人事からみた採用とキャリアアップの実情

長年の採用・教育経験から新卒就活、転職、シニア転職、キャリアアップを企業側からの目線で情報発信していきます 

働くを考える

これからの適者生存

生きる価値観が変わる 前回は新入社員のための「適者生存」を話しました 今回はこれからの日本で生きるための「適者生存」を考えたいと思います あくまでも個人的な見解です 明治維新以降は「強い日本」を目指しました そうしないと欧米列強の植民地になる …

文明より文化の時代になるのか

文明と文化は似て非なるもの 仕事の分類方法は多数あります 1次・2次・3次産業 ○○業界 ホワイトだとかブラックだとか 様々な分類がされますが 私は 文明・文化 の分け方を良くします 会社説明会で「違いがわかる?」と 聞くとほとんどの学生が答えられません…

楽しい日本をめざせ!

強い日本と豊かな日本 日本は江戸時代の約300年間鎖国でした 経済成長はなくとも 競争もなく 自給自足で 最も平和だった時期と言えます 開国と共に アジアの国々が 西洋列強の植民地になっているのを目の当たりにします 西洋列強国は帝国主義「弱者は強者…

ミドルへのキャリア支援ー3

万物流転 テクノロジーは2025年から急速に変化しだし 2030年から加速度的に変化が早まり 2040年は別世界だそうです いろいろありますが 3Dプリンタ 「ごみを出さない」というメリット他に ネット販売なら注文受けてからの製造なので「在庫を持…

ミドルへのキャリア支援ー2

意外に苦境に立たされてると感じてる 社内のキャリアカウンセリングをよくやってます 若手社員は計画を組み定期的に 後は希望者のみです シニアはよくきます 60歳過ぎても子供の学費が掛かる人 住宅ローンがまだある人 なかには40代の子供が引きこもっち…

ミドルへのキャリア支援ー1

日本社会の主戦力だが状況が千差万別 「若者 女性 シニアのキャリア書いて なぜ『ミドル』にふれない!」 Twitterの友人から来ました ミドルと言えば30代~50代と幅が広く 大企業で全国転勤の人 地元の企業に勤めた人 自営業の人 結婚して子供がいる人 …

就職でしか得られないものー2

会社は学校ではない 人間の脳は10歳までにカタチが作られ 20歳までにほぼ完成すると言われてます 音痴な親の歌を幼少期に聞かせられ続けると 音程がずれた子になるらしいです 計算しろ 図形を解け 読解しろ 文章を書け 歌え 楽器を弾け 絵を描け 作れ 走…

就職でしか得られないものー1

就職は人生の必須科目 人生100年時代の対策の具体的プランを問うコミュニティーに参加しています ・卒サラ=サラリーマンをすでに卒業してしまった人 ・その準備を着々と進めている人 ・サラリーマンは続けるが別の収入源を作っている人 様々ですが かつ…

日本の雇用に対する人情

マスコミ劇場に翻弄される大衆 女性・若者・シニア・非正規雇用者・障害者・外国人のキャリア支援を述べてきましたが 総合的に日本の雇用支援はどうなのでしょう 新型コロナウイルスは全世界的なパンデミックなので こんな時こそ各国の労働者に対する対応の…

シニアへのキャリア支援

リストラなど出来ないのが日本 「企業が45歳以上〇千人リストラ」 などという記事が流れてますが 日本は労働法にガッチリ守られていてリストラなど出来ません さわいでいるのは「早期退職希望者〇千人募集」です あくまで「希望者募集」なので いたければ…

非正規雇用者のキャリア支援

非正規労働者の現状 新卒正規労働者の話になりますが 私が新卒で入社した企業の元部下だった後輩と久しぶりに会う機会がありました 仕事も優秀で部下からの信頼も厚い優秀な人間ですが現在はチーフ(主任)です 「僕は就職氷河期ど真ん中の入社なんですが も…

外国人移民のキャリア支援

増え続ける外国人労働者 私が海外からの留学生の採用を担当しだしたのは3年前からです リゾート事業部の採用担当になってからです 韓国の大学生 台湾の大学生 はそれぞれ韓国語・中国語の話せる人材が必要とされたからでした 観光専門学校からもサービス職…

障がい者のキャリア支援

日本理化学工業株式会社に学ぶ 神奈川県川崎市に日本理化学工業株式会社という会社があります 主にダストレスチョーク(粉の飛ばないチョーク)の製造を行っている会社です 従業員50名のうちの70%以上が障害者の会社です はじまりは50年前 近くの養成…

若者へのキャリア支援ー1

若者の自立と包括的支援 平成になってから ニート フリーター ひきこもり など「若者の社会的孤立」が問題視されるようになりました 「経済が低迷しているせいだ」 「核家族で大人と接する機会が少ないのが問題」 「ゆとり教育のせいだ」 いろいろと言われて…

女性へのキャリア支援ー2

男女の歴史的変化 私がまだ社会に出たての頃 当時NHKのアナウンサーだった鈴木健二さんが「日本もアメリカのように離婚率が上がってきた なぜなんでしょう?」という問いに 「好きで結婚するからですよ!」 と答えてました 時はもう平成 「好きだから結婚す…

女性へのキャリア支援ー1

女性の就業状況 平成11年に男女共同参画社会基本法が施行され 男性も女性も平等に社会活動に参画する機会が確保されました 現在の日本の労働総人口は約6380万人 うち女性は3015万人で44%強を占めます 最も多い年代が45歳~49歳 次いで40…

キャリアカウンセリングの重要性

労働市場の変化と長寿化 かつての高度成長時代にあった日本では ・新卒一括採用 新卒就職率ほぼ100% ・入社から定年まで1つの企業に在籍する 終身雇用 ・キャリアに応じて昇進していく 年功序列制度 こういう時代では積極的にキャリア開発に取り組まな…

運命か 努力か

運命論者が多い日本人 「これも俺の運命だと思う」 日本人には 運命論者 が多いようです 経営の神様といわれる 松下幸之助さんでさえ「人間90%は運命」と考えていたと言われます 信仰心が非常に強い人はあまり見かけませんが 精神性というものを非常に大切に…

批判を抑えれば「陽転」する

「禄」をもらっている組織の批判は厳禁 組織に属すると 仕組み 文化 経営陣 など納得のいかない部分があったりします 「男尊女卑の文化が色濃い」 「学校名での差別がある」 「TOPの好き嫌いで出世が決まる」 「能力がなくイエスマンが上に上がっていく」な…

行動と幸福

「静」と「動」 「待つ」の重要性の後は「動く」の重要性を考えたいと思います 「待つ」というと静止状態のようにとらえがちですが 行動しているときより「五感」は動いています 五感と思考の直結=待つ 五体と思考の直結=行動 です 英国の政治家 ディズレ…

復旧か 復興か

感染症の後に社会構造は変わる コロナウイルスの感染拡大は ・働き方の変化 ・日常生活の変化 ・各業界の構造変化 様々な変化を余儀なくされました 3・11の時は「復旧」に全力を注ぎました アフターコロナの世界はどうなるのでしょう・・・ 復旧・・・元…

アフターコロナとリモートワーク

テレワークのメリット・デメリット 「Zoom」も「Uber Eats」もコロナ社会になって初めて知りました 第一回目の緊急事態宣言の時は「リモートで仕事って無理が多い」という意見が大半でしたが 慣れれば考え方も変わります 最近 人事・総務・経理でテレワーク…

古き良きものは常に新しい

金言は風化しない ほとんどの言葉は時間と共に風化します 環境が変化していくからです ただ長い年月を経ても風化しない言葉もあります 「金言」と呼ばれるもので「言葉の宝」と言えます たとえばビジネス世界ではよく使われる 「背水の陣」 この言葉が出来た…

職種変化が加速していく

世襲率は10%まで下がる 「うちは親子三代そば屋」 「オヤジが教師だったから僕も教師になった」 江戸時代から戦前にかけて日本では 子は親の職業を引き継ぐ慣習がありました 武士の子は武士 農民の子は農民 商人の子は商人 戦後もしばらくは日本は農業大…

毒と成長

人は軽度の刺激で少しづつ強化している 「野菜は身体にいい たくさん食べよう!」 野菜にはビタミン・ミネラルが豊富です 欠かせない食品ですね ですが野菜には「毒」があります 鳥や虫などから身を守る為です 「ええええ、毒!」 例えばポリフェノール 「体…

解釈の仕方で変わる人生

「哲学」って何? ある程度キャリアを積んでくると「あいつは哲学がない」「商売には商売の哲学がある」などいう場面に出くわしたりします また日本人は「道」を求める民族 と言われるとおり「商人には商人道」「柔術でなく柔道」「剣術でなく剣道」など「『…

遊ぶのすすめ キリギリスにも学ぶ

日本人は不安が強い気質 「学ぶのすすめ」 の次は「遊ぶのすすめ」です 遊ぶことができるのは高度な知能を有しているからの証明です 「アリとキリギリス」の話は世界的に有名ですが 「勤勉なアリが正しく 遊び惚けたキリギリスは間違った生き方」とは少し違…

人生「太く短く」か「細く長く」か

寿命の短い戦国時代でみてみる 徳川家康は75歳で生涯を終えました 戦の絶えない戦国時代にあっては異例の長寿と言われています 織田信長が「人生50年」と詠っていたいたように 武将たちは50歳前後を人生としていたのかもしれません 私の生まれ故郷は神奈…

終身雇用は理想なのか

日本人気質と終身雇用 トヨタ自動車の豊田章男社長が「なかなか終身雇用を守っていくのは難しい局面に入ってきた」と述べた発言が話題を呼びました 同時期に経団連の中西宏明氏も終身雇用の困難さを述べました 終身雇用とはなんでしょう・・・ 従業員に入社…

WILLがすべての出発点

発火すれば燃え広がる アメリカのサミュエル・フィンリー・ブリース・モールス(1791年生まれ)は電報で妻の危篤を知り、急いで駆け付けますが 到着した時はすでに埋葬されていたそうです モールスはこれを非常に悲しみ 後に電信機を発明し、モールス符号を…