人生100年時代のキャリアプラン
人生が100年以上になれば ≪学習期20年⇒労働期40年⇒引退期10年≫ という昭和型モデルケースが当てはまらなくなります
織田信長が歌った「人生50年」が折り返し地点になります
加えて昭和に言われていた「企業の寿命は50年」が今や「25年」となりました
学校出て最初に就職した会社に定年までいる・・・・は風化した考え方になっていきます
「あの人は学校出てからずっと35年もこの会社にいるよ」
「へええ昭和だね~」
会社によっては こんな会話も聞こえてきます
最近話題になってきましたが ≪一度会社を辞めた人間が再度入社する≫ という文化も生まれそうです
この会社のこともよくわかっているし 外の世界の経験もある
という評価です
従来の新卒一括採用の日本企業では辞めた人は「裏切者」的に見られていました
武田信玄も出戻りを高く評価していました
父の信虎が暴君で多くの家臣が離れていったのですが
「新しい技術」「甲斐にない情報」なんでも≪利≫をもってくれば再び召し抱えるということを実行しました
自分棚卸の仕方
これからは就職というより「プロジェクトに参加」のような就職になります
2025年~2030年は変化が加速し始め 2040年からは別世界になりそうです
学び直しも増えそうです
「もう成長は面倒くさい」と思ったところから老化ははじまります
年齢ではありません
学ぶ必要性を感じている限り「80歳過ぎても脳は発達する」のは最近の研究で分かっています
「今の会社も 仕事も 大好きだ!ずっとここにいる」ならそれは非常にいいことだと思います
「いずれこの仕事はAIに奪われる」は奪われるまでわかりません
わからない ≪いずれ≫ の為に今動く必要もありません
「株式投資」「不動産投資」もいいですが「自分への投資」ははるかに重要です
自分の価値を上げていくためには「自分の棚卸」が必要です
「俺は転職なんかする気はない」という人も考えておくだけでいいと思います
「俺は棚卸するようなスキルはない」などということはありません
「能力は存在するものではなく開発するもの」だからです
まずは ①学生時代に身につけたスキル
つぎは ②資格・免許
「資格がない」「パソコン使えない」を気にする人がいますが 大した問題ではありません
「普通科出て 資格も 免許もないよ・・・」⇒ 全然問題ありません
次は ③社会に出てから身につけた能力
そしてもっとも重要なのが ④人柄・性格・持ち味です
なぜ面接をするのかといえば 半分以上『人柄を見るため』です
すべてに≪ハッシュタグ≫をつけます
#協調性あり #公平で差別しない #やさしい #全体を重んじる #きれい好き
何でも構いません
≪社会に評価されそうな特徴≫を羅列していきます
≪直さなければならない短所≫は1つか2つでいいです
5つも6つもあげたところで ≪そんなに直せない≫ し ≪俺はダメな人間だ≫ と考えるのがおちです
求められる人材は千差万別
よく「#リーダーシップ」があった方がいいなど考えがちです
現実は「#フォローにまわる方が得意」「#一歩下がってサポートが合っている」人の方が必要とされます
私の採用企画部時代も 営業のいきのいい若手を集めてましたので「競争し合うチーム」「積極的な人間の集まり」としては良かったですが「俺が俺が」が強くまとまりに欠けました
当時のスローガンが「個の自立」でしたからそうなります
私が東京採用本部のリーダーになった時は #素直 #全体重視型 #言われて動く型 #話すより聞く方が得意 ・・・で人を集めましたのでやりやすかったです
会社に「HOTシステム=ヒューマン・オブ・シンキング」があり≪社員の特性≫は打ち込んでありました
あとは「求める人材の特色」を入力するだけです
これからの採用は「#○○」で細かく人材を求めていくと思います
「さすがだね!よくまとまってるじゃん」など他部署に言われましたが そういう社員を集めてくれたからです
私は現在リゾート部門の採用・教育の責任者です
飲食業・宿泊業は正直 学生が集まりません
「じゃあ採用は大変な仕事ですね」と言われますが≪合格率は格段に高い≫ので「面接に持ち込めばこっちのもの」です
宿泊業の採用担当者は ≪機動力が高い≫ です
不人気業界&離職率高い=万年人手不足です
採用担当者といっても求めるスキルが違います
ネットで学生がたくさん集まり
会社説明会には毎回苦も無く何百人も学生が来て
たくさん選考に進むから「どれにしようかな?」選考
こんな採用だと腕っぷしは当然強くなりません
私が選ばれたのは
#採用業務経験あり #教育・研修業務経験あり #ノルマ型営業経験あり #現場で毎年新入社員を教育していた です
特に「待ちでは学生が来ない業種⇒きついノルマの営業のように積極的に動いてくれる人」と「採ったら集合研修だけでなく現場でもフォローしてくれそう」という点です
異なる得意点が組み合わされ評価されます
学生から社会人は「これがやりたい」で入社しても 経験を積むうちに「こんなことが出来るようになった」が意外にプラスされています
社会に出たら「短所を嘆く」より「小さくても長所を見つけていく」方が賢いです
ただ小説家の井上靖さんが言うように
努力する人は希望を語り
怠ける人は不満を語る
は全くもってその通りだと思います
本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました
いつもはてなスターやコメントありがとうございます 感謝しております