共感能力が未熟
若いうちは暗記力などの学習能力は高いですが、共感能力が未熟で人の気持ちに対する理解力が脆弱です
子供でも人の気持ちがよくわかる子供もいますが、いじめ問題のように「人の心の痛み」より「楽しさや快感」の方が勝ってしまいます
昔の先生は問答無用に生徒を押さえつけることができましたが「今の先生はそんなことできない」ということも子供たちは知っています
特に男子は共感力が未熟なまま身体は大人並みになってきますから中高生辺りは非常に危険な時期といえますので、個人的には日本の少年法はぬるすぎると思います
年齢を重ねると共感力が磨かれてきますので、人の気持ちがよくわかるようになります
「親はまだ若いのでつい子供の気持ちも考えず強くあたってしまう」
「祖父母は気持ちがよくわかるようになっているので孫にも温かい言葉で接することができる」
よく見る光景です
年齢を重ねるごとに共感力=人の気持ちの理解を磨かなければならず、発言にも責任を持たなければなりません
恥ずかしい話、最近「自分はこの辺が未熟だ!」と思う場面が多々ありました
共感力があるから年長者は尊敬される
今日、同期と昼食で話していてのことですが、引きこもりは子供や若者だけでなく、50代が増えてるようです
「80・50問題」=80代の年金暮らしの両親が50代の子供の面倒をみているというものらしいです
FIREではなく、まったく社会復帰の気力が失せたX世代が多いようです
言われてみると「年金を60歳からもらうにはどうしたらいいですか?」と聞かれることが多いです
・終身雇用と年功序列の終焉
・役職定年
・リスキリング社会
・謎の体調不良
・両親の介護
など、まだまだ心を病む問題が多いのが40代後半から50代ではないでしょうか?
私は立場上、様々なキャリアの変化に対する講義やセミナーに行かせてもらっていたので、このような社会変化には早いうちから免疫がありましたが「リスキニングが重要だ!」「役職定年です」など突然言われた方は「大きな客船降りてボートを漕げ」のようなものです
言われた方は愕然としていて「もう辞めようかな・・・」と脳裏によぎるようで「配慮無い発言が多かった」と反省しております
やはり年齢を重ねたら「人の心に対する理解力」「自分の発言に責任を持つ」は重要で、それができているからこそ若い世代が敬意をはらうのだと思います
その発言は心で考えているのか ?
「老人は集団自決しろ!」「切腹しろ!」と述べた世間で言うエリートの方がいました
「集団自決」をどうゆうものか知っているのでしょうか?
日本では太平洋戦争の沖縄戦で、米軍に追い詰められ、多くの日本人が集団自決しました
まず親は我が子の首を絞めて殺します
これ以上の辛い行動はこの世にありません
次に違う兄弟を・・・
そして自分が自決します
近代日本で最も黒歴史の一つです
「切腹」は武士の時代が終わっても行われました
日露戦争で二百三高地を陥落させた乃木将軍は英雄ですが「多くの将兵が亡くなり、残された家族が悲しみ、自分の二人の息子も命を落としてしまった」という自責の念から夫婦で自決しています
腹を切っても人は簡単には死なず、長時間地獄の苦しみを味わいます
それなのに切腹という行動を選んだのは「多くの将兵が業火に焼かれ、家族を残して死んでいく無念と苦しみを味わって死ぬべきだから」ということだと思います
集団自決も切腹も涼しい顔して口にできるものではありません
人のことを言えたものではないですが「人の心がわからない」「自分の発言に責任が持てない」というのはいい歳の取り方ではないと思います
「古い時代の人間だからこそ言うことに趣がある」と若い世代には見られるように努力せねばならないとつくづく考えさせられました
本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました