人事からみた採用とキャリアアップの実情

長年の採用・教育経験から新卒就活、転職、シニア転職、キャリアアップを企業側からの目線で情報発信していきます 

社会人長生きの秘訣

戦国武将に学ぶ長生きの秘訣

約100年続いた戦国時代の戦いの日々の中でも長寿の戦国武将はいます

石田重家 100歳

国司元相 100歳

平賀元相 98歳

上条政繁 98歳

大島光義 97歳

木幡高清 96歳

小梁川宗朝 96歳

三好政勝 96歳

中条藤資 96歳

北条長綱 96歳

竹内久勝 96歳

思いのほか多すぎて95歳以下は省略します

現代ほどの医学もなく「人生50年・・・」と言われていた時代でも100歳近くまで生きていた武将は多いのです

そのほとんどが病気もせず、亡くなるまで元気だったようです

共通点はとにかく戦わないことだそうです

とはいえ戦乱の世の中・・・よほど知略に優れていたのでは?と思いますが、そうでもないようです

「人質を出せ!」と言われれば、言われるがままに子供・嫁・親・兄弟を差し出します

「武士の誇りはないのか?」

「そんな弱腰で乱世を生きられるか」

などの言葉にこの人達は耳を貸さなかったのも特徴です

組織の長寿者を観てみよう 

最初に入社した会社が最も競争社会だったので、振り返ってみてみます

出世した人間の共通点は

・競争に強い

・ハードワーク

・組織に忠実

・強烈な目的に対する執念

・難関校出身者が多い

ほとんどが意識高い系です

ただ、無事に定年を迎えたのかというとそうでもありません

ハードワークで身体を壊した

ハードワークでメンタル壊した

ハードワークで家族の崩壊

目的意識過剰でコンプライアンス違反

上司との衝突で失脚

など最後まで勝ち続ける人は少ないようです

テレビドラマに見るような「責任を部下に押し付けて・・」は見当たらず部下想い』『自分で考え責任も取る人がほとんどです

高い意識を持ちとことん戦い続け、どこかで挫折する・・・

私も入社23年目辺りがそうでした・・・万策尽きてもうやりようがない・・・と追い詰められていたように思います

組織で平和に長生きの人を見てみると、これとは逆の生き方をしています

『極力戦場には出向かない』人が多いです

『プライド』『努力に価値を置く』『やり遂げようとする執念』だとわかってるかのような振る舞いです

自然に即した生き方が長生きの秘訣 

人間の身体は炎症により老化・病気を引き起こすそうです

ハードワークや過度の飲酒・喫煙もそうですが、もっとも炎症を起こしやすいのが仕事のストレス』『人間関係のストレスだそうです

ちょっとばかり調子のいい時に、もっとも精鋭ばかりの営業部に行けて喜んでいると、子会社の専務に「短命街道まっしぐらだね!身体と心を壊したらおしまいだよ」と言われたことがあります

無為自然派』は『意識高い系』の末路を良く知っています

『太く短く』か『細く長く』かは哲学的な問題ですが、労働期間が長くなっているご時世ではいかに平和に長く生きるかが重要なポイントのように思えます

 

本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました