人事からみた採用とキャリアアップの実情

長年の採用・教育経験から新卒就活、転職、シニア転職、キャリアアップを企業側からの目線で情報発信していきます 

シニアの働くを考える

確実に伸びていく人生への対策

長寿も喜べない時代になってきた 10年ほど前、長野県で支店長をしている頃、スタッフの女性が「また今年も沖縄を抑えて長野県が長寿NO1だ!」と喜んでいました 「我が家はリタイアした父が野菜を作ってますので、無農薬の野菜のお陰で皆元気なんだと思…

抜群に強いシニア世代

Ⅹ世代より前の世代はやはり強い 新卒採用し育成していくのが仕事のせいか〈若者に肩入れしすぎ〉のブログ記事が多いいかな・・・と反省しています 役職定年を伝える時はやはり辛いものがありますが、生きてきたキャリアを聞くにあたりX世代より前の世代はや…

生涯現役・・トリプルキャリア

生き方は多種多様になっいてくる 昭和のキャリアモデルとしては、学習期が終了したら企業に就職して定年まで勤めあげるのがスタンダードでした 昭和の時代は55歳だった定年も、60歳⇒65歳⇒70歳となっていき、年金は危うくなってきています 老後200…

人生100年時代のキャリア・・起承転転

昭和のモデルは終了した 『起承転結』という言葉があります 漢詩の四句からなる絶句における構成法の一つです 第一句=起句でうたい起こし 第二句=承句でこれを受けて発展させ 第三句=転句で場面や視点を転じ 第四句=結句でこれらを受けつつ全体をしめく…

定年制度を考える

定年制度の賛否両論 昭和の時代に終身雇用が確立した日本では、どこまで雇用するかの線引きとして定年制度が同時に生まれました 終身雇用とはいえ企業も死ぬまで面倒はみれないので、年齢を区切る必要がありました 終身雇用などが無い米国では「〇歳で会社を…

固定観念を捨てライフプラン作りを

創業者の年齢 行きつけの整体師の先生はあまりにも上達が早く、学校を出るとすぐに開業したそうです 腕の良さは先生たちが「10年に一度の逸材」と太鼓判を押したほどで、本人も自信満々の20歳の開業だったそうです しかし来院者は「えっ、こんなに若い先…

定年制を論じるより就職観のチェンジを論じるべき

終身雇用から定年制度が生まれる アメリカでは「〇歳で会社から去ってくれ」という日本でいう定年制は『年齢差別』に当たるそうです 某大手企業の社長が「45歳定年案」を述べたところ炎上していました 「自分は64歳のくせに!」「最後まで面倒をみるのが…

20・60社会のミドルとシニア

葛飾北斎の生きざまに学ぶ 葛飾北斎は「自分が満足な腕前になるのは90歳」と言っていたそうです 天才の考えるスキルアッププランは凡人には理解できません 21畳もの大きさの岩松院の天井画「八方睨み鳳凰図」は北斎89歳での作品です 北斎は老いてなお…

ミドルの行動学習

つけが廻ってくる時期 今日の話です 以前いた会社のスタッフ数名から相談があります 「部長!本日 数人のスタッフが解雇となりました」 正確には契約打ち切りです 60歳を越えた時点で契約社員になりますから 致し方ないと言えばそれまでですが 解雇の中に…

小さな挑戦のすすめ

従業員=基本的に楽しさはない 「楽しい日本」を目指すべきと言ってきました その為に「小さなベンチャーをもっと増やす」ことが重要だと堺屋太一さんは言います 【企業に雇われるメリット】 ・日本は労働法でしっかり守られている ・経営責任を負わなくてい…

孤独は不幸か幸福か

人生100年時代の精神的問題 昨年は新型コロナウイルスの影響で首都圏を中心に大学の入学式が中止になりました その後も授業はリモート 同級生に会わずにかなりの月日が経ったようです 孤独な受験勉強を経て 晴れて入学 キャンパスライフで新しい友達をつ…

シニアへのキャリア支援

リストラなど出来ないのが日本 「企業が45歳以上〇千人リストラ」 などという記事が流れてますが 日本は労働法にガッチリ守られていてリストラなど出来ません さわいでいるのは「早期退職希望者〇千人募集」です あくまで「希望者募集」なので いたければ…

キャリアカウンセリングの重要性

労働市場の変化と長寿化 かつての高度成長時代にあった日本では ・新卒一括採用 新卒就職率ほぼ100% ・入社から定年まで1つの企業に在籍する 終身雇用 ・キャリアに応じて昇進していく 年功序列制度 こういう時代では積極的にキャリア開発に取り組まな…

「学ぶ」は若さの薬

勉強法がいちばんの若返りのクスリ 60代でMBA(経営学修士)を取得し 3つの分野で博士号も取得 70代になってからは講演で全国を回っている佐藤富雄さんは「脳はどんどん成長し続ける」と主張しています 「50歳の時より75歳の今の方が格段に脳のスペッ…

老化は気から

加齢はあっても老化はない 60歳を迎える前の社員に対して「今後の働き方をどうするのか」というキャリアカウンセリングをしています 還暦を迎えると「もう人生しんどそうだな~」と見える人と「新入社員よりハツラツとしてて若いな~」と見える人でかなり…

高齢者の就労の現状

高齢者の社会参加へのニーズ 高齢者と一口に言っても、健康状態 職業経験 家庭状況 経済状況 など人それぞれです 経済的に余裕があれば 生きがい やりがい が重要であり 健康状態によっては 労働時間 勤務体系 が重要になってきます 私達が面接で気にかけて…

人生100年時代に備える知識

戦後一気に伸びた寿命 織田信長は「人生50年」と謳っていました 本能寺の変で亡くなったのは49歳の時です 日本人の平均寿命が50歳を超えたのは1947年です それまでは人の人生は半世紀だったと言えます 一次産業就労者が多かったので「労働は死ぬま…

人生100年時代の働き方

世の中は良くなっていくのが基本 進歩と変化はスピードを増してます 1年で30%以上の知識やノウハウが古くなる と言われています 上書きが必要だということです これを 「どんどん俺の身につけたものは古くなっていく」と嘆くか 「世の中はどんどん進歩し…

シニアの労働を考える

働く理由は人それぞれ それぞれ 会社には定年制度が設けられています 昭和の時代は55歳でしたが、60歳、65歳、最近では定年を70歳にしようという流れもあります 社会が成熟した先進国は少子高齢になっていきます 「産めよ増やせよ」はまだまだこれか…