摺り込む「勤労」と「忠誠心」
新入社員研修を長く担当してる立場から本音で話すと、研修の目的は企業に採って利益を生み出してくれる人材に作り替えることなので『企業に都合のいいことが中心』になります
・タイミングよく転職して実り多い人生の送り方
・お金持ちになる方法
などは自分で学ぶことになるので、当然人生の終わりには格差が生まれます
企業が求めるのは『勤勉』『忠誠心』『自社が求めるスキル』です
国が求めるのは『勤勉』『納税』『消費』です
両者に共通することは『勤勉に働いてくれること』です
私達人間は何を求めるのでしょうか?
よく勉強していい学校に行くこと・・・
よく働いて出世すること・・・
ではなく『幸福になる』為に生きています
勉強も労働も幸福になる為の一つのプロセスです
異常に大脳が発達した我々人類は「生きる意味とは」などを考えようとしますが、そこには意味はなく解釈があるだけです
そもそも生物が世に誕生してするべきことは「食物を取り込んで生命維持」と「種の繁栄」であり、この2つは快楽によって誘導されます
美味しいものを食べれば脳から幸福物質がでて快楽が得られます
勉強も労働も基本的には苦行ですが、企業の研修では「労働はかけがえのないのも」「勤勉は美しい」というスタンスで進められ、ほっとくと楽しい遊びに没頭してしまう若者の脳に『労働信仰』を摺り込みます
人にとって何が大切かを考えれば『1は命と健康』で『2はお金』になります
「人とのつながりが大切だ」という人もいますが、IQが高い人の中には孤独を好む人が多く、理由は「インプットするには一人でないとできないから」ということらしいです
命の次に大切なお金について考えていきます
貯金減でも富裕層増
岸田政権になったら、わからないように、気づかれにくく増税を進め、日本の税収入は過去最高を更新し続けています
これは『ステルス増税』と呼ばれています
このことに気づくと、国民の怒りは裏で総理を操っている財務省に向かい「罪務省」とか「財務真理教」などの言葉が生まれ、財務省を罵倒するようになります
一般企業の営業マンが売上をあげるほど評価されるように、財務省では税収入を増やすほど評価されるので、ある意味大活躍といえます
増税が進み、物価は上がり、日本人の貯蓄率は過去最低になりました
「苦しくて貯金に回すお金がない!」
「政治が悪い!陰で操る財務省が悪い!」
となりますが、問題はここからどの方向に進むかです
海外の人が日本のこの現状をどう見ているのか?
『日本は富裕層が増え続けている!』ということに注目しています
ようは「他責思考で国の文句ばかり言う人と、自責思考でその中でいかにしてお金を増やすかという人の二極化している」と両者の違いを分析しています
海外の人は当然「他国のこと」として他人事のように分析しています
私達が「ギリシャが破綻」したことや「今の中国の失業者の多さ」を観る姿勢と同じです
50代になってから気付いても遅いので、若い人は独学でお金の知識を学ぶ必要があります
若者は複利を学ぶべき
若い世代はアインシュタインが「人類最大の発明」と評した『複利の力』を学ぶべきです
どこの会社の研修でもやってくれませんが、健康の知識の次に重要な独学で学ぶべき知識だと思います
金融関係の業界にいる友人なら全員知っていますので聞いてみてください
まず「複利」と「単利」の違いを知ります
単利は1万円に100円の利子がつくならば、毎年100円の利子がつく
複利は1万100円に利子がついていくもので、最初は「それだけのこと?」となりますが、30年・40年・50年で大きな差になっていきます
複利効果とは、運用で得た収益を当初の元本にプラスして再び投資することで、これにより利益が利益を生み、ふくらんでいく効果が生まれます
どのくらいの勢いで増えていくかがわかります
「月々3万円じゃなく5万円にしなきゃ!そのためには生活をどう変えるか?」など具体的な目標がわかると、行動も具体的になります
50代で「このままではいけない!NISAはじめよう」では遅く、20代から始めた方が圧倒的に時間があるので複利効果が活かせます
複利効果を表した「72の法則」というものがあります
○%で複利運用をした際「何年後に資産が倍になるのか」を簡易的に計算できる方程式です
S&P500やオルカンなどのNISAで奨励している銘柄なら、たいがい5%なので、50代はこちらの計算式をお勧めします
岸田政権は増税で国民を苦しめてばかりいたのではありません
ちゃんと『新NISA』という素晴らしいモノを創っています
一攫千金を狙う宝くじは『愚者にかけられた税金』などと呼ばれていますが、若い頃からコツコツと長期にわたり継続するインデックス投資は『やっているか否かで老後が大きく変わる』ものだと思います
若い人には『複利の力を知る』ことと『複利計算のインストール』をお勧めします
本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました