人事からみた採用とキャリアアップの実情

長年の採用・教育経験から新卒就活、転職、シニア転職、キャリアアップを企業側からの目線で情報発信していきます 

主体的でなかった部分のツケ

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原因自分論 

勉強を怠けたツケ

運動を怠ったツケ

好きなだけ食べたツケ

寝不足のツケ

人それぞれですが何かしらのツケが廻ってきている人は多いです

「一生懸命勉強したが駄目だった」

「人一倍練習したが部活で活躍できなかった」

ならいいです

やってダメだった後悔はどんどん小さくなっていくからです

逆にやらなかったことによる後悔はどんどん大きくなっていきます

「犬も歩けば棒に当たる」

「人も生きれば問題に直面する」

大なり小なりなにかしらの問題・悩みが起こります

大きくても小さくても問題は解決せねばなりません

ここで別れるのが原因自分論原因他人論かです

「国が悪い」「会社悪い」「上司が悪い」「部下が悪い」すべて自分以外に原因をもっていく人を原因他人論の思考と言います

これは考えなくていいし、責任も感じず、行動もしないので身も心も楽です

名著〈七つの習慣〉の1番目の主体的であれとあるように、主体的に生きるのが人生を豊かにする第一段階です

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WILL・CAN・DOの3段階 

人はまず、願望・希望・不平・不満などの達成したい・改善したい想い=WILLがあります

WILLがすべての出発点であり、強いほど『想いの強い人生』になります

陽にでれば 陰にでれば愚痴になります

次に「こうすればできる」方法・手段CANの段階に入ります

ここでいつも勉強しなかったことを後悔します

難しい数式、高度な読解、など脳が作られている小中高に勉強してこなかったツケが廻ってきます

脳が鍛えられている人ほど〈方法・手段〉を自然に考え始めます

全く鍛えてこなかった人はCANの段階に進みません

思考が不平不満で止まるのです

少子高齢化で年金減るぞ!」となり

「政府は何やってんだ!」「国は何とかしろ!」「この国は亡びる」と思考停止の人

iDeCo&NISAを活用」「年金70歳から受給にすれば株のインデックス投資より利回りがいい」と方法手段に思考が切り替わる人

この辺で『原因他人論』『原因自分論』に分かれる気がします

次に行動に移すDOになります

この段階ですと脳を鍛えたか否かは関係なく見えます

会社でも一流大学や大学院を出た頭脳明晰の人はいましたが考えすぎて行動に移せないという人がいたりします

意外に三流の私より実績が低かったりもします

「君は行動しながら考えるんだね」などと言われたことがあります

ウサギと亀ではないですがどちらが勝つかは最後までわかりません

頭脳の優る相手には行動の早さで対抗するが私の一つの教訓となりました

取引先の中小企業の社長を見ても『学歴は大したことがないが、とにかく行動力がある』という人は多いです

やるか否かの行動力・実行力で最後の勝負は決まります

やってダメだった後悔などどんどん小さくなるのです

「こうすると失敗する」が学習できただけでも収穫です

WILLで止まる人

CANの段階に進む人

DOですぐに行動に移せる人

『原因他人論』『原因自分論』かで人はこの3段階の思考経路に分かれます

不思議と同じ思考段階の人が周りに集まってきます

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習慣化して改善する 

私の場合は事務作業を人に任せることが多く、スキルが伸びませんでした

計画や営業活動、マニュアル作成など自分の業績に直結するものには熱心でした

「事務処理に長けたところで評価されない」という考えが〈事務処理は人の依存する〉という行動になり、現在はそのツケをはらっています

『原因他人論』『原因自分論』かは意外に簡単にチェンジ出来ます

方法・手段を考えることは脳のトレーニンにもなります

注意すべきは「俺のせいだ」「俺が悪いんだ」と落ち込むことは意味がないので避けた方がいいです

あくまで客観的な原因の追究が目的です

どこ・なぜ・どう(する)で考える場合、「どうする」が一番脳のエネルギーを使います

どこ・なぜトークは「あいつのせいだ」「こいつが悪い」で思考にエネルギーを使わず気楽です

「どうする」の段階に入ると脳を使うのがしんどくなります

「どうしよう」「どうする」「どうすべきか」繰り返してる時は脳が非常に鍛えられています

これが習慣化すると物の見方が変わってきて感謝の気持ちが強くなります

「ここまでなるのに苦労したんだろうな」

「これを作ってくれた人のお陰だな」

誰かが何かを考えて・実行して・解決してくれたことにより、この世は豊かになってきているということがよくわかるようになると思います

『主体的に生きる』習慣は『読書習慣』『運動習慣』に比べればずっと簡単な習慣だと思っています

 

本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました

 

 

昨年に引き続きコロナウイルスに翻弄された年でしたが、だいぶ明るい道標ができてきました 来年はもっと元気で明るい年にしていきたいと思います
皆さま、良いお年を・・・

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