人と人の距離感が表すもの
異性といっしょにお酒を飲みます
飲んだグラスを相手に近い方に置きます
相手も飲みます
その時、こちらのグラスにより近い位置に自分のグラスを置くか
前より離して自分のグラスを置くか
で〈心の距離〉が測れます
脈ありか否か・・・です
近づけて置いたら好意あり
離して置いたら好意なし・・・・と言えます
生きてきた環境にもよります
〈快感情〉を多く与えられて育ってきていると〈開放的〉で〈親しみやすい〉人になりやすいです
『一緒にいると楽しい人』『一緒にいると安心できる人』です
人間の感情の中でも〈快感情〉と〈不快感情〉は人間関係に大きな影響を与える感情です
やはり子供や新入社員は『褒める・笑う・感動する』という『陽の氣』を多く受けることが望ましいといえます
フレンチのベテラン総料理長が「笑いの多い職場には退職者はいない」と言っていましたがうなずけます
距離から見える「快」「不快」
人間は好きなものには近づこうとし、嫌いなものからは無意識に距離をとろうとします
「快」「不快」を読み取るには〈人と人との距離〉が非常に重要な指標になります
言葉でいくらとりつくろっても〈体が引ける〉〈接触回数が減る〉という行動に出やすいです
社会人経験が長いと〈言葉によるカモフラージュ〉も上手くなりますが、若い頃は行動に現れやすい傾向があります
相手との距離感は大きく3パターン
①お互いが引き寄せられ距離が近い
②片方は距離を縮めようとし、片方は距離を開けようとしている
③お互いに距離を開けようとしている
で快・不快が読み取れます
「誰もが社会では仮面をかぶっている」という人がいますが
〈仮面をかぶる〉〈A面で対応する〉という強い2面性というより、男性が〈ネクタイをする〉女性が〈化粧をする〉というようなもう少しソフトな変化だと思います
民族により様々な違いはありますが『笑顔は万国共通の快感情』といえます
逃げるは恥だが役に立つ
「逃げるは恥だが役に立つ」はドラマで有名な言葉ですが、ハンガリーの言葉です
日本には武士道、ヨーロッパには騎士道があり「逃げるは恥」という意識は高いです
意識の高い人、責任感の強い人ほど、課題や問題に正面から立ちむかおうとします
とても大切なことだとは思いますが、それが良い結果をもたらすとは限りません
世の中は『意識高い系』と『無為自然系』の2つの思考でバランスをとるところがあります
恥だと言われても、逃げることが得策ということは多いです
人との距離感も同じで『距離を開ける・避ける』ことは必要な相手も多いです
「人の好き嫌いは有ってはいけない」は正論ですが『避けたい人は避ける』『逃げたい人からは逃げる』ことは悪いことではないと思います
本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました