人事からみた採用とキャリアアップの実情

長年の採用・教育経験から新卒就活、転職、シニア転職、キャリアアップを企業側からの目線で情報発信していきます 

教育に力を入れるという発想

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追い込まれた時どちらに進むのか

「現在の世界の経済は未曾有の危機」と良く叫ばれます

私が社会に出た時もバブル経済の崩壊 という危機でした

「高度成長期は終わり長い低迷の時代に突入した」と誰もが認識をし始めた頃でした

それでも企業は成長・拡大を目指します

危機の時代にリーダーに求められるものは

その時どう動くです

営業路線を強化して売り上げを伸ばす

商品開発路線を強化して良い物を作る

縮小均衡は人に夢を与えません

コスト大幅削減やリストラは絶望しか与えません

社員に活力を与えるのはロマンです

「前に進む」「拡大・成長を目指す」のを振らなければなりません

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当時の私の会社の社長が決断したのが

教育に力を入れるです

「教育?・・・・」

当時の私にはまったく理解できませんでした

個人的には「営業に人をまわし強化すべきだ」と思ってました

商品本部の同期は「今こそ設備投資をして商品力を上げるべき」と熱く語ってました

教育企画が新設され

教育研修課・教育企画課・インストラクター課が20名以上の体制で設置されます

私は教育企画課で「新卒新入社員の教育担当」になりました

「おいおい こんな時期に金と人をこんなものに割くなよ」という社内の冷たい反応でした

 とあるお取引先の専務に言われます

3流はすぐに売り上げを伸ばすことに集中する

2流は商品内容を良くしようとする

1流は人を育てることを第一とする

「君はいいな人を育てるという方向を選ぶ経営者の下で」と言われました

しかし ≪The3流≫ の私は腹に落ちたわけではありませんでした

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 米百俵の精神に学ぶ

 私の支店長としての初陣は新潟県長岡市

ずっと首都圏で働いていましたが初の地方勤務です

 この地は米百俵の精神で有名です

明治3年の戊辰戦争に敗れた長岡の人たちの暮らしは ≪その日の食事にも事欠くありさま≫ だったそうです

見兼ねた三根山藩から見舞いとして米百俵 が送られてきます

しかし当時同藩大参事をつとめていた小林虎三郎

この百俵を元にして学校を建てる

戦後の長岡を立て直す一番確かな道だと説いたのです

当然 ≪食う米のない≫ 藩士らの猛反発を受けます

「米をわけろ!」

「目の前の飢えた現状を見ろ!」

≪生きるために食べる≫ は動物の最優先の生理的欲求です

怒り狂う藩士たちを 何日も 何度も説得します

小林虎三郎に賛同者はいません

たった独りの戦いです

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設立された学校からはその後 人材 が陸続と輩出されます

国造りは人創りから

教育への投資こそ国造りにとって最も重要な投資であるとの考え方です

大人は飢えてもいいから ≪未来ある若者たち≫ の育成に全てを注ぎ込む

このエピソードは教育企画部をつくった時の自分の会社とダブります

営業に力を入れる ⇒ 売れる ⇒ お金になる

商品開発に力を入れる ⇒ 売れる ⇒ お金になる

そうです「お金になる=食い扶持の確保」に真っ先に目が行くのが私たちでした

3流からみれば ≪食い扶持≫ に直結しない ≪教育≫ など後回し=結局やらないものなのです

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 教育を叫ぶ人は貴重

 現在にいかなる犠牲を払ってもいいから「教育に力を入れろ」と叫ぶ人はごく少数います

安宅和人さんも「 シン・ニホン  AI×データ時代における日本の再生と人材育成」で

「日本は教育費を削りすぎ」

社会保障費を掛け過ぎ」

社会保障費を削っていいから教育費を増やせ」

と言います

 出口 治明 さんは「還暦からの底力―歴史・人・旅に学ぶ生き方」で

 「あらゆる動物社会で『成熟した動物が幼い動物の面倒をみる』はあっても『若い動物が老いた動物の面倒をみる』はない」

と言っています

 このような声を上げる人は ≪うざったい奴≫ と思われがちです

シニアは「今まで何十年も働いてきて社会保障費を削れだと!」

ミドルは「俺たちが社会を支えているんだ!俺たちに厚くしろ」

と思うのは至極当然で

すぐに結果の出ない若者の教育などは「知ったことではない」が普通の感情だと思います

国家百年の大計などは庶民の頭から生まれるものではなく ≪一部の明晰な頭脳≫ からしか生まれない発想だと思います

「現在の窮地を救うのは『教育』だ!」と叫ぶ人は孤独な戦いを強いられる人といえます

古今東西万古不変 ≪真のリーダー≫ とは理解されず 孤独な存在なのかもしれません

 

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過去の功労者より未来の人財育成

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 日本最大の組織改革

緊急時には大きな組織改革が行われがちです

コロナウイルスによる急激な経済変化で組織改革をした企業も多いと思います

日本は和を重んじ穏便な組織改革が多いですが多くの血を流す組織改革もまれにあります

教育企画部という部署が新設されたときに当時の社長が「山本権兵衛の組織改革」を話してくれました

山本権兵衛 (やまもと-ごんべえ 1852-1933)明治-大正時代の軍人・政治家です

海軍大将・伯爵 昭和8年12月8日死去(82歳)薩摩(鹿児島県)出身・海軍兵学寮卒

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いろいろな組織改革を学んでも この人の右に出るものは見たことがありません

将官8人・尉佐官89人に及ぶ士官のほとんどのリストラを慣行

現役の軍令部長の中牟田倉之助さえも対象となる 世界の海軍でも例を見ない大リストラです

山本と個人的に親しかった士官も容赦なく整理対象とする徹底ぶり

山本に全てを任せた西郷従道さえも一時は疑問を呈したほどです

新聞各紙では「権兵衛大臣の独断専行」という表現で批判されました

 今の大企業で言えば課長以上を全部リストラのようなものです

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 しかるべき教育を受けた人間が指揮をとるべき

明治維新の功労により 海軍内で重要なポジションに居座っている者をすべて外します

代わりに海軍兵学校卒業者にそのポストを任せました

すべては来るべき日露戦争を想定して近代海軍をつくるためであったのです

功労者は勲章をやればいいのです

 実務につけると百害を生じます

と強く主張

過去の功労者より しっかりとした教育を受けた者を指揮官に据えるという人事です

当時目指していたのは「強い日本」

強くなければ欧米列強の植民地になるだけ

しっかりとした教育を受けたリーダーが指揮をとらねば生き残れない

という時代背景からの決断です

当時の会社も「バブル後の長引く不況」「昭和世代のリーダーではこれからの時代を乗り切れない」という考えからの新しいリーダー教育を真剣に考えていたのだと思います

「入社研修長くね!」

「毎月本部に集められて研修多くね!」

「毎回レポート書くのめんどくさい」

私も若い頃は首脳陣の真剣な教育への想い など考えてもいませんでした

研修は「全国に散らばった同期と久しぶりに飲める」ぐらいの認識です

若者が思ってる以上に 組織は人財育成 に真剣です

学生に「どんな会社を選べばいいのでしょうか?」と尋ねられると

躊躇なく「最初に就職する会社は『教育カリキュラム』のしっかりした会社を選ぶべき」と伝えます

「うちはいきなり実戦だよ!水に入らなきゃ泳ぎも覚えないだろ?」は最初の就職では避けた方がいいです

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 若者を粗末にする国に未来はない

 もう若者ではないのでハッキリ言えます

過去の功労者よりこれからの若者の育成が大切です

2030年はかなりの仕事がAIに代替えされます

これからの子供たちはAIとの共存社会を生き抜く子でないといけません

AIを使うのか

AIに使われるのか

は教育次第です

日本は社会保障費に予算を当てすぎ

教育費に予算を当てなすぎに感じます

選挙に足を運ぶのが高齢者ばかりなのでそうなります

AI社会ではSTEM教育は非常に重要です

今はアート=も加わりSTEMAとも呼びます

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学校も企業も教育≫  が非常に大切になります

本の学校は入るのが大変でも卒業は楽です

企業も「うちの会社に入れば○○なレベルになる」や

「A社出身なんだ!じゃあしっかり教育されてる」

と言われる会社は少ないです

これからはステップアップで転職が増えるし

フリーランスで生きる人も増えます

若者を粗末に扱う国に未来はない

教育を軽視する国に未来はない

のです

売上数字を伸ばすこと=急ぐ重要なことですが

人材を育成すること=急がないが最も重要なことだと思います

 

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思考を常にベストコンディションに

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脳科学で観る

思考について書き綴ってきましたが 脳科学の視点 観てみましょう

楽しいことを考えていると免疫力はアップする

辛いことを考えていると免疫力はダウンする

と言われています

楽しいことを考える量が多いと 免疫細胞≫ の量が増えていくようです

苦しい・辛いは逆に減っていくそうです

ということはできうる限り脳を楽しい状態にする のが好ましいということになります

苦しい・辛いことに脳内が支配されているときには

ノルアドレナリン」「アドレナリン」「コルチゾールの3大ストレスホルモンが分泌されています

逆に楽しいことに脳内が支配されているときには

ドーパミン」「エンドルフィン」「セロトニンが脳内に分泌されています

「楽しい」という感情も「苦しい・辛い」という感情も所詮は脳内物質にすぎないということです

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 感情をリセットする習慣を

 意識して「楽しいことを考える」「辛かったことは思い出さない」を心掛けることです

とは言え現実社会では

嫌なことも起こるし辛いこともあります

テレビをつければ「暗いニュース」「悲惨な事件」が報道され

「政治はけしからん」「日本社会はここがいけない」などという正義の代弁者の言葉がSNSから流れてきます

発信する方も快楽なら 受信する方も刺激的でインプットしてしまいがちです

これらはすべてシャットアウトすべきです

テレビは視聴率を稼がなければならないし

SNSの正義の代弁者は「私は正しい」「私に注目して」という認知欲求が満たされたいのです

自分に関係のない 負の情報 は避けるのが得策です

また苦しい・辛い状態は視野を狭くするということも知っておくべきです

苦しさに目を奪われ ≪日々の生活の楽しさ≫ に気づくことが出来なくなります

また 考えても自分の力では解決できない問題≫ を深く長く考えないことです

「少子高齢で年金が破綻する」「この仕事はいずれAIにうばわれる」などは考えたところで自分の力ではどうしようにもありません

マイナスなものは受け付けない

楽しい・幸せをイメージする

考えれば解決できる問題のみ考える

ということです

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嬉しそう楽しそうが基本の生きるスタイル 

 解決できない悩みなら

誰かに相談する

それから逃げる

ことが得策です

相談するとは「伝えるために考えを整理する」⇒「わかるように伝える」というプロセスがあります

整理して伝えるうちに客観的に悩みを考えることができます

そのような意味で 話せる仲間がいる ということは非常に重要です

 「死にたい」「消えたい」「生きることに疲れた」など「自殺を考えるほど苦しい」気持ちを専門の相談員が ≪受け止め≫ ≪状況を一緒に整理し≫ ≪必要な支援策などについて一緒に考える≫ 電話相談窓口があります

いのちSOS特定非営利活動法人 自殺対策支援センターライフリンク

いのちの電話(一般社団法人 日本いのちの電話連盟)

 などです

自殺者の60%が誰にも相談せず命を絶っています

電話はほとんど女性らしいですが実際に自殺者は男性が多いそうです

どうしょうもない苦しみは「吐き出す」「逃げ出す」ことが大切です

人の生きる基本は嬉しそう楽しそうな状態を保つことだと思います

 「人生100年時代」になるのなら「できるだけ楽しく」「できるだけ健康・長寿」を共助していくことが重要だと感じます

 

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時代は無為自然へ

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言葉の重要性

 前回は「考え方」の大切さを書きましたが そこから思想まで考えていきたいと思います

考え方を支配するのは言葉です

言葉には言霊が宿るという人がいます

「今の時代は稼げない」という言葉を頭にインプットすると

「投資に失敗して大きな損失を出した」

「うまい話にのって破産した」

「会社が倒産してホームレスになった」

などの情報ばかりキャッチするようになります

人生をプラスに持っていくにはポジティブな言葉 が不可欠です

使う言葉で大きく変わるということです

社会に出る若者にはできるだけ教育・研修のしっかりした会社に最初は入社すべきだと思います

社会人もできるだけ良書を読むべきだと思います

「滅びゆく」「終わりを迎える」「オワコン」などマイナスな内容の本は避けるべきです

たとえ優秀な頭脳の人が書いた事実でもです

「批判の多い」「マイナスの多い」「攻撃の多い」本や人の話は避けた方がいいです

これらは刺激的なので引き付けられますが心をマイナスにする言葉 が詰まってます

とにかく心をプラスにする言葉を選んでインプットすべきだと思います

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  時代背景と共に思想は変わる

 若手社員のキャリアカウンセリングをしていると

「労働時間が長い」

「そちらの仕事は好みではない」

などの意見がチラホラ出てきます

総じて

ガツガツ稼ぐより自分の時間

という意識の社員が多いです

私などが同じ年の頃は「人事業務より営業職の方が稼げる」「残業どんどんやります」でした

人間がどんどん エコ になっていきます

国家でも成長期は孔子儒教思想をありがたがります

自然体の老子道教思想は国も会社も都合が悪いのです

儒教人としての生き方が説かれた内容を多く含まれています

を重んじて「互いを尊重し」「己の本分に徹して」より良い社会を形成していくことを理想とするのが儒教思想です

儒教の倫理観は経済活動における経営倫理や企業精神に相関性があるので国も会社組織も都合がいいのです

渋沢栄一の「論語とそろばん」の論語儒教です

経済倫理のバックボーンとなるもので重宝された思想です

国も企業も成長期には意識高い系の儒教が都合がいいわけです

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対する道教は自然体です

自然崇拝の日本の「神道」に似ています

「道」に身を委ね健康・長寿となり自由に生きることを理想とする

道教無為自然です

不自然なものをすべて否定します

私がよく使う一極二元論なども道教思想から来ています

・人は飢えや病のない世界を目指す⇒陽を目指して進む

・長寿となり「年金問題」「長期雇用問題」など陰の要因も発生してくる

一つの極は陰陽二つの方向に同時に進んで行く

だからバランスが大事

道教ではというものを重要視します

道は「自然」や「無為」と同義で人の行いを挟むことなく あるがままに生きることを説いています

 意識高い系の儒教に対して自然体で生きていくのが道教です

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 若者は自然体に進化していく

 西洋でもストア派エピクロスという異なる思想があります

ストア派が理性で情念や快楽を抑えつけ 強制力に従おうとした思想

エピクロス派は感性を理性のくびきから解放し 強制力からも解放されようとした思想

意識高い系自然体の生き方です

人口が増え⇒経済成長中で⇒勤勉な労働力が必要 ならば意識高い系は必要な思想です

その逆になっているなら 意識高い系は矛盾していきます

働かないという生き方⇒FIRE・山奥ニートなど

好きを仕事にして生きる

「自由」や「精神的楽しさ」を求める若者が増えているのは環境に合わせて進化してきているといえます

「競争」「ハードワーク」「高い意識」の世界から

「自由」「精神的楽しさ」「健康・長寿」にキーワードは変わっていくような気がします

無為自然」な生き方がスタンダードな時代になりそうです

 

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マインドセット

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「考え方」って非常に大事

 新入社員研修の主たる項目は考え方」「やり方」「知識です

あくまで学生から社会人になる為の研修です

社会人から社会人の転職は関係ありません

大企業はやはりしっかり時間をかけてやります

私の新卒で入社した会社も新入社員入社研修≫ を半年間も行った時期もありました

「おいおい長いよ!早く現場出してよ!」と思いました

現場の支店長からすれば ≪人員1≫ にカウントされてますから早くほしいです

当然 ≪現場教育≫ もあります

ただこの時期の社員の定着率は非常にいいです

10年ほぼ定着します

採用力+教育力は 定着率 に比例するといえます

これがないと万年人手不足 に陥ります

「水に入らなきゃ泳ぎは覚えない!すぐに現場だ!」という考えを支持してましたが ≪詭弁≫ だと言えます

アメリカのように12回転職する社会 になるのであれば これからの若者は(最初の企業は)研修の充実した会社を最初に選ぶべき と思います

その中で最も重要なのが考え方になります

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 「出す頭」に優れた人は重要

 私も新入社員研修の時「今までは入れる頭 が評価されてたと思うが これからは出す頭 が大事になる」と言われました

「入れる頭は東大生が優れる」

 まあそうでしょう

「出す頭は漫才師が優れてる」

 ????

「笑いをとるは究極の出す頭」

「今うけてる漫才師は皆8ビート」「ただダウンタウンだけ4ビートなんだよね」

講師は真剣に 出す頭 を語ります

「なんだ!社会に出たら漫才師を見習えってことか??」

ただ 出す頭で生きてる人 はやはりただものではないです

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 法務省矯正官として 全国の少年院を飛び回っているゴルゴ 松本さんの講義を見てよくわかりました

 辛い」のと「幸せ」のがあるかないか

この二つは紙一重の差

人はプラスのことだけでなくマイナスのことも口から吐く

吐く」は」「を合わせて「」となる

マイナスなこと=「」を取れば叶うになる

非常に多くの「考え方」を漢字を使って話していきます

出す頭に優れる人は人を変える力があります

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 言葉の呼吸がマインドセット

そもそも社会・人の批判は人を引き付けやすいです

私たちは日常で負の言葉を非常に吸い込んでいます

たとえ正論だろうが

正義のおたけびだろうが

マイナスな言葉を吐く人には近寄ってはいけないというのもよくわかります

マイナスを吐く人は人を育成しないからです 

真言宗の僧侶 名取芳彦さんの言葉

どんなに不幸を吸っても

吐く息は感謝でありますように

の通り「入ってくる陰の言葉」「出す陽の言葉」をしっかり調整できる心をつくらなければならないと思います

 

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マネーリテラシー向上作戦

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宝くじの売上が減少し続けている

宝くじの売上が年々減少しています

宝くじは地方自治体にとって大切な財源なので深刻な問題といえます

少額投資非課税制度NISA≫ ≪仮想通貨≫ ≪ネット証券≫ などなど

宝くじよりは確実性が高い投資に購買層が取られてしまったといえます

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 高校生の数学の時間で先生が『宝くじはいかに無駄な買い物か』確率論で示してくれたことがあります

宝くじは自治体に寄付すると思って買えと言われました

大学の経済学のゼミでも教養が低下するとギャンブルで稼ごうとする」「教養が高まると投資に興味をもつ

「どこの国でも金持ちは皆投資』をしている」と言われました

「寄付をしよう!」と宝くじを購入する人はごく少数だと思います

やはりお金を増やしたいと考えての購入でしょう

長きにわたる経済の低迷は ≪日本人の金融に対する知識≫ を少しづつ高めてきているように思えます

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 日本は貯金のメリットが桁違いだった

日本人がマネーリテラシーが低いのは高度成長期の金利の高さです

親の世代が 「貯金しろ!」というのは 貯金に勝る金融商品がなかった からです

当時は「貯金しとけば間違いない」という時代でした

それが今や金利0.001です

100万円預けて100円しかつきません

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 若い世代は生まれた時には低成長経済だったので マネーリテラシー≫ が高くなってるように見えます

キャリアカウンセリングをしていても賢い若手社員は

ポートフォリオはどう組んでますか?」

「インデックスファンドはどの銘柄買ってますか?」

日本株はどこを?」⇒「日本の株はもたない」⇒「やっぱそうですよね」

「リートはどうですか?」

ミドル世代が考えてもいないことを聞いてきます

「とりあえず会社で話すことじゃないから・・・」と仕方なく飲み屋で助言します

≪買うと良い銘柄≫ は怖いので言いません

助言しているのは

向こうからくる話は拒否すること

銀行・証券会社の窓口には行くなネット証券にすること

保険は自動車保険以外必要ない

FX・仮想通貨はギャンブル

株もアクティブ投資はリスクが大きい

金融知識は自分で身につけるもの

「すごく窓口の人が親切で・・・」

「営業の人が間違いないっていうんで・・・」

自分たちの儲かる商品を勧めてきます

人を介してはダメです

人件費と店舗費が掛かっているぶん手数料が違います

金融商品も保険も ネットがベスト です

この辺は ≪キャリアカウンセリング≫ ではなく ≪ライフカウンセリング≫ なので私の仕事ではないです

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 学校でお金の知識の授業が加わる

 日本人のマネーリテラシーの低さから学校で金融知識の授業が計画されているそうです

金融庁が中心になるらしいのですが「銀行の窓口に行くな!」「保険も証券もネットにしろ」とは言えないでしょう

日本の大企業の部長クラスでもアメリカの高校生のマネーリテラシーより低いと言われていますから「何かしらの策は打つべき」とは思います

知識の有無による差は大きいです

現段階でも

「30歳にして経済的自立して不労所得で好きなことをしている」人と

「80歳過ぎても働かなきゃならない」人と差が出てます

性格でも能力でもなく 知識の差 です

テレビや漫画の影響か

「お金持ちは性格が悪く汚いことして稼いでる」

「貧しい人はいい人で ≪人を信じ≫ ≪人にやさしい≫ 人ばかり」

と演出されてますが 実際は逆 だと言います

富める者ほど ≪人を信じ≫ ≪人にやさしい≫

貧しいと ≪疑り深く≫ ≪困ってる人に手を差し伸べない≫

が世界のスタンダードのようです

成金とは成功した金持ち

と言います

知識の有無が人生を決めるのは確かだと思います

 

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生きやすい世界を見つける

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 アリを選ぶかキリギリスで生きるか

 前回は知らぬが仏真実を直視すべきか

民で生きるか」「眼をもって生きるかを書き綴りました

どちらも個人の生き方の選択としては自由です

映画マトリクスでは機械が 人間をエネルギー として家畜のように 飼いならす物語です

人間は希望や楽しみがないとすぐに死んでしまうので≪仮想現実の世界≫を与え続けます

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 ≪真実の世界を選び戦う人が主役ですが俺は仮想現実の方がいいと真実の世界から戻る人もいます

ここに人それぞれの人生に対する哲学があります

真実を求めて進むは カッコがいいが危険でリスク有り

仮想現実の世界は 家畜のようだがそれが安全で快適

そんなことを考えさせる映画です

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 若手のキャリアカウンセリングを行っていると昭和の労働の価値観が消えかかっているのを非常に感じます

20代ではいかなる優秀な学校を出ようとも人生のほとんどがわかっていません

ミドルからみれば全員≪稚拙≫だと思います(失礼)

ただ昭和生まれの語る労働の教訓には魅力を感じていないのも事実です

≪民主主義≫ になったのに ≪帝国主義≫ の価値観を語る人になります

生きてきた環境も違えば 進むべき未来も違うのです

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国民は従業員で生きるべき?

 マネーリテラシーで最も重要なのはいくらで生活できるかです

年収1000万円でも1100万円使っている人は借金が増えていきます

年収180万円でも100万円で生活できる人は80万円を ≪貯金・投資≫ にまわせます

生活防衛稼ぐ力貯める力財を築ける力になります

私の知り合いに「月5万円で生活している」方がいます

株の配当は「月当たり20万」です

15万は使わずに投資にまわし≪複利の力≫で増やしていきます

りっぱに資家として生きています

「ジムなんかに金使うなら階段使え」と言われます

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従業員が働くことにより ≪利を得る≫ のが経営者

企業が働くことにより ≪利を得る≫ のが投資家です

皆が ≪経営者≫ ≪投資家≫ になったら労働者が減り 逆ピラミッド状態 の社会になってしまいます

そのような意味から「キリギリスよりアリが正しい」と教育するのは理にかなってます

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もう一つ日本社会の素晴らしい仕組みとして 源泉徴収 があります

給与から30%先に税金等を引いてしまう仕組みです

これは ≪税金のとりっぱぐれのない≫ 優れたシステムです

「えええ!こんなに引かれるの?」と感じるのは新入社員ぐらいで 後はマヒして従業員を続けています

消費税までいれれば三分の一以上税金 で国に搾取されています

大企業は意外に税金をとられていません

大企業が大切にされるのは 従業員を多く雇用している からです

フリーランス個人事業主は「使ってから」申告しています

「引かれてから使う」従業員とは大きな差です

同じ年収600万円でも 実際の自由なお金 には大きな差があります

そういう意味でもフリーランス個人事業主≫ が増えることは国としては都合が悪いのです

国家と国民は映画マトリクスと重なります

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 両者は孤独が好きか否かで違う

 従業員として毎月安定的に収入を得るということは

生存欲求=食べていける

安全への欲求=安定収入や社会保障

所属欲求=集団欲

承認欲求=認められ評価される

が満たされます

①②③が確実に保証されるのであれば「従業員で十分」となります

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それでも自己実現の欲求を求め

フリーランス・起業家・経営者・投資家の道を求める人がいます

FIRE・山奥ニートなども新種の生き方です

もともと人間は群れの中で生きることに安心感を覚えるので群れから外れる生き方は少数派といえます

≪生存欲求≫ と ≪安全欲求≫ は皆共通なので ≪集団欲求≫ から違ってくるようです

昔は宗教で結びつき

今は会社で結びつく

何かしらの群れ を自然に求めます

ただ孤独に価値を置く人が増えています

人は人を求めるは変わりませんが群れには属さないという生き方です

世界で最も賢いと言われるユダヤ人の言葉に

労働を愛し

支配を憎みなさい

権力になじんではならない

とあります

働いていると支配は気づかぬうちにそこにある

権力を得るとどうしても人を支配したがる

映画マトリクスで言えば「支配から抜け出す生き方」に傾斜する考え方を推奨する民族のようです

 

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「眼」と「民」

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知る者と知らざる者

今日はあまり面白くない内容だと思います

時間が貴重な方は白熱したオリンピック観戦にあててください 

知らぬが仏という言葉があります「知らない方が幸せに生きれる」という意味です

富はに流れる

≪知のない人々≫ から ≪知の多い人々に流れる≫

「『がないと搾取されるばかりということです

ドラマの『ドラゴン桜』でも「搾取される側から搾取する側になりたければ東大に行け!」と力説しています

最近知った怖い話では

という字はからを取った文字 だそうです

 「見えなくていい」⇒知らなくていい人々ということです

「知らない方が平和に暮らせる」も事実だし

「知らないと搾取されるばかり」も事実です

政治家が「私に任せてください!」と強調するのは知らなくていいし 考えなくていいですよということです

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 日本の現状

 人は「見たくないものは見ない」「聞きたくないものは聞かない」「考えたくないものは考えない」性質があります

辛い現実は見たくない」「暗い未来は考えたくないという想いが心の奥にはあると思います

資本主義なのに どんなに優秀な大学の 経済学部や 経営学部でも「資本家になる為の方法」「お金持ちになる手段」は教えてはくれません

日本の現状はどうなのか

世界でも最も豊かで文明的な生活に到達した国

成長は終わり縮んでいく国ではないでしょうか

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政治をとやかく言う人がいますが

・日本は弱者にやさしい

・日本は平和で暮らしやすい

・日本は戦えば強い

という住むにはいい国だと思います

大きな企業であれば優れた頭脳の人が必ず数人います

状況をマクロで観て判断できる人達です

「政治家なんて期待してないよ」と選挙に無関心なこと自体「国のおもうつぼ」なんです

代議士は国民に代わり議会で主張してくれる人です

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 「幸せの定義」をしっかりもつこと

 人の欲求には上限がないので幸せのボーダーラインを設定することが大切だと思います

映画『博士の愛した数式』に

子供のただいまの声を聞くほど幸せなことはない

というセリフがあります

小さなことに幸せを感じることができるのなら幸福度 は大きくなります

「○○なことは幸せ」「○○なことも幸せ」「○○なことも幸せ」がたくさんあればあるほど幸せを感じる心は大きくなっていくと思います

≪自己肯定感≫も大事ですが≪幸福肯定感≫はもっと大事だと思います

 

本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました

いつもはてなスターやコメントありがとうございます 感謝しております

自分の棚卸しをしよう

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人生100年時代のキャリアプラン

人生が100年以上になれば 学習期20年⇒労働期40年⇒引退期10年 という昭和型モデルケースが当てはまらなくなります

織田信長が歌った人生50年が折り返し地点になります

加えて昭和に言われていた「企業の寿命は50年」が今や25年となりました

学校出て最初に就職した会社に定年までいる・・・・は風化した考え方になっていきます

「あの人は学校出てからずっと35年もこの会社にいるよ」

「へええ昭和だね~」

会社によっては こんな会話も聞こえてきます

最近話題になってきましたが 一度会社を辞めた人間が再度入社する という文化も生まれそうです

この会社のこともよくわかっているし 外の世界の経験もある

という評価です

従来の新卒一括採用の日本企業では辞めた人は「裏切者」的に見られていました

武田信玄も出戻りを高く評価していました

父の信虎が暴君で多くの家臣が離れていったのですが

「新しい技術」「甲斐にない情報」なんでも≪利≫をもってくれば再び召し抱えるということを実行しました

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 自分棚卸の仕方

 これからは就職というよりプロジェクトに参加のような就職になります

2025年~2030年は変化が加速し始め 2040年からは別世界になりそうです

学び直しも増えそうです

「もう成長は面倒くさい」と思ったところから老化ははじまります

年齢ではありません

学ぶ必要性を感じている限り80歳過ぎても脳は発達するのは最近の研究で分かっています

「今の会社も 仕事も 大好きだ!ずっとここにいる」ならそれは非常にいいことだと思います

「いずれこの仕事はAIに奪われる」は奪われるまでわかりません

わからない ≪いずれ≫ の為に今動く必要もありません

株式投資」「不動産投資」もいいですが自分への投資ははるかに重要です

自分の価値を上げていくためには自分の棚卸が必要です

「俺は転職なんかする気はない」という人も考えておくだけでいいと思います

「俺は棚卸するようなスキルはない」などということはありません

能力は存在するものではなく開発するものだからです

 
今回は「転職2.0」を一部参考にしています 

まずは 学生時代に身につけたスキル

つぎは資格・免許 

「資格がない」「パソコン使えない」を気にする人がいますが 大した問題ではありません

普通科出て 資格も 免許もないよ・・・」⇒ 全然問題ありません

次は 社会に出てから身につけた能力

そしてもっとも重要なのが 人柄・性格・持ち味です

なぜ面接をするのかといえば 半分以上人柄を見るためです

すべてに≪ハッシュタグ≫をつけます

#協調性あり #公平で差別しない #やさしい #全体を重んじる #きれい好き

何でも構いません

社会に評価されそうな特徴を羅列していきます

直さなければならない短所は1つか2つでいいです

5つも6つもあげたところで ≪そんなに直せない≫ し ≪俺はダメな人間だ≫ と考えるのがおちです

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 求められる人材は千差万別

 よく「リーダーシップ」があった方がいいなど考えがちです

現実は「フォローにまわる方が得意」「一歩下がってサポートが合ってい」人の方が必要とされます

私の採用企画部時代も 営業のいきのいい若手を集めてましたので「競争し合うチーム」「積極的な人間の集まり」としては良かったですが「俺が俺が」が強くまとまりに欠けました

当時のスローガンが「個の自立」でしたからそうなります

私が東京採用本部のリーダーになった時は #素直 #全体重視型 #言われて動く型 #話すより聞く方が得意 ・・・で人を集めましたのでやりやすかったです

会社に「HOTシステムヒューマン・オブ・シンキング」があり≪社員の特性≫は打ち込んでありました

あとは「求める人材の特色」を入力するだけです

これからの採用は「#○○」で細かく人材を求めていくと思います

「さすがだね!よくまとまってるじゃん」など他部署に言われましたが そういう社員を集めてくれたからです

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私は現在リゾート部門の採用・教育の責任者です

飲食業・宿泊業は正直 学生が集まりません 

「じゃあ採用は大変な仕事ですね」と言われますが≪合格率は格段に高い≫ので「面接に持ち込めばこっちのもの」です

宿泊業の採用担当者は機動力が高い です

不人気業界離職率高い万年人手不足です

採用担当者といっても求めるスキルが違います

ネットで学生がたくさん集まり

会社説明会には毎回苦も無く何百人も学生が来て

たくさん選考に進むから「どれにしようかな?」選考

こんな採用だと腕っぷしは当然強くなりません

私が選ばれたのは

#採用業務経験あり #教育・研修業務経験あり #ノルマ型営業経験あり #現場で毎年新入社員を教育していた です

特に「待ちでは学生が来ない業種⇒きついノルマの営業のように積極的に動いてくれる人」と「採ったら集合研修だけでなく現場でもフォローしてくれそう」という点です

異なる得意点が組み合わされ評価されます

学生から社会人は「これがやりたい」で入社しても 経験を積むうちにこんなことが出来るようになったが意外にプラスされています

社会に出たら「短所を嘆く」より「小さくても長所を見つけていく」方が賢いです

ただ小説家の井上靖さんが言うように

努力する人は希望を語り

怠ける人は不満を語る

は全くもってその通りだと思います

 

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