2種類の経済破綻
経済破綻には『爆発型』と『爆縮型』の2種類があるそうです
たとえば日本のバブル経済の崩壊は爆縮型で、ほぼ日本の経済のみの大打撃でした
国が倒産を認めないので発表はしていませんが、中国の不動産バブル崩壊も爆縮型になります
関りがある日本企業は影響があると思いますが、ほぼ中国国内だけでダメージを吸収します
爆縮というと沈没したタイタニック号見学のタイタンという潜水艦が記憶に新しいですね
リーマンショックや、古くは世界大恐慌などは爆発型で、多くの国にも多大なる影響が及びます
「あの国の経済状況がやばい!」となったら、どちらのタイプになるのかを見極めなければなりません
爆発型なら爆風の影響や、火の粉が飛んでくる可能性があります
人の爆発と爆縮
仕事のミスでもミスした個人だけがダメージを負うものと、様々な人や部署に迷惑をかける場合があります
爆縮型のミスなら一人で泣くしかありませんが「爆発型のミスをしてしまった!」となると後始末にも結構時間を費やします
企業でもその企業だけのダメージで済むのか、取引先や銀行などへも影響を与えるかで違います
管理職が長い人は部署で起こしたミスがどこまで被害が及ぶのか瞬時に考える癖がついていると思います
個人も、企業も、国も周りとつながって存在しているので、爆発か爆縮かは対処の仕方が違います
大概の危機管理マニュアル系は爆発型のミス対応が多く、爆縮型は口伝が多いです
「ああ、やっちゃったね!俺もやったことあるよ!○○するといいよ」などやらかしてから学びます
心の爆発と爆縮
人の心の壊れ方にもいろいろあります
やり返したり、復讐したり、あたり散らしたり、感情の制御ができなくなったりの爆発型
人知れず一人で悩み、苦しみ、最悪自殺まで考える爆縮型
心に受けたダメージが外へ外へ向かうのか、内へ内へ向かうのか・・・
「あっ、今の俺、爆縮型になってる」となれば爆発型とは違う対処方法を考えなければなりません
最近はパワハラとわからないようなパワハラをしてくる人も増えています
サイレントアタックと言えます
丁寧で穏やかな口調で、人の心を壊してきます
周りからは気づきにくく、攻撃されている本人も攻撃とわからず、確実に心にダメージを蓄積させます
社内カウンセリングでも「心にはダメージを受けているが、攻撃はされていないので相談しない」という場合が多いです
新手のパワハラにも注意が必要で、爆縮させられることが多いようです
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