初期教育は非常に大事
ミャンマーが軍事政権でもめていたと思ったら
次はアフガニスタン
「21世紀にもなって軍事力で政権を握るなんて・・・」
先進国では考えられないですよね
『タリバン』とは『学生』という意味です
過去に難民が多かった頃のアフガニスタンは〈難民の子が学校に行けない〉という社会問題がありました
それに手を差し伸べたのが隣の国のパキスタン
難民の子のために学校を建ててくれます
「素晴らしい美談」と思いきや
この学校が〈 強烈なイスラム思想を植え付ける教育の場 〉だったのです
イスラム教自体は良い宗教なのですが
「イスラム教徒以外は殺しても構わない」などかなり過激な思想を植え付けます
「人を支配するなら教育から」とはよく言ったものです
子供のころから洗脳されていたのが今のタリバンです
「アメリカが引き上げたから混乱したんだ!薄情な国だ!」
という声も多いですが
アメリカ兵もけっこう戦死しているし
なんせ22兆円もアフガニスタンに毎年お金が掛かっています
「コロナで大変なこの時期に もっと違う使い道があるだろ!」
という世論に押されての撤退です
日本でもあった軍部のクーデター
日本でも過去に軍部が政権を奪おうとしたことがあります
「二・二六事件事件」です
陸軍の青年将校を中心に約1500人もの反乱部隊が東京でクーデターを起こしました
「国のTOPは天皇なのに 天皇をないがしろにして政治家が勝手に国を動かしている」
大蔵大臣の高橋是清・内大臣の斎藤真・教育総監の渡辺錠太郎など9人を暗殺
当時の首相である岡田啓介は間違えて別人を暗殺してしまいます
今のようにメディアが発達していません
首相の顔など新聞の白黒写真で見るくらいです
夜であるならばよけい間違えてしまいます
次々に政治家を暗殺していきますが
「君主は君主」「政治には基本的に口を出さない」
「政治は選ばれた専門家に任せればよい」
という考えなので『反乱軍は認めない』と発言します
3日後に反乱は鎮圧され
責任を取って岡田総理は辞職
二・二六事件は幕を閉じました
思考は教育で作られる
当時の日本は「強い国」を目指しています
弱ければ西洋列強の植民地になるからです
その時代にはその時代にあった教育が行われます
初期教育で思想は作られていきます
教育とは非常に重要なのです
パスカルの遺稿集『パンセ=思索』に
人間の尊厳のすべては考えることの中にある
考えが人間の偉大さを創る
とあります
人は1日に6万回考えると言います
その土台となる思想が非常に重要なのだと思います
本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました