人事からみた採用とキャリアアップの実情

長年の採用・教育経験から新卒就活、転職、シニア転職、キャリアアップを企業側からの目線で情報発信していきます 

一極二元論で社会を観る

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人は陽転を目指して行動する

 「お金のない悲劇 お金のありすぎる悲劇」

たまに聞きます 遺産相続で兄弟の争いが激化した 「あんなに仲の良い兄弟だったのに・・・」お金がありすぎたばかりで悲劇が起こったなどの例は多いのかもしれません

一極二元論・・・一つの極は陰と陽の二方向に進む

老子道教自然哲学から来ている言葉です

 人類の歴史は 飢え 病気 と戦ってきました

90年前は日本の平均寿命は43歳前後です

社会構造を改革し飢えはなくなり 医学が進歩し多くの病気を治せるようになり 人生100年時代など言われるくらいになりました

飢えや病気のない世界を目指す=陽転 は

長寿社会で年金・医療費・老後資金など様々な問題=陰転 を生みます

一つの極は 陰陽二方向に必ず進むのです

こんなところから「歴史は繰り返す」「歴史に学べ」と言われるのかもしれません

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陽が極まれば陰となる 

 人類は問題をクリアするため必ず陽方向に進みます

陽方向に進むのと同じだけ陰方向にも進み始めるということです

豊かな食文化を築けば「肥満が増えた ダイエットだ!」「栄養過多による病気」など新しい問題が起きます

冷暖房完備は赤ん坊の時に備えるべき「極寒と酷暑への耐久性」を弱くし、動物的耐久力の弱い若者が増え 就職してもすぐ辞めたりすると言われてます

交通機関の発展は足腰を弱くし

パソコンの普及は漢字を忘れ 字の下手な人が増え

SNSの普及はいびつな攻撃的コミュニケーションを生み

スマホは若者の人との直接的コミニュケーション能力を奪い 老眼まで問題になります

人は陽転陰転を繰り返していきます

人間の行動は「苦痛から逃れる」という問題解決行動 と

「こうするともっと良くなる」という 快楽追及行動 の2つが主ですから 当然陽転に向かい突き進むのは自然の摂理です

「こんなことになるなんて 誰が予想できただろうか!」がいつの時代も締めくくりの言葉です

道教の自然哲学では

が極まればとなる

が極まればとなる

良い時代は長く続かない が 悪い時代も長く続かない と説いています

日本でも過ぎたるは猶及ばざるが如しという言葉がありますが中庸を保つという老子思想はこんなところから来ているのだと思います

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 変化には変化

 人類は様々な知識を蓄積していますので 問題解決も加速度的に早くなってきました

陽転に向けて変化を続けるのが人類です

変化しないものはありません あるとすれば「すべての物は変化する」という法則くらいです

万物流転」「諸行無常変化は時間が流れる限り続きます

その中で生きるには変化には変化という自覚ではないでしょうか・・・

目の前でも 子供はどんどん成長し ヒヨコだった新入社員が立派になり 社会インフラはどんどん整備され 新しい店がオープンして景色が変わっていきます

「柔軟に対応する」は まず頭を柔らかくしなければなりません 

フレキシブルに スポンジのように変化をやんわりと受け止め その反発力を上手く利用すればよいのではないでしょうか

 

本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました