャレンジしなくなってきます

世の成功者も努力したことをアピールすることが多いです

「運が良かった」

「タイミングが良かった」

「周りのお陰」

「元々得意なこと=才能があった」

では周りの評価がいまいちだからです

社会人になると 結果にウェイトが置かれてきます

仕事に余裕がない上司だと

「結果を出せ!結果が全てだ!」

「いい報告待ってるぞ!」

と途中のプロセスを観る余裕がありません

幼少期より摺り込まれてきたのが努力が一番評価されるです

「結果だ大事なのはわかるけど・・・」

ここが仕事の熱量を下げる要因になったりします

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「好きなこと」なら一石二鳥 

最も重要なのはチャレンジすることだと思います

成功すれば「報酬」「賞賛」「評価」などの多くを得ることができます

失敗すれば「学び」を得ます

「こうするとこうなるんだ」というのは貴重な情報です

努力はどうなのか・・・

業績が抜群の社員を観てみると

2~3割が「頭が下がるほどの超努力型

7~8割が「努力せずに済む仕組みを構築しているように見えます

努力型に対して「工夫型」「考える型」というのでしょうか・・・

「いい結果を出したい」はほぼ全員共通だと思います

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「努力する姿は美しい」もありますが

努力するのはしんどい

できれば極力努力せずに結果を出したい

と考える人間の方が多いように思えます

努力より大きなパワーが出せるのが夢中になるです

こちらは好きで没頭してますから 努力より上です

〈 夢中になる 〉ものがあるなら極上の人生

〈 夢中になる 〉仕事なら天職

といえます

「努力は『考える』『工夫する』に勝てず」

「努力は『夢中』に勝てず」

なのかも知れません

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要点を抑えた努力をする

はじめて営業の支店に出た時のチーフは〈 努力型 〉でした

両親ともに教師です

いかにも努力信仰の中で育ってきた人という感じでした

結果が出せない期間が続くと心が病んでいました

定期人事で北関東の別の支店から 業績抜群のチーフが来ることになりました

「Kは素晴らしい実績を上げ続けている『かなりの努力家』だと思う 見習えよ」

と言い最初のチーフは転勤していきました

次に来たKチーフは想像と違いのんびりしています

「夏は海」「冬はスキー」

「飲みに行ったときは仕事の話はやめて」

という人でした

いかに最小限の努力で済ますかをいつも考えてます

努力で賞与は変わらないが 実績では賞与は大きく変わる

無駄な努力が多い『要点を抑えて努力』しないと

とよく口にしていました

「朝は出来るだけ遅く来たい」

「できるだけ早く帰りたい」

「でも実績は必ず上げる=ボーナスが上がるから」

という思考です

若手時代に学んだことは

チャレンジすることは重要

結果を出すことは重要

あとは各自の考え方の問題

ということでした

 

本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました