人事からみた採用とキャリアアップの実情

長年の採用・教育経験から新卒就活、転職、シニア転職、キャリアアップを企業側からの目線で情報発信していきます 

五本能の活用・・攻撃本能

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進歩の為、挑戦してくれる本能

前回の守備本能が「静」なら攻撃・前進本能はです

攻撃と言うと「攻撃本能が強い人は格闘技が好きなの?」と思われがちですが、そうではありません

格闘技を見ていても「痛い痛い!もうチャンネル変えて!」

ライオンがシマウマを襲ってるシーンでも「ぎやー!痛い!痛い」

など痛みがダイレクトに心に伝わりやすいようで嫌う人が逆に多く見受けられます

守るという行為が不変なのに対して、攻撃は常に動き変化することです

いかにも勇ましく情熱的な人をイメージしますが、危ういと思えば一目散に逃げるのも攻撃本能です

ようは本能的に変化を好み、静止状態を好まない気質といえます

私の好きな言葉にマザーテレサ

神は成功など望んでいません、挑戦することを望んでいるのですがありますが、挑戦してくれる人がいるからこそ世の中は進歩があるのです

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犬も歩けば棒に当たる 

動くということは組織の中でいえば

「あいつの頑張りで売上数字が伸びた!」と評価されたり

「また余計なことをしてくれたよな」と迷惑がられたりします

言葉でも

「積極的にいろいろ発言してくる」と評価もされるし

「また余計な一言を言いやがって」とも言われます

犬も歩けば棒に当たるの通り人も動けばプラス評価もマイナス評価も受けるのです

「チャレンジしてくれる人のお陰で世の中は進歩している」といえば美しいですが

「あいつのチャレンジのお陰でコロナウイルスのワクチンができた」もあれば

「あれだけ会社のお金を使ったくせにワクチンを作れなかった」もあります

個人で事業を始めて『斬新なアイディア豊富』に出して『積極的に借り入れ』して『経費使い過ぎで利益が出ず』となり『もっと売り上げを!』となるのが攻撃本能の強い人です

守備本能の強い人なら『経費削減』です

ブレーキばかり掛ける人は「つまらない」という評価を受けやすいですが、こちらの方が重要です

経営コンサルタントを観る限り『斬新なアイディア』より『損益分析』に長けていることが重要なようです

組織には車のアクセルとブレーキのように、この両者が必要不可欠です

まずは『ブレーキ性能』次に『ハンドリング性能』があって『大馬力エンジン』が活かせます

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攻撃に必要な大義名分 

攻撃本能にも個人攻撃集団での攻撃があります

個人攻撃が個人事業主タイプなら集団攻撃は官僚タイプです

「小さい組織行動の方が動きやすくやりがいもある」と考えるか

「組織は大きい方が力がある」と考えるかです

真逆の質ですが攻撃本能の強い人は大義名分を大事にします

誰もやりたがらない仕事に対して「私やります」など手を上げるのも、地味でもを大切にする攻撃本能の一つです

個人の中でも「動きたい」と「守りたい」は混合し、そのバランスが重要で組織でも同じです

孫子の兵法の風林火山を極めることが、個人でも組織でも競争社会を生き抜く知恵になってくるようです

 

本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました