人事からみた採用とキャリアアップの実情

長年の採用・教育経験から新卒就活、転職、シニア転職、キャリアアップを企業側からの目線で情報発信していきます 

日本型 村社会は終わったのか

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新世代から見ると謎の習慣

 近隣の支店の新入社員の歓迎会は暗黙の了解で参加するならわしになってました

隣の市の支店の新入社員の歓迎会に出向いた時のこと

「ところで新入社員は誰?」

「すみません 今日は予定があるみたいで来ていません」

送別会も含め、本人不在は2回経験しました

正直、私も新入社員時代 親睦を深めるためだけに行う無意味な集まりは好きではありませんでした 若手を責める気持ちにはなりません

身近な小集団村社会から 疎外される 浮く 外れる ことを日本人は怖がって生きてきたように思います

村八分という言葉があるくらい 村社会で上手に生きていくことは大切だったのかもしれません 農耕民族の遺伝子ともみれます

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 盲目に従うことを拒否する若者たち

新任チーフ研修で 目標や取り組むべきこと以外にこれは自分はやらないというリストを作らせたことがあります ポリシーのあるぶれないリーダーになってもらいたかったからです

そこで書かれていたのは

「行くと 説教 自慢話 会社への愚痴 をばらまく飲み会はやらない」と書いてきた社員がいました 似たようなことを数名が書いています

親睦を否定してるのではありません

「やるなら 愚痴を聞いてあげる 困っていることを一緒に考えてあげる 飲み会にしたいんです」

盲目に集団に従う気はないが必要なら集まるべきだ 

人の時間を使うのだから無意味な時間の浪費をしてはいけない

要約するとこういうことです

プライベートな時間重視 無駄な時間の浪費はしない 問題解決はシンプル・スマート・スピーディーに

村社会 から 都市型社会 流れが変わっているような気がします

村社会を否定はしません 

村社会は「祭り」「季節ごとの行事」「村人のことはお互いよく知っている」などの利点もあります

失われる利点はありますが、次の世代は次の利点で社会を築いていくのだと思います

村から都市に若者が生活を変えようと移動してるようにも見えます

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諸法無我 

 先日諸行無常と言いましたが、その対になる言葉に諸法無我があります この2つはお釈迦様の教えの根本を成す思想です

諸行無常 は 変化しないものは何一つない 変化こそ世の姿ということ

諸法無我 は 世の中のものはすべて持ちつ持たれつの 頼り合い 支え合う関係にあり 自分一人では何もできないという教えです

日本は意識するしないに関わらず仏教が心の奥深くにしみこんでいると思います 人は人がいてこそ組織行動できるので「諸法無我」なのです

村社会から都市型社会に変わっても「諸法無我」は変わることなないのではないでしょうか

 

本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました

適性検査をなめてはいけない!

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一昔前は参考程度だった適性検査

 「面接ではよかったんですが、適性検査で不合格となりました」と言われたらどう思いますか?

「えっ、適性検査でそんなに人物がわからないでしょ?!」

「面接がほとんどのウエイトを占めるんじゃないの?」

「適性検査などカタチだけだと思ってた」

なかには「体のいい断り文句だ!」とか「不誠実な選考だ!人間を観ろ!」などと言う人もいます

適性検査など参考程度・・・ そんな時代が長かったです

見て問題点が記入されてても「若いんだから社会人として鍛えられれば克服するでしょ」などとさほど重要視していませんでした

適性検査はSPIが一番メジャーかもしれませんが、いろいろ試した結果、私の会社ではV-CATを使用しています

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 精度が格段に上がった適性検査

新しい 適性検査が導入されると基準に満たないので選考不合格者が続出しました

当初は「面接で良かったんだからいいだろ!」

   「あんなもので全てがわかるのか!」などの面接に立ち会った各部署長から不満がでてました 会社で決まったこととはいえ、私も不満でした なんせ面接通過しても6人に1人しか受かりません 「基準値が厳しすぎるのでは・・・」とも思いました

内容はこんな感じです

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 ひたすら数字を足していきます 「ハイ次」と言われたら行を変えてまた数字を足していきます

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 途中、休憩をはさみこのように多く進めた行と集中力が切れへこむ行が出来て、各自のカタチが出来ます この型でかなりの精度でその人間の特性を割り出します

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 結果はかなり細かく出ます

まず会社には先行で始めた事業部のデータがあり「〇点以下は3年以内に95%退職する 〇までは35% 〇以上だと92%残る」とどの年も全く同じ結果となっています

その他にも動かしがたいハッキリした真実が蓄積されています

これには各社のデータも蓄積されているわけなので、全国各社合わせるとかなりのビックデータとなります

ビックデータ×AI この精度の高さは人間は人間が観て 分析して 判断するものという採用選考を白紙化します

「AIなんかに判断させていいのか!」と言っていた我々も 今では「もっと早く導入してほしかった」などと言い出す始末

 このような適性検査がさらにデータを蓄積し、各企業に安価で導入されれば 落ちる人はどこに行っても落ちることになると思います

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 変化には変化

 企業はミスマッチを防ぐためにも選考の精度を上げてきます これは正常進化といえます

採用して 育成して 稼げるようになる ここまでに時間とお金が掛かります 採用費と育成費は掛ったが稼げるようになったら辞めてしまった という事例がここのところ若い世代を中心に多発した企業が多いのでしょう

当然面接だけの判断は危険という認識が強くなります

一方の雇われる側からすれば面接でうまく取り繕っても 完全に正体を暴かれる「やりにくい時代だ!」と思うでしょう

もう「10年ひと昔」ではなく「1年ひと昔」になりつつあります 世の中は加速度的に変化していきます

いや、変化しないものが一つだけある!『すべてのものは変化する』という法則だという言葉もあります

これは昔から万物流転諸行無常といってきた法則です

従って、変化の世の中に生きる者の大原則もまた変化しなければならないということです

変化には変化です

私は適性検査に合格する人材になるということが解決策だと思います

適性検査の 耐久力 判断力 創造力・・・・様々な50を超える項目があります これを学生時代から何度も検査し、弱いところを改善していくことを繰り返せば、かなり自分の適性が浮き彫りになります

精度の高い具体的な自己改善が可能になるのではないでしょうか・・・

突き詰めていくと、文明も文化も成熟し 少子高齢化を迎える先進国は教育というものを見直すことがもっとの重要な課題だと思います

 

本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました

左遷 冷や飯 日陰部署

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若いうちは左遷ではない

 秦を打倒したのは項羽劉邦です 先に秦を降伏させたのは劉邦ですが、武力が圧倒的だった項羽が覇王を名乗り 劉邦を西の僻地である「蜀」の王に追いやってしまいます

ここから左に遷都させられる」=左遷 という言葉が生まれます 日本が国家体系もない原始の時代に「左遷」という言葉が生まれたんですね・・・

かく言う私も経験があります

新卒で入社した会社で配属された部署は 採用企画部・採用1課 新卒の大学生を採用する業務です 会社も事業拡大や支店を増やしていたので採用には力を入れてましたし、地方支店以外は新卒採用しかしていませんでした

結果は新卒大卒男子166名採用が目標のところ86名しか採用できず社会人は結果だから「出店計画も狂う」と22名全員営業へ異動になりました 私は北関東にある支店でした 社会人スタートは集団左遷からスタートしたわけです

「採用企画部に配属されて嬉しかったが、こんなに早く追い出されるなんて」エリート部署から現場へ・・・というような考え方をする人間も多かったです

「東京本社勤務で親が喜んでいたのに、なんて言おう」どうも日本の親は本社勤務が1番と思っているようです

そのほとんどが3年もたずに退職しました これは考え方のチェンジが出来なかったからだと思います

結局その後残ったのが東京採用本部ではステータスに無関心な私とF 負けず嫌いなK 大阪採用本部の帰属意識が高いSの4名だけでした Sとは再度採用に戻った時に一緒に仕事する縁でした 

続けるか否かは性格的な要素が強かったです 左遷と考える人もいますが、若いうちのものは単なる配置移動です まだまだ能力も開花していないわけだしリベンジすればいいだけの話です

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 企業にいれば冷や飯を食うこともある

 人間は 1日24時間 と 法の下に平等 以外は平等ではありません

さまざまなスタート位置に立たされ、上長も違い 環境も違います 

平等ではないが 結果は求められます スポーツのように皆平等な環境で行われないのが企業です

長くいれば損な役回りも廻ってきます 実力がいるし、大変な割には成果が望めない部署などにまわされたりします 冷や飯を食わされることもあったりします

最初の支店長に「早起きは3文の得 と言うが なんでも明るく素直に取り組めるのは3万円の得だ!」と言われたことがあります やる前からブツブツ言う人間より、とにかく明るく「やってみよう!」と動くタイプは失敗もあるが、結果的に業績が良く ボーナスも良く ひと月あたりにすると3万円は多い ということでした

結果、営業で実績を積んだことは非常にメリットが大きかったです

のちに採用に復帰しますが採用力=営業力」であり あのまま営業を経験せずに残っていたら「役所的な採用おじさん」になっていたと思います

世の中は長い目で計らなければならないことが確かに存在します

左遷されたら抜け出すのが困難な場合があります

・ルール違反で罰としての異動

・長く業績不振などでの異動  です

ルール違反は程度にもよりますが悪いイメージが付きまといます

長期業績不振は よく営業マンとしてプレーヤーの時は優秀だったが、管理監督する立場になったら向いてなかったなどの場合です

再浮上できるか否かは会社の性質にもよるし、人手不足か 人余りかも影響します

一昔前なら「それでも会社にしがみつけ」でしたが、ミドル以上は 耐えるか リセットするか の決断になると思います

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天災と同じく不遇はありえる 

 天といえども  『菜根譚

天、われに薄くするに福をもってせば、われ、わが徳を厚くしてもってこれを迎(むか)えん

 もし天が私を冷遇しようとするのなら、私は自分の人格を磨くことによって幸福を勝ち取ろう の意

「たとえ大変辛い境遇におかれても、それによって自分の心までが荒みきったりすることが無いように自らの内なる心の充実を保て」という人生に対しての強い姿勢を表現した言葉です

組織に属せば 左遷 冷遇 日の当たらい部署への異動はありえます

若いうちならリベンジも可能ですが、そうもいかない年齢である場合もあります

どうしても自分磨きは必要になってくるようです 私たちは「社会と戦う」以上に自分との戦いがあるのかもしれません

 

本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました

一極二元論 東洋哲学は素晴らしい

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哲学は西洋だけのものではない

 世界的に有名な投資家ジムロジャースが「必要な教養は歴史・哲学・数学と発言以来「たしかにそうだ!」と哲学を学ぶものの やはり難しいです・・・

特に最初のギリシャがおそろしくつまらないです

「歴史は繰り返す」「感覚でなく数字でとらえろ」と、それは「しっかりした思想で支えなければならない」ということだと理解しています

哲学と言うと西洋のものというイメージが強いですが、東洋にも立派な哲学があります

多くの指導者や経営者が孔子儒教を崇拝しているのがそれで、東洋哲学は立派な哲学です

哲学=フィロソフィーの語源は知を愛すると言う意味のギリシャ語です

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1つの極は2方向に進む

 昔、東京で「東洋史観学」を学んでいた時があります その時に最も衝撃を受けた思想があります

一極二元論(いっきょくにげんろん)

確か老子道教から来ている思想です

 1つの極は陰陽2方向に進む

例えば

携帯電話の登場

 ⇒どこでも気軽に電話できる メールも送れる

 ⇒どこでも電話が掛かってくる 電話番号暗記しなくなる

スマホの登場

 ⇒携帯より格段に便利 音楽・画像も楽しめる

 ⇒老眼早まる 人とのコミニュケーション減

冷暖房完備

 ⇒快適さを得る 季節に関係なく活動できる

 ⇒我慢強さなくなる 光熱費増

出世する

 ⇒優越感を得る 給料が増える

 ⇒人からやっかみ 責任の重圧増

成功する

 ⇒達成感を得る ノウハウの蓄積

 固定観念が生まれる 人からやっかみ

美味しいものを満足いくまで食べる

 ⇒しあわせ・・・・

 ⇒太る・・・・

大雑把ですがこんな感じです

一つの極は同時に陰陽二つの方向へ進んでいくのです

それを一気に栄え過ぎたため、滅亡も早かった平家の例や日露戦争日本海海戦での奇跡の大勝利が太平洋戦争のあらゆる失敗の根源となったなどの例で授業を受けました

 得るものがあれば必ず失うものもある いいことがあれば同時に悪いことの芽も生まれるということです おごれるものは久しからずなのです

 とにかく私たちは便利はうれしいものだし良いことを望むものだし快楽を追求するものです それを得るということは陽 そして(気づかぬうちに)陰の方向にも進んでいるということです

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常に2方向を意識する 

西洋の哲学は一元論から始まっています

「世界は何で出来ているのだろう・・・」というシンプルな疑問からスタートします

老子の思想は中庸を重視しています

また人が生きることを道を求めるという姿勢で考えていきます

老子道教は日本の神道にも影響を及ぼしています 自然崇拝の宗教です 日本では武道・華道・茶道など修業により道=生き方を追求する姿勢が強いのも影響しているのかもしれません

徳川光圀

苦は楽しみの種 楽は苦の種 という名言があります

水戸黄門の「人生、楽ありゃ苦もあるさ・・・」で有名です

優れたリーダーは「楽あれば苦あり 苦あれば楽あり」をよく理解しています そしてあえて「苦」からスタートさせることが多いです

私達凡人はどうしても「楽しい」「便利」「うれしい」などの「陽」方向ばかり見つめてしまいがちです

このような性質からも「哲学を学べ」と言われるのかもしれません

 

本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました

退職を考える段階説

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マズローの欲求五段階説で考える

 「えっ退職!最初はあんなに就職できたこと喜んでいたのに・・・・」

人間というものは時間の経過と共に変化していきます

欲求が変化していくのです

退職理由も変化していきます

良く知れ渡っているマズローの欲求五段階説で考えて見ましょう

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 最初にくるのは生存のための生理的欲求です 

食べなきゃ生きていけないという動物共通の欲求といえます

次が安全の欲求です

住居がないと「ガス・水道・電気が必要」

ようするにまずは生きるために働かなきゃ!という欲求が強く働くわけです

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欲求は常に変化していく 

 無事就職します⇒食べるには困らない

そしたら職場の人間関係です 所属の欲求です 部署に配属され 仲間ができた!」

組織に属し 仕事を覚え 給料をもらい 新しい欲求が芽生え始めます

「認められたい」「評価されたい」「必要とされたい」

承認の欲求です

生理的欲求 安全の欲求 所属の欲求 が外的に満たされたいのに対して、承認欲求からは内的に満たされたいという欲求になっていきます

各欲求が満たされないと退職の心が芽生え始めます

「とてもこの給料では暮らしていけない」

「人間関係が悪すぎやっていけない」

「いくら仕事を頑張っても評価されない」「必要とされてない」

欲求の変化と共に、退職理由も変化していきます

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 自己実現できれば仕事は面白い

 最後の来るのが自己実現の欲求です これは人それぞれです

「お客様に感謝されるのがうれしい」

「才能が世間に評価されている」

「人の役に立つ仕事が出来ている」

「業績上げて給料が増えるのがやりがい」

「出世が生きがい」

それぞれ満たされる欲求が違います ここは「人は人 自分は自分」の部分です

人から感謝が1番 お金稼ぐが1番 出世が1番 十人十色です ここが満たされると退職の気持ちは滅多に芽生えません

「会社が先輩がなにも教えてくれない」と言う人がいますが、本来好きな仕事であれば 人はコーチなし 研修なしでも努力して伸びていきます

企業にいると冷や飯を食わされることもあります 成功する人は冷や飯を上手に食べます 一時の不遇も仕事が好きなら乗り切れます

毎朝よし、朝だ!」というのもあ~ 朝かというのも その人の考え方次第ではないでしょうか

 

本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました

副業が当たり前の世の中になる

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日本はすでに貧しい

 副業が活発化しています

コロナで在宅ワークや自粛生活が増え 「残業代が大幅に減り、その穴埋めしなきゃ!」という人も多いのではないでしょうか

中には月100万稼ぐツワモノもいるそうです

ヤフーなどでも副業支援始めます 確かにじっと引きこもってるのなら副業は有効な行動だと思います

私の会社では人事部に届ければ副業は認めていますが「家が商売をしていてその手伝い」のようなものしか認めていないのが現実です

副業は人事部の立場からするとNOです 業務に何らかの支障をきたす恐れがあるからです

個人としては、これからは複数の収入減をもつべきだと思います

矛盾をした意見ですみません

 日本はインフラも整い、治安もよく、原語も1つで住みやすい国だと思いますが、同じ会社の不動産部門の社員の話ではすでに貧しい国だそうです いろいろな数字も見せてもらいました

世界第3位の経済大国でしょ! といいますが、人口が多いんです 一人当たりの収入は少しずつ減り続けています

ただ、米国株を中心に株価は伸び続けたので 投資をしている方は大きく財を伸ばしたと思います

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 二君に仕える時代

 日本人の気質として二君に仕えるのは美しくないという考えがあるようですが、これは変わってくるでしょう

二君だろうが、三君、四君どんどん多くの収入減を確保すべきです

日本経済が大河から小川になっていくなら、水源確保で別の川や湧き水、井戸水など多くの水源=財源をもつことが重要です

少子高齢化 終身雇用終焉 低成長経済 人口減少 テクノロジーの進歩 から今までの働き方を見直すべきです

これからは 複数の財源をもつ働き方 と お金の知識 は非常に重要なテーマになってきます

収入減が少子化や経済の低迷につながるのであれば、収入増は左記の2つのネガティブな現象を緩和します 経済の70%は消費です

お金の知識に連動して投資の実行も重要です

そもそもお金持ちになるのであれば 経営者になるか投資家になるかしかありません 従業員では超大手企業の役員になるしかありませんが、なるまでに時間も費やしますし、ストレスもかなりのものです

たとえ1万円でも財源は確保すべき だと思います またそれが起業につながるかもしれません ようは行動するか否かの問題です

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 成金とは成功してお金のある人

 人は現実と精神の2つの軸をもっています

精神の豊かさは、愛情 教養 品格などなどたくさんありますが、現実の豊かさは 健康とお金です

人は現実と精神の2つの豊かさを求めて生きています 

成金というと人はいいイメージに捉えませんが、成金とは成功して財を築いた人のことです やっかみを呼びやすい言葉ですが財を得ることは現実世界では重要なことです

チャールズ・チャップリンの言葉に

人生はどんなにつらくとも生きるに値する

その為には3つのことが必要だ

それは 勇気  希望  お金 

とあります 勇気と希望は精神の豊かさへ お金は現実の豊かさへつながります

アメリカの高校生が学ぶお金の知識」という本がありますが、我々日本人はお金の教育を受けていません

これから重要なのは お金の稼ぎ方 お金の増やし方 お金の守り方 なのかもしれません

 

本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました

子供たちに伝えたい働くということ

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100記事書き綴り想うこと

 いつもブログを支えていただきありがとうございます

昨年12月から始めお陰様で100記事は超えることが出来ました 最初はコロナウイルスによる100年に一度のパンデミックの時代にどう就職活動すればよいかアドバイスしていこう!」という目的で始めましたが、現在は働くとは」「キャリアを積むとは」「稼ぐとはという大きなカテゴリーになってきてしまいました

私の長女はもうすぐ大学4年生になります 長男も春から大学生です 次女は大学受験です

採用する 教育する という企業頭でなく 広いカテゴリーで「働くとは」を父親頭で考える そんなブログになってしまいました

影響を受けたのが父が娘に語る 美しく 深く 壮大で とんでもなくわかりやすい経済の話という本です

財務大臣の父が、十代の娘に向けて、シンプルで、心に響く言葉で経済の本質を語っている「経済×文明論」の本です 父親が娘に伝えたいことを書き綴った本 素晴らしい!

 自分が子供に伝えることができる言葉や思想は何だろうと考えました

私のキャリアの中で1番長いのは採用・教育より営業です

現役営業マン 支店長 営業企画 営業課長 営業部長 ・・・

競争社会を戦ってきましたが「営業職は稼げるが、子供に伝えたいことはない」が実感です

採用・教育・研修は 企業選び 職業選択 人財育成 キャリアデザイン 組織の中での生き方 テクノロジーの進化と仕事の変化 お金の稼ぎ方 従業員以外の生き方 これからの日本の変化・・・様々なテーマが懸案事項であります

 学生である期間が終わり、その後の社会人としての人生をどう生きるか・・・をテーマとさせていただきました

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 ブログは広く後世に残る

 ブログと言うのは素晴らしく、自分がこの世を去ってもずっと残ります

父親は何を考え 何に悩み どのような考えをもっていたのかずっと残り、子供が40代・50代になっても観ることができます

そんなつもりで書き綴っています

これからの日本を支える若者にも伝えたいし ずっと闘ってきたミドルにも伝えたい シニアとして生きがいと仕事を両立しようとしている人にも伝えたい という想いがあります

人は変化し続ける時代の中で、ずっと自分の足で歩み続けています 人のブログを見るたびに その人がどう生き、どんな考え方をし、何に感動し、何を学習したのかがよくわかります

意味のない仕事はありません

 その仕事は意味がないという考え方があるだけです

福島正信さんの言葉ですが、仕事は人それぞれで、生き方も人それぞれです

今の小学生が社会に出るころには68%は今存在しない仕事に就くと言われています

親が子供の職業進路まで口を出すのは無理があります

伝えるのは 仕事に対する考え方 お金に関する考え方 社会に関する考え方 「私はこう考えている」だけではないでしょうか

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 それが誠の言葉なら風化しない

 苦しいこともあるだろう

 言いたいこともあるだろう

 不満なこともあるだろう

 腹の立つこともあるだろう

 泣きたいこともあるだろう

 これらをじっとこらえてゆくのが

 男の修行である

連合艦隊司令長官 山本五十六の言葉です

どんな未来になっても、仕事に苦労や悩み、苦労や失望はついて回ると思います

社会に出れば自分の足で歩いて行かなければなりません

自分の書き綴ったことが「誠」でなければ時間と共に風化していくでしょう

苦労も多い中で 仕事を好きになる 人を好きになる 日本を好きになる そういう人たちが増えていく社会を心より願っております

 

本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました

 

群れから外れるのは思うより怖くない

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見放され出した日本の組織

新卒入社を中心に キャリアカウンセリングを任されています

私が採用から行ってきたメンバーばかりなので最近はかなり腹を割ったカウンセリングになり「今の会社に残ってステップアップしていきたい」という若手は半分以下です

起業の相談も乗ってくれる企業内キャリアコンサルタントは私くらいかもしれません(笑)

「将来は自分の店(会社)をもちたい」

「日本は危うい 海外で働きたい」

中には

FIRE=早期リタイアしたい」もあります

もともと私が来てから将来独立したい者も積極的に採用する その方がいい人材が採れるという考えから会社説明会でも打ち出してました

終身雇用は終わったとはいえ、こんなにも骨をうずめる人間が少ないのかと驚かされます 残る人間は「先のことは考えてない」が本音です

終身雇用崩壊に戸惑っているのは昭和生まれぐらいで、バブル経済崩壊以降生まれた世代はライフスタイルは変化し続けるを心得ています

そもそも企業組織に魅力を感じていません もちろん先輩も 学べる人 相談しやすい人 近寄りがたいが能力がある人 とちゃんと敬意を表してます

ただこの環境は長くは続かないと理解しているのです

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距離感が変化している 

 人と人との距離感の置き方が変化してきています

クールになったのではありません 煩わしい人間には距離を置く 害となる人間とは極力関わらない 親睦を深める・一致団結は必要ならしっかりするが意味ないと判断したらうわべだけに徹する

これでいいと思います

出来るだけ社内の付き合いを削って自分の時間を大切にする

新しいライフスタイルの価値観だと思います 「俺の若手時代は・・・」など毛頭言う気はありません 時代も環境も変わりましたから

日本ではお金に関する教育がありません いかなる優秀な大学の経営学部でも「お金持ちになる方法」は教えてくれません

彼らはお金に対する知識を独学で学んでます

「銀行・証券・保険は窓口に行ってはいけない」「人件費のかかってないネットが一番」

「親切に説明されたから・・・」で盲目に保険や証券に無駄なお金を払ってる古い世代を冷ややかな目で観ています

FIREするなら給料の60%をつぎ込まないと」「若くして始めた方が複利の力を最大限利用できる」 我々の世代にはなかった会話です

会社にしがみつかない生き方を目指す

上の世代の人生を観ていて若者が出した結論はこれだけかもしれません

その為には、切り詰めるべきところは徹底して切り詰める ブランド品は無駄 車は走ればいい 販売員が熱心に進めるものは利益率の高い物・・・

これが低成長時代を生きていく人間の進化だと見えてしまいます

群れから外れるのに怖がっていたのが旧世代なら 群れから外れて生きていく方法を試行錯誤して考えているのが新世代です

多くの「群れから外れた成功者がいます」 「群れから外れるのは怖くない!」とわかり始めてます

その為に お金を稼ぐ スキルを身につける 社会学習をする は怠ってはいないので取り立て後ろ指をさされるおぼえはないでしょう

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 いつの時代も人は幸福を追求するもの

 「矛盾は不幸の始まり」と言います

「おかしい」「間違ってるのでは」と疑問を持つものに従っていると「真」「誠」を追求し始めます

人は信念と共に若く 疑惑と共に老いる

人は自信と共に若く 恐怖と共に老いる

希望ある限り若く  失望と共に老い朽ちる

サムエル・ウルマンの言葉ですが「真」「誠」の言葉は時代・環境が変わっても風化しません

どの時代を生きた人も、その時代に最適な自分の幸福を考えながら生きていたはずです

経済が右肩上がりの高度成長期であれば企業の望むとおりに身をゆだねて生きるのが最適であったでしょう  群れで生きるメリットが大いにあった時代と言えます

若い世代の生き方は「今の環境に適した自分の幸福」を考えた結果なのです 環境が違う世代の生き方を押し付けられれば当然矛盾を感じます

人は見たくないものは見ない 聞きたくないものは聞かない 習性があります

どの世代も環境変化を真摯に受け止め 自分自身の幸福を追求してほしいと思います

 

本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました

やりたいこと できること 求められてること

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キャリアアンカー3つの構成要素

 以前、シャインの理論であるキャリアアンカーをご説明させていただきました

 そのキャリアアンカーには3つの構成要素があります

才能・能力⇒自分にできること

動機・欲求⇒自分がやりたいこと

価値・態度⇒自分がやるべきこと

 才能は さまざまな仕事体験の成功例などにより自覚されていきます 「意外に手先が器用だ」「PCの呑み込みが人より早い」「接客技術が高いと評価された」などです

欲求は 現実の場面での自己診断や他者からの評価により自覚されていきます やってみての好き嫌いや、褒められたことなどです

価値は 自分の考え方と働く集団・組織、仕事関係の規範・価値とが衝突した経験により自覚されていきます

この3つの要素が統合された自己概念により、キャリアアンカーは組織化されます

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 3つの要素を起業に置き換えたら

 この3要素を企業に置き換えて見ましょう

できること

やりたいこと

求められていること

になります

起業ともなれば「やりたいこと」がスタートの原動力になるでしょう

そこに「できること」で考えることになります

宇宙旅行の会社を作りたい!」といってもその知識・能力・資金調達力がなければ実現が難しくなります 想いだけではできません

また「世間で求められてること」も重要で、需要がないことをいくらやっても売り上げが上がりません

日本では従業員になることしか教えられませんが就職か 起業か」は今後重要なテーマになってくると観ています

生き方も「アリかキリギリスか」になると思います 実際のアリとキリギリスの話は「アリが正しくて、キリギリスはだめ」という話ではないのです

終身雇用は終わり、社会構造がテクノロジーの変化で変わってくるのであれば 新しいビジネスモデルがどんどん生まれる環境がこれからの日本には求められます

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 常に自分の棚卸を

 私たちは何か大きな壁に当たると、自分の能力、過去の行い、自分の本当の心を分析してみたりします

論語

曾子(そうし)曰く(いわく) 吾(われ)日に吾が身を三省す

人の為に謀(はか)りて忠ならざるか

朋友(ほうゆう)と交わりて信ならざるか

習わざるを傳(つた)えしかと

私は日に何度も自分の行ったことを反省している

人の為に世話をしながら真心が足りなくなかったか

友人との付き合いに信義に掛けたことはなかったか

先生から教わったことでまだ自分のものになり切っていないものを、口先だけで人に受け売りしてはいなかったかと

という1日に三省すという名言があります

反省 振り返り 自己分析 をして自分を見つめ直す癖がぶれない人生を送ることにつながるのではないでしょうか・・・

組織に属し従業員として生きるにも、起業するにも 日々自分を振り返り、ぶれをなくす習慣は大切だと思います

 

本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました