人事からみた採用とキャリアアップの実情

長年の採用・教育経験から新卒就活、転職、シニア転職、キャリアアップを企業側からの目線で情報発信していきます 

静止摩擦が最大摩擦

わかっていても始めるまでに時間がかかる

岸田首相が「令和版所得倍増計画」を打ち出しました

成長させて分配・・・「池田隼人内閣の時と状況が違うけど大丈夫?」と思いきや「皆さん投資をしましょう!」にすり替えてきました

「経済成長は諦めたの?」と思ってしまいます

ちなみに岸田首相は株式資産0です!1株も所有していません

「自分が成功例出してから人に勧めろよ!」と言いたくなります

2015年成人の16%しか株式投資をしていませんでしたが、現在は22%まで上がりました

先進国の中では際立って低いですが、貯金神話が長きにわたり支配していた日本では「お金は貯金」という意識の人はまだ多いです

お陰で銀行には多くのお金があります

ただ貸し出すところがないのです

投資をしない理由としては

「お金が減るのが怖い」・・リスクを嫌う日本人らしいです

「まず知識をもつことから」・・慎重な日本人らしいです

やろうと思ってるけど行動してない・・最も多いです

他にも「親の反対」「投資に回すお金が無い」など致し方ない理由もあります

ここ数年、投資に対しては書籍・ブログ・YouTubeなどたくさんの情報が発信されているので日本人のマネーリテラシーは確実に上がりつつあります

投資に限らずそれいいな俺もやろう!』と考えてから実行する人は非常に少ないそうです

わかる ⇒ 実行するまでには大きな壁があるようです

やり始めればパワーが出てくる 

不動産投資仲間でたまに六本木で集まります

サークルの中心人物K氏の言うには「うんいいな!俺も不動産投資やろう」と理解して、やる気になっても行動に移す人は4%と言います

「そんなことやらない」でなく「やろう」という人の4%です

いざ動き始めると障害ばかりです

不動産屋に行っても新参者にいい物件情報はくれません

顔をつないでなんとか物件紹介されても、今度は銀行が「貴方に〇千万も融資できません」とS銀行事件以降は結構断られます

不動産屋周りで門前払いされ続け、銀行融資で多くの金融機関を回り「嫌にならないか?」と思いますが動き出した人はパワフルなのです

私が新入社員の頃、北関東配属の同期だけで20人以上いましたが、上長曰く「頭のいい奴よりすぐに行動に移す奴を警戒しろ!」と言います

「新入社員だから結果も出ず失敗続きだが、痛い目に合いながら学習していくどこかでいきなり実績が伸びるぞ!」と忠告を受けます

北関東だけでなく東日本の同期の中でNO1になったのは「失敗日本一」と言われたF君

失敗日本一ではなく行動量日本一と言えます

やる前にあれこれ考えていても、行動に移すと多少の障害にはめげません

静止状態が一番摩擦が強い 

高校の物理で習った静止摩擦を覚えていますでしょうか?

物理はちんぷんかんぷんな文系の私でも静止摩擦は最大摩擦なんとなく覚えています

止まっている状態から動かすのが一番力がいる・・・

これは人の心も同じようです

よくフットワークの軽い人間を評価するマネジメント職の方がいます

行動しなければ現実は変化しないということに比重を置いているから、すぐに行動する人を評価しているのです

『じっくり考えてから行動する人』『計画が緻密な人』を評価する人もいますので、人それぞれですが、人は行動を始めるとすべての機能が動き出すようです

じっくり考えることか、即行動か・・・

やってダメだった後悔はどんどん小さくなるが、やらなかった後悔は時間と共にどんどん大きくなるというので、後悔のない人生の為には行動が大事だと思います

 

本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました