人事からみた採用とキャリアアップの実情

長年の採用・教育経験から新卒就活、転職、シニア転職、キャリアアップを企業側からの目線で情報発信していきます 

面接はストーリーを伝える

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情報のやりとりばかりでは印象が弱い

この時期になると「内定をもらった人」「まだの人」明暗が分かれてきます

コロナ下の厳しい状況とはいえ 何社も不採用になると「俺って社会から不要?」などマイナスな心になっていきます

以前適性検査を侮らないことと書いたことがありますが

やはり面接が大きなポイントになります

大まかな情報は履歴書でわかります

履歴書ではわからない情報が面接官の質問になります

ここで重要なのが情報だけ伝えればいいというのは弱いということです

「なんで?聞かれたことに答えるのが面接なんじゃないの?」

と思うかもしれませんが

私の経験でも1日最高50人の学生を面接したことがあります

大企業だと連日40人ほどの学生を面接します

すべてが終わって

「今日の選考合格者は誰にする?」

と面接シートや履歴書を見直す時に 印象の薄い学生 はやや不利です

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 ストーリーを伝える

 情報のやり取りの面接に自分のストリーをプラスして伝えるとインパクトは格段に強くなります

「ストーリー?物語?」

面接の質問項目で最も重要なのが志望理由です

就活は恋愛と同じです

相思相愛が理想です

恋愛で「俺のどこが好きなの?」と聞いた時に

「貴方の年収が高いから」

「実家が金持ちだから」

「一流企業だから将来が安泰」

など言われると愛も冷めます

好きになった理由志望理由は面接の最重要ポイントだと思ってください

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それをストリーで表現します

最近で良かった例を挙げると

調理師の面接で

「私の両親は共働きで 祖母がいつも夕食を作っていました

 祖母を手伝うようになり いろいろな料理を教えてもらいました

 父や母に料理を出す時に『料理の説明』をするのが私の役目でした

 父も母も『美味しい』『毎日の晩御飯が一番の楽しみ』

 と言ってくれました

 教えてくれた祖母が寝込むようになりました

 今度は祖母が喜ぶ料理を考えるようになりました

 美味しいだけでなく『柔らかくて消化もいい』を考えました

 祖母はいつも『すごく美味しい』『ありがとう』

 と言ってくれました

 料理は『栄養とエネルギーの充電』だけではありません

 『人の心を豊かにする力』と学びました

 私の料理の修業は家族から始まりました

 今度は社会に出て多くの人を喜ばせたいです

 最近は一流ホテルでも『温めて出すだけの調理』が多いです

 効率的ですが『心がこもってこその料理』と思っていますので

 『これは私の目指す料理ではない』と感じました

 一貫して手作りにこだわる御社を迷わず志望いたしました」

やはり引き込む力が強いです

快活な大学生と比べ ≪職人気質≫ の調理師専門学校生は口下手な学生が多いです

さらに今は調理師は積極的に採用はしていません

その中でも光るものがありました

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 新卒は素材の良さを伝える

 キャリア採用=中途採用は料理で言えば 完成品の採用 です

即戦力としての採用だからです

新卒採用は違います

アピールすべきは素材の良さ です

調理=育成は企業がするので ≪完成品≫ は求めてはいないのです

「この素材は面白い」「調理=育成すると良い物が出来そう」

というのが新卒採用です

フレッシュマンの採用なので「明るくハツラツとしている」ことは重要です

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「うちはラーメン屋だからどんなに良くてもナスはいらない」

「うちはフレンチだけど素材がいいからこのナス使ってみるか」

不要と言われたところは割り切って諦め

使ってくれそうなところに売り込めばいいのです

「完成品として売り込もう」とアピールしてくる学生は多いですが無理があります

親が丹精込めて育ててくれた立派な素材と信じ切って面接に挑むことが大切だと思います

 

本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました

 
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この度はてなスター」を外させていただきました 

8月になりブログを書く時間も大幅に減り、今までのようにブログに注力することが困難な状況です

全く自己都合の行動です

いつも多くの「はてなスター」に励まされて、やる気アップにつながっておりましたが、ここ数日「つけていただいたスターに対して完全にお返しが出来ていない状況」でしたことを深くお詫び申し上げます

つながることに時間が割けなくなったことも事実ですが「縁」は大切にしたいと思いますので、今後ともよろしくお願いいたします

ひとりひとりに歴史があり・思想があり・哲学があり・善悪があり・好き嫌いがあり、どの考え方も皆で受け入れていくのがブログの素晴らしさだと思います

人は「違いが面白い」のであり、違いをすべて受け入れていくと「人間は共通点の方が圧倒的に多い動物」ということがわかります

皆様の今後のご活躍を心よりお祈りしております

               ASHIKAGA

 

 

環境で大きく変わる人生

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世の成功例は美化されている場合が多い

「人生は努力ですべて変わる」

「志の高さが最も重要」

努力・志・目標・忍耐・・・・

すごく大切だと思います

なにより美しいです

努力している姿は美しいし

志を持って挑んでいる姿も美しいです

営業企画部という部署にいた時に 表彰式の担当 をしたことがあります

司会進行もするわけなので ≪表彰対象者への事前インタビュー≫ もします

続けるうちに成功は努力だけでもないとわかり始めました

・この人部下に恵まれてる・・・

・この人 タイミングが良かった・・・

・良い支店に配属されてばかりいる

・前任者が優秀で優良顧客を引き継いでいる

きりがないほどが多いです

≪頭が下がるほどの努力≫ は2割程度に見えます

上記のようなことを ≪表彰式のコメント≫ では言えません

とは言え1000人近くの社員の前でコメントするわけです

「美化して」「脚色」して美しいストリーにします

「本当に素晴らしい努力で・・・」

「困難を工夫で乗り越え・・・」

本人たちもそう思っているし

聞いている主力の社員も「見習わなきゃ!」と感じてほしいのです

巷にあふれる『成功例』は必ずしも「努力100%」ではないと思います

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 社会は環境8割

言ってる私自身「実績は努力や工夫だ!」と思い込んでます

特に若い頃はそうしないとやっていけません

「俺は場合は努力」「俺の場合は才能」で良いと思います

自己肯定感は生きるエネルギーになります

ただ努力や工夫はしたにせよ

環境は大きかったと思います

そもそも私の場合

倍率の高い翌々年なら採用されなかったと思います

さらに次の年なら≪上位大学≫に絞った採用で 呼ばれもしなかったと思います

他人を見ていても

「平成前期ならぐんぐん出世しただろうな」

「最初の配属が悪かったな」

「上長に恵まれてないな」

と思える人は多いです

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同じリンゴの木でも 青森県沖縄県では 育ち方が違います

同じサトウキビでも 青森県沖縄県では 育ち方が違います

たとえば「本を読むのが好きな子」がいたとします

大学教授の家に生まれれば本はどんどん与えられます

家が商売している家なら「本ばかり読んでないで店を手伝え」と言われたりします

素材は環境次第で大きく変わります

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 環境を変えるのは大切なこと

自分の生きやすい場所

自分の活躍しやすい場所に移動することは有りだと思います

今の苦境を変えたいなら

場所を変える

付き合う人を変える

考え方を変える

と言います 

その中には「努力」も「志」という言葉も出てきません

「努力」や「志」は非常に大切かつ美しいものですが

その呪縛から自分を解放し「環境」を見つめ直してみることも大切なことだと思います

 

 本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました

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 この度はてなスター」を外しました

毎回、非常に多くの方にたくさんのスターをつけていただき

励まされ、やる気アップにもなっており感謝しております

ここ数日、つけていただいたスターのお返しがしきれてない日があり

ずさんな返信状態です

スターをつけていただいたにもかかわらず、こちらからはスターがつけることが出来なかった方に深くお詫び申し上げます

コロナで勤務時間が減り、始めたブログでしたが「月20記事以上をやる」という目標も難しくなりそうで

育った環境が違い、思想が違い、感じ方が違い、価値観も違い、好き嫌いも違い、真実などない世の中で多くの人のブログを読むことは非常に楽しいです

は大切にしていきたいと思いますので今後ともよろしくお願いいたします

皆様の今後の益々のご活躍をお祈りしております

                ASHIKAGA

これからの時代の「共助」を考える

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救いを求めている人を知る

 いつの時代も救いの手を求めている人はいます

「困ってること」は千差万別レベルの高低があります

今日食べるものもなく餓死 の恐怖にさらされている人が世界にはいる一方で

ダイエットに悩む人も多いです

食についての悩みでも

「美味しいものが溢れすぎて太ってしまう!」と

「今日食べる食事もない」

はレベルが違います

ただ悩みは悩みです

これからの社会で重要なのは共助の精神です

人事という仕事柄『キャリアカウンセリング』をしていると「救わなければいけない人は多い」と感じます

「人を助ける」「人を救う」という心が全員に必要になってきます

日本で「救うべき人」をマズロー欲求段階説で考えていきたいと思います

 

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 生理的欲求が満たされていない

最も基本的な欲求が「食べること」です

これがないと生存が出来ません

世界の飢餓人口の推定数は約7億人です

日本は無関係のように見えますが

人口問題研究所の貧困問題の専門家である阿部彩さんは

「日本でも同様の『新たな飢餓』がすでに相当の規模で起こっている」と言います

生理的欲求問題は最優先で取り組む問題です

日本には「生活保護」などの法整備があり

「炊き出し」などもボランティア活動で行われています

ただ生活保護の必要な人≫の10~20%しか申請をしていないのが現状です

他の先進国では フランス92%・イギリス80%・アメリカ60%です

理由は

①申請手続きが複雑

②厳しい資格審査がある

③親族(3親等以内)に経済支援の能力者がいるか否か問われる

などが要因です

 安全欲求が満たされていない

天災・戦争・犯罪から命を守ることができる安全な生活を求める欲求です

「何かあったら警察に行けばいい」

「他国が攻めてきたら自衛隊が守ってくれる」

は小学生でも知っています

日本は『殺人件数』の極めて低い国です

憲法第25条で

「すべての国民が健康で文化的な最低限度の生活を営むことができるようにすることを国家の責務」としていますので

「餓死して命をおとす」は極めて低く

「安全」も世界的に見て高水準といえます

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 問題はメンタル

 社会欲求が満たされていない

所属と愛情欲求 とも言います

ここからが救うべき人ボリュームゾーンだと思います

生理的欲求・安全欲求が満たされると次は人間関係です

人間は社会的動物です

群れで行動する習性の動物になります

多くの人と協力してはじめて生きていけます

学校の人間関係

会社の人間関係

地域の人間関係

進学・クラス替え・就職・転勤など≪人間関係≫ が大きく変わる時には不安を覚えます

所属と愛情欲求があるからです

退職理由で最も多いのが職場の人間関係です

職業選択の自由のある社会人はまだしも 学生は深刻です

逃げ場がない場合が多いです

個人的に人間関係は最も取り組むべき問題と感じています

そのような意味では 十七条憲法

和を以て貴しとなすが最初に来るということは大きな意味があるのだと感じます

大いなる和の国=大和

仲良きことは美しきかな

などは日本民族の精神の原点だと感じます

「なれ合い文化」

「事なかれ主義」

「空気を読む」

などもここから生まれます

もしかしたら これはいいことなのかもしれません

「和」が崩れた状態は人の精神を蝕みます

のない状態はもっと深刻に捉えるべきかもしれません

ここのゾーンは救うべき人が最も多いと言えます

心理カウンセラーが一番活躍しているゾーンです

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 承認欲求が満たされていない

自尊欲求欲求 とも言います

他者から認められたい 

尊敬されたい 

尊重されたい 

という欲求です

人間関係が安定していると次に芽生える欲求です

ありがとう」「助かったという感謝の言葉の重要さがわかります

和合性」の次の大切なのが「相手の尊重」です

新しく加わった人なら認知すること

マザーテレサ

愛の反対の言葉は憎しみではなく無関心です言います

また

世界で一番恐ろしい病は孤独ですとも言います

その通りだと思います

ハラスメントは皆無の人間関係でも

無関心に扱われるは深刻な問題なのです

人を救うとは大きな力がいるものではありません

和を重んじる

感謝の言葉を多く発する

という小学生でもできるレベルに感じます

わかっていても出来ない

簡単なことなのにやってない

のが人間なのかもしれません

 

本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました

いつもはてなスターやコメントありがとうございます 

 

 

型にはめるか・個性を発揮か

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日本人は「型」をもつと強い

新卒で最初に入社した会社の≪新入社員教育担当≫になった時

二軍は徹底した教育

 個性は一軍で発揮

と社長に言われました

「型ってなんだろう?」

今回のオリンピックから「空手」が種目に加わりました

見て楽しいのは組手だと思います

は素人目にはよくわかりません

高校時代は空手部でしたが「型稽古」は好きではありませんでした

その頃は極める意味が分からなかったです

相撲の力士が型を身につけて強いのが日本人の特徴

と言っているのを見て 少しずつ分かってきました

イチロー選手も基本・基礎とよく言います

武道だけでなく一流は型がしっかりしているようです

新空手大山倍達総裁の言葉では

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型練習は空手の母である

型は基礎練習として 絶対に欠かすことができないものである

型とは技のアルファベットでつづった もっとも基本的な言葉である

基本的な言葉を知らずしては その国の言葉が使えないように

空手の技も『型』の練習なしには なかなか使えるものではない

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「あいうえお」を知らずして日本語習得は出来ません

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 なぜ「型」が重要か

型を学ぶ意味を考えると 

原理を学ぶことができることです

原理原則を身につけなければ「複雑なもの」「高度なもの」を生み出すことはできません

「型」が徹底して身についていれば

・力を維持することができる

・スランプから抜け出すことができる

 などのメリットがあります

国語にも数学にも原理原則はあるし

スポーツにも競技ごとに原理原則があり

様々な仕事にも原理原則があります

師匠から弟子が教わる姿勢を表した言葉が

問答無用です

型を教わっているときに

「なんでこんなことをするんですか?」

「どんな意味があるんですか?」

などの質問はご法度ということです

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守破離 

日本の職人・武道などの技の世界では「守破離(しゅはり) 」という言葉をよく使います

・・師の教えを忠実に学び その後の土台となる≪基礎・基本≫を固める

・・鍛錬と経験を重ね 土台を守りつつも応用・改善をし≪自己流≫を加えていく

・・それまでの過程に一切とらわれず≪思うがままの境地≫に達する

という 技のプロセスを表す言葉です

まずは先人・師匠の教えを 守る ところから始まり

習得できたらその型を 破り

最終的には独自に発展させ 型から 離れた 自分独自のスタイルを確立するという流れです

『守』の段階で目指すのは優秀者

『破』の段階で目指すのは変革者

『離』の段階で目指すのは創造者

と言われています

幼虫⇒さなぎ⇒成虫

カタチはかなり異なります

小学生⇒中学生⇒高校生

基礎となるのは小学校の時に身につけたものです

すべての成長には段階があるということです

「早く偉くなってはいけない」と言われたことがありますが「黙って基礎を身につける」時期がいかに重要かと言いたかったのだと思います

 

本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました

いつもはてなスターやコメントありがとうございます 感謝しております

師をもたぬ怖さ

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眼の上のたんこぶの重要さ

 還暦で社長に就任した方の話です

目上がいないというのは非常に恐ろしいことだと言います

目の上のたん瘤がいないんだからいいのでは・・・

と凡人の私は思うんですが

注意する人がいない

諫める人がいない

教えてくれる人がいない

これは成長の停止を意味するとのこと

「これからは良書をよく読むしかないんだよ」

立派な方は 危機の視点 が違います

よく学生時代に起業し そのまま就職せずに活躍してる人を

「何かが違う」「何かが足りない」と皆 言います

彼らは大概 ≪高い大学≫ を出てます

人生の成功者と言えます

ただ適正な時期に 適正な刺激を受けていないというのがよくわかります

彼らを観ていて

うるさい上司も・不条理な会社も・お局様も・よくわからない飲み会も・わがままな顧客も⇒「すべてが必要な刺激だった」とわかるようになりました

彼らは 口に戸をせずにスタートしてますから口は達者です

「師」がいない人の特徴は ≪とめどなくしゃべる口≫ です

口は禍の元を知らずに過ごすようです

若い頃に苦労するのが賢人の条件です

でも ≪還暦越えて≫ ≪賢人≫ なのに「師がいないということの危うさ」を感じる方は やはりレベルが違うと思いました

願わくば 我に七難八苦を与えたまえ

などと求める人はこういう人なのでしょう

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 季節は冬から始まる

 1年は真冬から始まります

冬は種が冷たい土の中でじっとしているときです

「仕事もできず」

「当然 成果もあげられず」

「自分の周りは目上ばかり」

「主張は出来ず」

「底辺の仕事はすべて自分」

新入社員などこんなものです

しばらくすれば明るい春になります

「仕事もある程度おぼえ」

「成果も出し始め」

「周りも認め始め」

「ある程度の主張は出来るようになり」

「底辺の仕事は次の新入社員がやるようになり」

けっこう伸び伸び仕事に打ち込めるようになります

そして最も暑い夏を迎えます

「仕事はバリバリこなし」

「成果もどんどん出して」

「周りには期待され」

「どんどん意見を言い」

「自分の活躍がチームを支えます」

まさに盛夏です

収穫の秋になります

「業績が認められ昇進」

「人間としても成熟」

「リーダーシップを発揮」

「人財育成・企画立案・計画実行が主な仕事になり」

苦労・努力が実る季節です

就職すると種が大木になる自然のサイクルの中で自己成長できます

就職せずに進むと ≪スタートが春≫ だったり ≪スタートが秋≫ だったりしていびつに成長するのかもしれません

ただ また冬が来ます

「新しい世代が伸びてきて世代交代」

「新しい変化についていけなかったり」

「身につけたスキルが劣化したり」

「会社自体が低迷したり」

この時期になると「師」はいないことが多いです

自分で考え判断するしかありません

寒さを感じる冬が再度来るのです

「冬は忍耐の時だから耐え忍ぶ」

「春を求めて早期リタイア・セミリタイアする」

など人生の選択期になります

この辺がフリーランスや 事業家や 投資家に「サラリーマンの末路」など言われたりするところです

人生は100年時代にはなっていくので50代以降の新しい進路は考えておく必要があります

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 あらゆる過去を締め出せ

 師がいなくなったら ≪自己成長低迷期≫ になります

「人生100年時代」なら折り返し地点で「師」がいない状態になりかねません

「時代は変わった」

「自分のスキルは古くなった」

「時代の変化についていくのが苦しい」

などは まじめで 遊びの下手な 日本人男性に多いです

うつ病になる人は自分を責めて精神が荒廃していると言います

そもそも変化のない時代はないわけで

スキルは新しくなっていくものです

それを自分を責めるのではなく新しい変化を面白がるようマインドリセットすべきです

自分の精神が壊れるような状態は避けなければなりません

イギリスの医学者 オスラーは

明日を耐え抜くために必要なものだけを残して

あらゆる過去を締め出せ

と言います

過去を悔いるのは優れた人の特徴のようです

新しいスタートを切るのに「苦しい過去」は不要です

「悟り」とは「無駄なことを考えないコツ」を体得すること だそうです

「師」をもたない年代になったら「心を乱さないようにする努力」が最も重要なのかもしれません

 

本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました

いつもはてなスターやコメントありがとうございます 非常にやる気アップにつながっております

 

 

運命ってなんだ?

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「宿命」と「運命」の違い

 「宿命」と「運命」の違いってわかる?

はじめて言われた時にはわかりませんでした

「日本人に生まれた」「男に生まれた」「この父と母から生まれた」など

自分の力では変えようがなく

意志に関係なく決まっているもの⇒宿命です

対して

「自分の性格」「能力」「習慣」など

自分の動きから導き出されたもの運命です

簡単に言えば

変えられないものが宿命

変えられるものが運命です

「これも俺の運命か・・・・」などと落胆する必要はないということです

逆に「親子の縁を切る」など宿命を無理に変えるのも ≪いいことはない≫ と言えます

学校は平等な環境です

同じ教科書で 同じカリキュラム・・・・

ただ社会に出ると違います

配属先

上司や仲間

時世

環境要因で ≪成果≫ が変わります

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運命は自分で創ったもの 

 幸田露伴は「努力論」で

人は自分の性格と異なる運命には出会わないと述べています

しかも2回も・・・

 突き詰めれば

「運命は『性格』『習慣』『好み』『クセ』などで決まる」と言えます

逆に見ればこれらを変えれば運命は変えられるということです

露伴は文中で

成功者は自己の力として運命を解釈し

失敗者は運命の力として自己を解釈している

と言います

『運命』というものは確かに存在し ≪人を不幸にも幸福にもする≫ ものです

一方 『自己の力』というものも ≪人を不幸にも幸福にもする≫ のも確かです

成功者には『自己の力』が大きく見え

失敗者には『運命の力』が大きく見えるようです

「運の悪い人は運命のせいにしている」と言えそうです

性格改善

良い癖をつける

良い習慣を身につける

良い考えを身につける

好き嫌いを極力なくす

が『開運のポイント』と言えます

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 自分を柔らかく知る

 「性格を改善しないと運命は変わらない」

あまり強く考えても簡単には変えられません

学生時代に

「○○は得意だけど△△は苦手」

その中でも

「苦手な△△を努力して伸ばし受験をクリアした」

は努力で改善した能力と言えます

「社会に出たら○○は評価が高いが△△はどうも評価が低い」

生きていくうちに

人と比べていくうちに

自分の「能力評価」「性格の長短」がわかってきます

学生時代はとにかく好き嫌いなくカリキュラムはこなさなければならないし

新入社員時代もとにかくチャレンジしてみるべきです

自分のスキルの効果測定する時期と言えます

とにかく測定しないと ≪自分≫ がわかりません

ある程度のキャリアを積んだら ≪苦手≫ は避けていいと思います

日本人はまじめなので「逃げてはいけない」と考えたりしますが

それにより「精神が参ってしまう」「うつ病などになる」のなら避ける方がずっと得策です

猫は警察犬にはなりません

柔軟に自分を知るべきだと思います

「自分を知る」が第一

次が「人に興味をもつ」こと

周りの人は最も重要な環境だからです

次が「好き嫌いを減らす」努力だと思います

食べ物の好き嫌いは健康に直結し

人の好き嫌いは社会環境に直結し

仕事の好き嫌いはスキルアップに直結するからです

未来は決まっていないし

未来は自分でつくるものだということです

 

本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました

いつもはてなスターやコメントありがとうございます 感謝しております

 

 

万里の長城

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本来ならこの夏は中国の泰山に登る予定でした

言わずもがなコロナ下では中止です

ちょうどコロナの発生する前の12月上旬に 中国7大世界遺産の旅 に元上長の ≪早期退職記念旅行≫ で行きました

私は ≪南国の島大好き人間≫ なのですが万里の長城だけは絶対見たかった歴史的建造物です

紀元前8世紀から建造が始まり 17世紀の明代まで建築期間は2000年を超えています

長城は50000キロメートルになるといいます

ものすごい建造物です

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日本・アメリカ・イギリスは中国の良いところは報道しません

従ってこの三国の国民は中国にいいイメージをもっていない人も多いです

会社の先輩に「人間を学ぶなら中国の十八史略(じゅうはっしりゃく)次に司馬遷史記がいい」と言われたところから中国の書物を読むようになります

個人的にはまったのが司馬遷の『史記』でした

個人的な所感ですが

日本は善も小さいが 悪も小さいのに対して

中国は善も大きいが 悪も大きいと思います

強大な悪があると正義も強大になるのかもしれません

アメリカも同じくです

中国は歴史で見ても 非常に立派な賢人も多いですが

スケールの大きい悪人も多いです

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 当日の万里の長城気温-7度

かなり歩くのでだんだん熱くなってきます

日本の卑弥呼が中国に使節を送ったのが「魏の国」ですから三国志の時代です

万里の長城を築かれていた時は 日本はまだ原始時代と言えます

遣隋使や遣唐使はこのずっと後の時代になります

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中華人民共和国

毛沢東がめちゃくちゃにし

鄧小平が建て直し

現在は日本よりも進んだハイテク文明の国になりました

世界の覇権は

大英帝国からアメリカへ

アメリカから中国へ

中国からインドへ

インドからアフリカへ

少しづつ移っていくのかもしれません

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 本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました

 

 

 

人格と運格

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 運格が高いと出世する

 人格という言葉は説明するまでもないと思います

人間性や人としての風格などを表す言葉です

人間性が悪くても運格が高いと出世すると言います

運格とは道教思想でかじったことです

道教思想には

・哲理部門

・宗教部門

・神仙部門

の三部門があり

神仙部門=自然の法則の中の

医術・天文・歴術を三命総術と呼びます

「天の氣」「地の氣」「人の氣」を受けながらこの世に生きているという解釈です

老子の教えを熱心に説く人は「哲理部門」であり

道教を信仰する人は「宗教部門」です

何か目に見えない気が動き 運が動いている

裏で動いているので裏成りと呼ばれ長い古代より研究されます

「占い」の語源が「裏成り」です

裏成りは「口伝=書物を残さず師から弟子に口で伝える」で一部の権力者しか知る由もありません

今でもそうだと思います

それがなんとなく庶民にも伝わり占いとなります

庶民が求めたのは吉凶です

「運がいいの?悪いの?」

「相性がいいの?悪いの?」

インスタントな答えを求めます

当然商売をする人も それに応えていきます

男性は「占い」拒否派が割と多いです

私も高い業績を上げた時に占いで「運気が良かったからね!」など言われるのが嫌です

「俺が努力したからだ!」と思わないとやっていけないのが男性です

対して女性は ≪柔軟≫ で ≪現実的≫ なので

「活用するものは活用する」姿勢が多いです

我々庶民が求める「吉凶」は裏成りにはなく

「雨なら雨の日のメリット・デメリットがある」

「晴れなら晴れたの日のメリット・デメリットがある」

という感じで聞いてもつまらないと思います

1年に四季があるように自然界の法則から生まれたものです

たぶん一部の権力者は今でも使用しています

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 権力者が重視した「運格」

 出世する人が重視するのが「運格」です

中国では天文官という「氣を読む」役職者が重視されました

日本で言えば安倍晴明などがそうです

これらは権力者の「運格」を読み・高めるための人達です

とにかく権力の座につく

とにかく他国との争いに勝つ

とにかく富が豊かになる

が最も重要だったからです

よく「三国志演義」なので諸葛亮公明なのが「星をみる」などと出てきますが

という字を逆さから見れば生まれた日となります

生まれた日を基に「今の時との兼ね合いを観る」のが天文官のようです

人格を壊すものが運格であり 運格を壊すものが人格

と定義されてますが

優れた指導者は

人格が運格を高め 運格が人格を高める

という黄金の流れをつかむ努力をしたと聞きます

人格を高める努力をした指導者も多いと思いますが

たいがいは運格重視だったようです

周りで出世した人を観ても人格より運格というのがわかります

ちなみに現在の中国では「文化大革命」の時に毛沢東が排除していますので存在しません

毛沢東は「人格も運格も悪い」と分析したからだと聞きます

都合の悪いものは排除されます

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 われわれ庶民の出来る努力

 秘伝の運命学を知らない私たちはいかにして運格をあげればいいのでしょう

運の悪い時は受信を多くする

運の良い時は発信を多くする

と言います

運の悪い人の共通パターン

偏った考え方に固執する

いつも物事のマイナス面だけを考える

ものの見方が狭い

不幸な情報を最優先で収集する

人の批判・悪口が多い

といったところです

対して運のいい人の共通点

こだわりをもたない

物事のプラス面を主に考える

ものの見方を広くする

幸せな情報を最優先で収集する

人の良い面を見て褒める

ことです

人は自分の性格と異なる運命には出会わないと言います

陰の運気になるのも 陽の運気になるのも

性格次第ということになりそうです

 

本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました

いつもはてなスターやコメントありがとうございます 感謝しております

 

 

意外に知らない株主について

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株式会社は誰のもの

 私の会社の株価は コロナウイルス蔓延から ずっと停滞しています

それでも会社は「株主への配当金」「株主優待関連」は最優先で行います

欧米の企業もどんなに苦しい状況下でも最優先で「株主への配当金」は分配します

株主ファーストなのです

かなり大企業の社員でも「会社はだれのもの?」と尋ねると

「社長」とか「会長」とか答える人が日本では多いです

株式会社は株主ものです

「えええ社長のものではないの?」

上場せず 株をすべて社長が持ってるならば「株主である社長のものです」

≪株式会社は株主もの≫ と知っていても 意識はしていない社員は多いです

これは日本独自の特徴です

「会社は社員のもの」

「会社は社員みんなの夢を実現するもの」

などは ≪考え方≫ であって社会の仕組みではありません

株主を簡単に言えば

会社に出資した代わりに株式を受け取った人です

会社の持ち主なのです

会社に対して様々な権利を持ちます

出資した金額に応じて 配当金や株主優待がもらえ≫ ≪会社の経営者に対して意見を言うこともできる のが株主です

少し嫌な言い方をすれば

「経営陣や従業員を働かせ利益を搾取する人」にも見えたりします

利益が上がらないなら さっさと次の企業に 乗り換えます

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 上場するはステータスなのか?

 株主の権利はおおざっぱに説明すると

 議決権

株主総会に出席する権利(意思決定の最高機関)

・取締役の変更などの重要事項を決定することができる

「えええ社長や役員を変える力があるの?!」

剰余金配当請求権

・配当金を貰える権利

 利益の一部をもらうことができる権利

・配当は株主の保有株数による

残余財産分配請求権

・会社が解散した時に残った財産を分配してもらえる権利

 企業が倒産した場合⇒株主が責任を持つのは出資した金額のみ

(株主の有限責任

配当金」「株主優待などが株主のメリットです

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私などは株をもっているとはいえ「様々な株の詰め合わせパック」で所有しているので「株主様」には程遠いです

卵は一つの籠に盛るなを重視していますので「臆病者の株式投資」といえます

「経営陣が怯える大株主様ってどのくらいの株主なの?」とよく聞かれます

 企業の株式を大量に保有している人を「大株主」と呼びますが

「○○株以上保有しているのが大株主」や

保有比率 が○○%以上保有なら大株主」

という定義や基準は明確にありません

大株主の中でも ≪最も多くの株式を保有している株主≫ を筆頭株主と呼びます

経営者の中には「株式上場したい!」とこだわる人が多いです

ロマンであり ステータスなのはわかります 

ただ 上場しないメリット≫ は多いです

 自由な経営が出来る

 上場すると株主にいろいろ口出しされて自由な経営が出来なります

買収される恐れがない

 上場すると買収される可能性が出てきます

財務状況を公開しなくて済む

 上場すると ≪財務状況の報告≫ を株主にして≪利益を還元≫しなければなりません

自由な経営をしていきたい企業は上場しない方が得策です

大企業でも株式上場していない会社は多くあります

サントリー

竹中工務店

・YKK

・佐川急便

大創産業ダイソー

ジェイティービー

・ロッテ

小学館

朝日新聞社

日本郵政

エースコック

・ヤンマー

ヤマザキマザック

富士ゼロックス

・日立ソリューションズ

・日立システムズ

・ユニバース

・カルピス

シチズン電子

日立マクセル

アサヒ飲料

住友電装

富士通マーケティング

・森ビル

・日本IBM

海外の企業では

・イケア

カーギル

・ロバート・ボッシュ

・ロレックス

・レゴ

・ベクテル

マッキンゼー

フェイスブック

など非上場の大企業はたくさんあります

俺は一部上場企業に勤めてるの冠が本人に必要か否かの問題でしかありません

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 学ぶべきは社会の実態

 「株式の仕組みなど興味ないし関係ないよ」という人は多いと思います

社会の仕組みの根っこは知っておいていいと思います

資本主義は

・資本家と労働者に分けられる

・資本を多く持つ人が有利にできている

・労働者は多い方がいい⇒よって従業員で生きることがいいことと考える人が多い状態が好ましい

また物語で描かれる金持ちは

「強欲で腹黒い」「汚くずるい」「人が困ることなどなんとも感じない」など描かれることが多いです

これは圧倒的に視聴する対象が我々庶民であるからだと思います

実際に資本を多く持つ人

「教養があり節度がある」

「理性で感情をコントロールすることに長けている」

「人のことを良く理解し奉仕の精神を強く持つ」人が多いように見えます

金持ち喧嘩せずです

真実を知って選択しながら生きるか

知らぬが仏で生きるか

は全く自由です

映画マトリクスで描かれている

「赤い薬を飲んで真実の世界で生きるか」

「青い薬を飲んで仮想現実の世界で生きるか」

と同じです

ゲーテの言葉に

愚者と賢者は共に害がない

半端な愚者と半端な賢者が一番危険である

とあります

知りたくないなら全く知らず

知りたいならとことん知り尽くす

ということが大事なのだと思います

 

本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました

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